MVNO、いわゆる格安SIMもいろいろ出揃ってきました。以前はなかったau系もmineoやiijmioなどで、まだまだ社数は少ないですが使えるようになってきました。UQ mobileもauのMVNOではありますが、auブランドを供給しているKDDIの子会社なので、実質的にはMVNOというよりauのサブブランド的なものです。
とにかく世間はMVNO花盛りで、気になるのは速度ですよね。MVNO=遅いというイメージがあるでしょう。実際、遅いMVNOもあります。
そういうときにはGoogle先生、ってのは誰も考えること。
しかし、世のMVNOにはスピードテストの通信だけ速度を早くするスピードテストブーストなる技を使っているMVNOがあるようです。そこに着目して、できるだけ体感に近い速度で評価しようという良心的なサイトがあります。
格安スマホ回線研究所
継続的・定期的に計測結果を出してくれているので大変参考になります。MVNOを考えている方は熟読を強く推奨します。
安さだけに目がくらんでMVNOを選んだけど結局キャリアに戻る人は少なからず居るようです。
覚えておくべきは次のこと。注意点と良いところ。
- 大手キャリアと同等の速度・安定性・利便性を、半額とかの格安で提供できるMVNOは存在し得ない(経営が成り立たない)
- 価格が安い以上、必ずどこかにしわ寄せが来ている
- 速度評価が高いわりには、一見安く見えるプランを提供してるところ (Y! mobileやUQ mobileなど)で、大手キャリアと同等の内容のプランに組み上げると価格は変わらないか、下手すれば大手キャリアより割高になる場合があること。
- MVNOには、大手キャリアにはない低速容量無制限モードがある場合があり、radikoやストリーミング音楽(Amazon musicとか)を心置きなく利用できるので、上手く使えば大手ではできないデータ容量なんてきにしないもん!的使い方ができる。ただし、iijmioには低速側で3日間366MBの上限がありますので注意が必要です。mineoのほうは低速側では特段の制限はありませんのでradiko聞き流しには好都合です。
世の中に、10,000円で売っているものと、完全に同じクォリティ・サービスレベルで、価格半分なんてのは存在しえません。もし、存在するとしたら、10,000円が超ボッタクなだけです。既に価格競争・サービス競争もネタが付きてきているモバイル通信では、もう、ボッタクリなんて存在しえません。企業努力で9,000円ってのはあるでしょうけど、半額は無理。
それに、格安SIMは同等条件にすれば価格差はほとんど出てきません。
個人的・経験的にオススメは、
- mineo
- iijmio
です。どちらもユーザーの声を重視しユーザーに寄り添ったサービスを提供しており、決して天狗になっていません。なおかつ、母体が通信事業やインフラ事業の経験が長くしっかりしているので信頼できます。どちらも利用経験があります、。今は主回線はauですが、それ以外のスマホやタブレットはmineo Dを使っており特に不満はありません。
それ以外では、上記サイトでも紹介されているY! mobileとUQ mobileがありそうです。こちらは使用経験はありませんが、同サイトでの速度評価は大手キャリアに近いものがあり、速度的な不満はなさそうです。
ただし、内容を大手キャリアのそれとほぼ同じものにすると、月額支払いはやはりほぼ同じになってしまいます。下手すればインフラとのセット割引の有無などで大手キャリアのほうが安かったりしますからご注意です。両方で試算してみましたが、びっくりして検討するのをやめました。
少しでも安くしたいスマホ通信料金。自分が妥協できるのはどこか?通話料金なのか、データ使用量なのか、そこを見極めて判断すれば、必ず安くなります。どれも妥協できないなら諦めて大手キャリアを使い続けるか、スマホそのものをやめてガラホとかにしたほうが良い。