ブランド牛
三大和牛として知られている能登牛(のとうし)とは、神戸ビーフや松阪牛(まつさかうし)、近江牛(おうみぎゅう)ほどの知名度はありませんが、石川県内で生産されているブランド牛の一種です。
出荷頭数が多くないため、石川県外ではまだまだ知名度が低いのが実態で、デパートの北陸関係物産展で見かける程度かと思います。
神戸ビーフ
神戸ビーフの母集団ともいえる但馬牛(たじまうし)が年間出荷7,000頭程度だそうで、そのうちおよそ5,500頭が神戸ビーフとして認定されているそうです。(神戸肉流通推進協議会による)
いわずとしれたブランド牛で、神戸のレストランでも神戸ビーフと名前がつくとメニューが一桁高くなるんじゃないかってくらい高級肉で、そんなに高級なものを私が食べられるわけもなく….。
とにかくトップクラスのブランド牛
松阪牛(まつさかうし)
読み方は「まつさかぎゅう」でも良いそうですが、「まつざかうし」「まつざかぎゅう」と「さ」が濁るのは誤りだそうです。「松坂牛」も間違いなので漢字変換の際はお気をつけください。(松阪牛協議会による)
出荷頭数は年間およそ7,400頭で、うち特選松阪牛は約370頭だそうです。
近江牛(おうみぎゅう)
年間出荷頭数は約6,000頭。(「近江牛」生産・流通推進協議会による)
滋賀県内で最も長く肥育された黒毛和種の和牛です。一般には「おうみぎゅう」という呼び方が広く親しまれているらしい(近江牛専門店さかえやによる)のですが、生産者側は「おうみうし」とも呼ぶとか。ぶっちゃけどちらも間違いじゃないですが、通りがいいのは「おうみぎゅう」だのようです。
能登牛(のとうし)
石川県内で最も長く飼育され石川県が最終飼育された土地である黒毛和種の和牛のことです。
出荷頭数が少ないため、石川県外への流通はあまりないようで、デパートの北陸物産展などで見かけることが多いかと思います。出荷頭数はようやく年間1,000頭に達しました。
能登牛まつり
能登牛の年間出荷頭数が1,000頭に達したということで、2019年5月25日(土)に、金沢市内のしいのき迎賓館横のしいのき緑地で開催されたので行ってきました。
行ってきたのはまぎれもない事実ですが、実態はわざわざいったわけではなくて、23日に金沢入りしたときに偶然知った行った次第です。
ゆるきゃら登場
一番人気はてらおか風舎
この催事に行ったのは朝10時スタートの前でしたが、早くも列ができていたのが、てらおか風舎のブース。
てらおか風舎は能登の肉屋直営レストランで、能登牛をいただけるお店です。最近ではインターネット通販もしているようです。
頂いたのは「特上ランク・能登牛サーロインステーキ」(1,000円)です。
字面だけみるとでっかい肉が出てきそうですが、特上ランクですよ。明記はされなかったですがA5もしくはそれに近いものだそうで、大変お得だ!とのこと。
ちなみに、てらおか風舎・金沢店で能登牛サーロインステーキは100gで6,000円だそうで….。
先にも書きましたが、てらおか風車の行列は30度を超える暑さの中でお客さん独り占めの長さ。それだけ地元の方に人気のあるお店ということですね。
特上ランクサーロインステーキを食べてみた
これが1,000円也の特上ランクサーロインステーキ。ちゃんとてらおか風舎の料理人が調理しています。(当然)
見た目は大したことないので、正直なところ、「これで1,000円かよ!」と思ったのは事実です。
もやしとご飯が添えてあります。
感想
単純な言葉ですがこれ以外の表現が浮かびません。
「うまい!」
まあ、何がうまいかくらいは書きましょうか。
- 口の中で肉がとろけます
- さっぱりしているけれど、すごく濃厚な旨味
- 嫌な脂っぽさは微塵もありません、すべてが旨味
- 肉が胃に流れ込んだあと、いつまでも旨味が口の中を占領しています
正直なところ、こんな美味い肉を食べたことって近年ありません。
てらおか風舎で10,000円だせば、この特上ランク・能登牛サーロインステーキ200gがいただけます。
ちなみに、能登牛ステーキ三種盛ランチコース 5,000円
- コーンスープ or 本日のスープ
- ミニサラダ
- 能登牛ステーキ三種(サーロイン40g、ミスジ40g、モモ40g)
- ライス or パン
- デザート
確かに1,000円は安かった。
ディナーはお高いのでそうそう簡単にいただけませんが、機会があればぜひいただきたいものです。