先日のシンガポールへの往復には、シンガポール航空のビジネスクラスを使ったので、シンガポールのチャンギ国際空港でもシンガポール航空のビジネスラウンジが使えました。「SilverKris Lounge」というラウンジのビジネスクラスラウンジです。
こちらのサイトでは写真が綺麗に撮れていてガラガラのようですが、私のフライトは01:20という深夜なのでThe Heavenで有料シャワー(45分)を浴びてからチェックインして汚れ物などすべてスーツケースに入れて預けて、身軽かつさっぱりしてラウンジに向かったのは20時前。
超絶混雑していたT3のSilverKris Lounge
Terminal 3のSilverKris Loungeは非常に席数が多く馬鹿でかいラウンジですが、それでも空席がぱらぱらとある程度でした。
私はコンセントのある席、かつ食事ができる程度のテーブルがある席を選んだわけです。身の回りの貴重品を入れたバッグは手放せないので、機内で着るカーディガンを席占有の印としてソファに置き食事をとりにいきました。
フルーツ以外は何がなんだかわりませんが、一枚目の写真の右側の皿の左側二つの鳥手羽が美味しかったですね。実際、なくなるのが早くてしょっちゅう補充していたようです。
しかし、全体的には料理はまずくはないけれど褒めるほどでもない、まあこんなもんかって感じでしたね。もう少し種類が欲しいかも、というのは欲張りすぎかな。
そして22時を回ると、もう全く席がない状態になり、見知らぬ外国人同士が相席をせざるを得ない状況です。3時間以上いるとさすがに座り疲れてくるし各種機器も充電できたので退散しました。対面2名がけの私の座っていたソファの向かい側空席にも、外国人のおじさんが「ここ、空いてる?」と聞いてくる状態でした。もちろん「空いてるよ」と答えましたが。
深夜便でここでゆっくり食事をしてシャワーを浴びて….なんて企んでいると、完璧に予定が狂うかもしれません。あの混雑だといつになったらシャワーの順番が回ってくるのか見当もつきません。シャワーだけでいうなら、ランドサイド(一般エリア)であればT3の端っこにThe Heavenという有料ラウンジがありますので、そこで45分間SG$18.80でシャワーを浴びることができます。エアーサイド(出国後)であれば、トランジットホテルの付属ラウンジみたいなのでシャワーだけをSG$20ほどでシャワーを使えるそうです。ただで済まそうとすると、予定が狂う可能性があります。午前中ならきっと空いていると思いますけど、夜はもう。そりゃみなさん搭乗前にすっきりしたいでしょうから。
Terminal 3のA15-A21エリアは穴場
超絶混雑してきたSilverKris Loungeの洗面所で歯磨きをし(歯ブラシはアメニティとしてありました)てから、混雑ラウンジを脱出。座り疲れたってのもあります。ショッピングゾーンをうろうろしてみましたが、特に目を引くものも無し。免税店とか全く興味ないので尚更です。
私のフライトはゲートA16だったので、まだ早いけどそこへ行ってみることに。
チャンギ国際空港は、出国審査の後保安検査がありません。各搭乗ゲート手前にあります。なので、ラウンジとかでぎりぎりまでのんびりしていると乗り遅れるという惨事も待ち受けることになりますのでご用心。このようにしている理由は行ってみてわかりましたが、荷物がスルーである限りは(一番いいのは同一航空会社での乗り継ぎ)入国せずに乗り継ぎが普通にできること。国際線搭乗時のセキュリティチェックは省略できないので、トランジットといえども例外ではないのですが、制限エリア内のゲートでそれを行うことで、到着客と出発客をごちゃまぜにすることが可能で、なおかつショッピングも楽しんでもらえるというわけです。さらにトランジットホテルまで用意するという周到さ。
閑話休題。Terminal 3の中央ゾーン上層階にあるSilverKris LoungeからA16ゲートまでは相当な距離があります。なので、電車が走ってます。SkyTrainといいますが、かつて成田空港第2ターミナルの本館とサテライトを結んでいたシャトルシステムみたいなものです。無人で勝手に動くやつ。
ここでびっくり。出発便と時刻の関係もありましょうが、ここまでくると人は劇的に少なくなり、SilverKris Loungeのあの混雑はなんじゃい?タダ飯・タダ酒(運賃に含まれているわけなのでただではない)ための混雑かと思うくらい。そりゃ、ここにはソファはありませんが、充電できるカウンターと椅子もあります。そして使っている人はほとんどいない状態。食事さえどこかですれば、ここのほうが静かなくらいですよ。
ラウンジが使えない(エコノミークラス利用でステイタスもない)場合などは、ショッピングゾーンを楽しんだ後、どこかで食事をしてゲート近くでのんびりしていた方がずっと落ち着きます。特に、A15-21のエリアはゲートが固まっているため、待機場所となるエリアも広大なので、時間帯にもよるでしょうが、のんびりできる可能性があります。
感想
話には聞いていましたが、時間帯によっては満員になるよ、というのを肌で感じました。規模がまるで違いますが、那覇空港の国内線ANA LOUNGEが満員時の人口密度で広大にした感じ、大げさに言うとそんな感じ。まして深夜なので陽の光もなく、なんとなく広大な穴蔵的なイメージが焼き付いてしまいました。昼便だと違うと思うのですけどね。そういう意味では、A15-21ゲート付近のほうが照明も明るくてなんだかほっとする感じがしたのは意外でした。