数万円のヘッドホンを清水の舞台から飛び降りるつもりで購入して、何度も試聴したにもかかわらず使ってみたらいまいち、なんてときほど悲しいものはないですね。
その点、2,000円とか3,000円クラスなら、まあ外しても仕方ないと諦めも付きますが、当たると嬉しいものです。って、宝くじかよ。
表題のヘッドホン、Amazonで購入しました。
でも、Amazonのレビュー評価は結構高いですね。それを半分ほど信じて買ってみました。
価格の割に立派な箱です。
なんと、なんと、ケースに入っています。右側の白い袋には交換用ケーブルが入っています。そうなんです、C45はリケーブル可能です。標準ではiPhone対応のリモコンケーブルが入っていて、さらにリモコン無しのケーブルが右側の白い袋に入っています。
立派なものです。これ、どうみても2,999円のヘッドホンには見えません。数千円でもこんなケースには入っていません。
全体はこんな感じ。
イヤーパッド部分を拡大。オンイヤータイプですのでイヤーパッドのクッションが気になりますね。
結構厚手に見えます。
イヤーパッドを指で押さえると厚みがわかりますね。ソフトですがしっかりしたクッションのイヤーパッドで肌触りも良いです。
装着してみると、価格からは想像できない心地よい装着感。オンイヤーですが耳たぶを優しくしかししっかりと外界から隔離してくれます。
これ、2,999円だといっても多分誰も信じてくれないでしょう。ハウジングも金属製で質感もあります。正直言って、BOSEのQuietComfort 35のハウジングのほうが遥かに安っぽいく見えます。あれって、BOSEロゴがなかったら多分数千円にしか見えないもの。
ケーブルは取り外し可能。ってことは理屈上はリケーブル可能です。
しかし、ヘッドホン側は2.5Φ3極なのです。すなわち、2.5Φ⇔3.5Φのステレオケーブルが必要です。こういうヘッドフォンリケーブルがあるのかどうか知りませんが、最悪は2.5Φ⇔3.5Φのアダプタを使うことになります。
肝心の音。ここは感じ方が百人百様であり、さらにファーストインプレッションなのをあらかじめお断りしておきます。
その前提でいうなら、低音がよく聞いていますが、高音もちゃんと伸びていてバランスが取れています。少しドンシャリ系かもしれませんが、私の好みに合っています。音の粒立ちというか解像度というか、そこはさすがに高級機とは違うのは当然。しかし、2,999円でこのつくり、この音なら十分元は取れてお釣りがたっぷりきます。
ひとつ持っていても損はないヘッドホンです。