ゲーミングPCとやらを買ってみた
変なPCを買いました。普通にビジネス用途で会社では買えないようなPCです。いわゆるゲーミングPCというやつです。昔、HALF-LIFEとか喜んでやっていた時期がありましたが、今ではすっかりやらなくなりました。別に嫌いになったわけではありませんが、ゲームにはまるとハードウェアでどんどんハイスペックなものが欲しくなるのですよね、結構金がかかります。
ゲームをしないのに、ゲーミングPCというのもアレですけど、まあ、一つくらいそういう変な奴があってもよかろうと。
PCの仕様
最初はDELL Inspironのゲーミングを考えたのですが、探してみるとLENOVOでお買い得なのがありました。
- LENOVO LEGION Y520
- Intel Core i7 7700HQ
- NVIDIA GeForce GTX 1500Ti
- 16GBメモリ
- 256GB SSD (Cドライブ)
- 1TB HDD (Dドライブ)
- 英語キーボード
- Windows 10 Home 英語版
お安い理由は英語キーボードで英語OSなこと。グローバルスタンダードなので文字通り世界標準仕様として製造できるので量産効果で原価が下がります。
私自身は仕事で長い間WORKSTATIONを使ってきた時期があって、英語キーボードはすっかり身について体が覚えていますので全く問題なし。
Windows 10の英語というのも、むかーしのWindowsではないので、Language Packをダウンロードしたり、若干設定を変更するだけで普通に日本語表示・日本語入力ができます。
別にむつかしい作業ではありません。
日本語表示するための手順がドキュメントやサイトに公開されています。とはいえ、本当にWindowsなんかさっぱりわからん、PCなんかさっぱり、という方はやめたほうが良いです。
ちなみに、日本語入力はMicrosoftIMEではなくGoogle日本語入力を使います。これは「きょう」とか「あす」と入れて変換すると何種類かのフォーマットで年月日に変換できるんですよね。日記に便利なんです。ちなみに、iOSでもほぼ同じことができるようです。
外箱がボロい
さて、LENOVO、今は中華PCです。DELLなんかもそうですが、まず外箱の作りが雑なんですよね。
東芝とかPanasonicに比べると相当雑なんですな、これが。
LENOVOは初めて買いますが、DELLより雑な箱なのはびっくりです。質感なんざどうでもいい感じの触ってわかる低品質段ボール。Amazonの段ボールのほうがずっとまともな感じ。
写真でもわかる低コストな段ボール。
ん~、買ったぞ!という喜びがシオシオと消えてしまいそうなプアーな感じ。持つ喜びなんざ関係ない世界で生きているのか?と思います。
プアーな梱包から脱出させてようやく本体登場。
この微妙に長方形ではなく五角形なところがビジネスPCではないですな。梱包はぼろいですが筐体は普通です。
そりゃそうでしょう。
キートップは赤のREDバックライト付きでオンでは二段階に明るさが変えられます。
テンキー部がチョー変な奴
左側のキーは普通に英語キーですが、右側のテンキーが超変です。
ほれ、かなり変でしょう?
こちらはDELL Inspiron 15 5000のテンキー部分です。フルキーの右下にカーソルキーがあり、テンキーは電卓式になっていて四則演算キーが配置されています。
しかし、LEGION Y520は違います。ゲームに主力を置いているのでカーソルキーがやたらでかいです。
その分数字キーが2段上にずれているので、テンキーとしては超使いにくいです。さらに電卓式に小指でENTERを押そうとしても、そもそもテンキー部分にENTERがありません。
わかっていたとはいえ、相当なカルチャーショックですわ(笑)。
DCプラグもかなり変
さらにACアダプタも相当でかい(20V 6.75Aの135W)のですが、DCプラグがよくある円筒型ではなくUSBみたいな四角く平たいもの。
え?USBで充電するのか?
そんな訳はありません。端子部を除くとこんなになっています。こんなの初めて見ました。
これじゃ、汎用の小型ACアダプタを使おうなんてのが無理ですわな。
赤く光るキーボードは斬新
基本はタッチタイピングなのであまり関係ないですが、バックライト付きキーボードというのは普通は白です。私のMacBook Proも白です。ビジネスにつかうのは断じて白じゃないといけません(笑)。
それに比べて赤というのは斬新です。シャア専用っぽい感じでありますが、ならばボディも真っ赤にしてほしかったかも。赤、好きなんで、赤が選べたら絶対赤を買ったのに。
左側面
左側側面(ちょっと写真がぼけてすみません)。左側からセキュリティロック、DCIN(例の変な四角いやつ)、ネットワークのRJ45(最近のノートはスペース節約のために爪にあたる部分が可動式になっています、USB3.0、ヘッドセット、NOVOボタン(システム復元用)。
右側面
左端の小さい白い丸みたいなのがバッテリーインジケーター、USB TYPE-C、SDXCまで対応しているリーダー、USB3.0が二つ。そしてHDMI。
バッテリーインジケーターはよく手前とかキーボード奥とかにあるのですが、これは目につかないところにあります。
感想
さて、肝心の感想ですが、ノートPCとしてはそこそこパワーがある部類に入るし、CドライブがSSDですので体感で速いです。ハイブリッドドライブを使ったTOSHIBA dynabook AZ65/BWも持っていますが、体感でLY520のほうが若干早いです。英語キーで使い慣れていることもあり、タイピングはこちらのほうがしやすい感じ。
ちなみに、自分的に今手持ちのWindows機で一番タイプしやすいのは、先日購入したデタッチャブルのASUS TransBook T304UAです。薄いので多少たわみが感じますが、それが逆にいい感じだったりします。ただ、ぼこぼこと音が安っぽくなるのがT304UAの難点。
このY520のキーボードはいいです、非常に使いやすい。ただし、テンキーを除くと、という条件が付きますけど。
ヒンジ両側にスピーカーがあり、さすがにちゃんとしたPCスピーカーにはかないません。左右しっかりしているので映画を見ながらというのはいいですが、音もゲームチューニングなのか、中域ががっつりで低域はかなりプアーです。正直なところ、音はよろしくない。まあ、ヘッドホンを使ってくださいませ。
細かい点ではいろいろありますが、全体的には満足度は高いです。Office 2016をはじめとして普段使う程度のいソフトでは全くストレスはありませんし、再起動も速いです。SSDをCドライブに使ったPCは本当に起動が速いです。
お勧めできるのか?
英語キーに英語OSなんで誰にでもおすすめはできませんが、変なPCが好きでパワフルノートをお求めなら超お買い得です。