近年の傾向として、ボディソープ派>石鹸派のようなイメージがあります。
鉄のような丈夫な肌をお持ちの方(あるいは自分はそうだと信じている方)はどちらでも好きに使っていただいていいかもしれませんが、私のように敏感肌・乾燥肌それが故にアトピー持ちになったりしている人には意外に重要な問題です。
アトピーが出るまではどちらを使ってもあまり差を感じませんでした。世のほとんどの方はそうだと思います。
我が家は基本的には石鹸を使っています。
- コストパフォーマンスが良い
- 洗浄成分のぬるぬるがボディソープより簡単に落ちる気がする。
まあ、そんなところでした。
しかし、アトピーになってから、石鹸をやめ低刺激性を謳うセタフィル ・レストラダーム ・ボディウォッシュを使ってみました。レストラダーム のローション(保湿剤)のほうは、アトピーに欠かせないくらいのもので、多くの皮膚科専門医も推薦する品です。カナダ製でカナダのアトピー学会推薦品でもあります。しかし、ボディウォッシュのほうは…かかりつけ皮膚科専門医の方の評価も私同様に微妙。
洗った後のぬるぬるがいつまでも体に残りまして(潤った感とはは違うヌルヌル感)、風呂場の床にもぬるぬるが残り、あとちゃんと洗わないと結構嫌な感じになります。
もう一つ試して見たのはユースキンS。こちらも普通の肌であれば多分ノープロブレムでしょう。セタフィル ・レストラダーム ・ボディウォッシュほどのヌルつきはありません。
しかし、ここが重要なのですが、私だけかもしれませんが、どちらのボディソープも入浴後保湿剤を塗ってしばらくすると身体中が一時間ほどぴりぴりするのです。試しにボディウォッシュを使わないで湯だけで体を洗い保湿は同様にするとピリピリ感はほとんど感じない程度でしたので保湿剤の問題ではなさそうです。
そこで、石鹸(私の愛用は牛乳石鹸赤箱)にしてみました。想像以上に違いはありました。お湯だけで洗ったよりは多少ピリピリはしますが一時間も我慢しないといけないようなものではありません。まるで違いました。
ここまでが、自分の肌に限ってのある種のボディソープと石鹸の差です。
ここから先は聞きかじりなので伝聞表現です。ボディソープは弱酸性、石鹸は弱アルカリ性、肌は弱酸性。さてどうでしょうか?どうも、普通に考えると同じ弱酸性のほうが優しそうですが、実際には違うそうです。おなじ弱酸性なので中和されることなく、よほど丁寧に洗い流さないと洗浄成分が残るそうです。これがピリピリの原因なのかも?しれません。一方、石鹸は弱アルカリ性なので肌の弱酸性と中和されて洗浄力を失い洗い流しも相対的に簡単だそうであります。
もちろん、どちらをつかっても、直接石鹸やボディソープ液を体につけてあらったり、ナイロンタオルでごりごりこするのはだめです。たとえ鉄のような肌でもいつかは破綻します。
よく泡だてて、泡で優しく手のひらを使って洗う。シワの部分はよく伸ばしてシワと並行に優しくしっかりと洗う。人の肌はこすって綺麗にするのではなく、泡の力で優しく洗い落とすのです。
考えてみれば、若い頃は石鹸やボディソープをナイロンタオルにつけてろくに泡だてずにゴリゴリこすっていました。こうした乱暴な洗い方のツケが長年溜まって破綻したのかもしれません。
まだまだ自分の肌に優しくする戦いは続きますが、意外なのが体洗いのボディソープと石鹸の差なのでした。これからしばらく石鹸(牛乳石鹸)をつづけてみて変化があるか?
楽しみであります。