国内線で国際線ビジネスクラスシート SKY SUITEに乗る方法を教えます

国内線で国際線ビジネスクラスシート SKY SUITEに乗る方法を教えます

本記事では、 国内線で国際線ビジネスクラスシートに乗る方法 を紹介します。

国内線で国際線ビジネスクラスシート SKY SUITEに乗る方法

まあ、そのものズバリのタイトルです。

嘘でも誇張でもありません。

実際に、以下に紹介する方法でJALのBoeing 787-8の国際線仕様機のフルフラットのビジネスクラスシート「JAL SKY SUITE」に座って移動することができます。

この記事ではそれについて簡単に説明します。機会があればぜひご利用くださいませ。短時間ですが非常に快適です。

何故そんなことができるのか?

JALやANAの機材(飛行機の機体)には国際線仕様と国内線仕様があります。

基本的に国際線仕様は国際線、国内線仕様は国内を飛ぶだけですが、航空会社の機材運用の事情等で国際線仕様の機材を国内運用する場合があります。

JALの場合、国際線にはエコノミー、プレミアムエコノミー、ビジネス、ファーストの最大4クラスがあり、国内線には普通席、クラスJ、ファーストの最大3クラスがあります。

ここまで書くとわかりますよね?

例えば、ビジネスクラスとエコノミークラスの2クラス仕様の機材を国内線運用した時に、エコノミーは普通席、ビジネスはクラスJを割り当てるわけです。

SKY SUITEは国際線仕様の777-300ER、787-9、787-8で導入されています。他にSKY SUITE IIやSKY SUITE III等々多種ありますが、この記事では情報入手が容易なSKY SUITEに絞ります。

STEP-1 JALのPDFの国内線時刻表で調べる

旅行代理店やJALカウンターに置いてあるJAL国内線時刻表やそのPDF版を見てみましょう。検索しますからPDF版のほうが簡単ですし入手もダウンロードするだけ。

使用機材のところで、788や789と書かれている便を検索します。確実なことはそれを元にJALのサイトで調べます。

Boeing 787ですから、主要空港間、それも国際線機材の国内線流用ですから、成田や関空、セントレアなどのメジャーな国際空港から発着しているはずです。羽田の可能性は少ないはずです。

2019年6月のPDF時刻表を調べてみました。

  • JL3087 成田(18:35)→セントレア
  • JL3082 セントレア(08:20)→成田
  • JL3004 大阪(08:00)→成田
  • JL3009 成田(18:25)→大阪

この4便が787-8の国内線運用です(2019年6月)。787-9の国内運用はありませんでした。

STEP-2 JALのWebサイトで確認する

では先の情報を元に調べましょう。

上記の4便を6月の適当な日付で検索してみます。

  • JL3087 → 「国際線仕様機材」と書かれています。
  • JL3082 → 「国際線仕様機材」と書かれています。
  • JL3004 → 「国際線仕様機材」と書かれています。
  • JL3009 → 「国際線仕様機材」と書かれています。

これで、ほぼ間違いなく国際線仕様のBoeing 787-8でSKY SUITEのある機材だとわかりました。

STEP-3 該当便でクラスJを予約/アップグレードする

あとは簡単です、上記4つの便のいずれかでクラスJで予約ないしは空席があれば当日空港でクラスJにアップグレードすれば、無事クラスJ料金で、国際線仕様のSKY SUITEに乗ることができます。なお、上記いずれの便も国内線ファーストクラス設定はありません。

といってもフライト時間は1時間少々しかありませんが….。

当然ですけれど国内線とは違う制約があります。

  • 機内サービスは国内線のクラスJに準じます。つまり飲み物だけのサービスです。機内食などはありません。
  • 国際線仕様ですので機内Wifiは利用できません。
  • 各席にモニターがついていますが映画などの機内娯楽番組や機内オーディオ番組は利用できません。
  • SKY SUITEで提供される「エアウィーヴ」のマットレスと枕の提供はありません。フルフラットにはなりますのでフルフラットにして眠るのは自由ですが寝過ぎないように。

それでも、狭い国内線仕様機の普通席に比べたら、もう天国と地獄です。



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実際に国内線で国際線SKY SUITEに乗ってみた

JL3087便に乗った

私が乗ったのは、JGC回数修行の一貫でJL3087便に乗った時です。別にSKY SUITEを狙ったわけではなく、空きがあったのでクラスJにアップグレードしたら、機材は787-8でSKY SUITEに座れたということでした。

機内紹介

国内線で国際線ビジネスクラスシートに乗る方法 通路側の席
通路側の席なので窓と自席との間にちょっとずれて席があります
国内線で国際線ビジネスクラスシートに乗る方法コンセント
ACコンセントは普通に使えます
国内線で国際線ビジネスクラスシートに乗る方法 足元
足元は広々
国内線で国際線ビジネスクラスシートに乗る方法 シート調整
シート調整も普通に使えます
国内線で国際線ビジネスクラスシートに乗る方法 リモコン
モニターが使えないのでリモコンは無意味
テーブル
テーブルを出してみました
飲み物
機内サービスは飲み物のみ
機内
8Hの席から機内を撮影
物入れ
座席横の小物入れ
クラスJのカバー
席にはクラスJの見慣れたカバーがかかっている

まとめ

国内線で国際線ビジネスクラスシートに乗る方法 の説明はいかがでしたか?

JALでは特定の便で国際線仕様のBoeing 787-8が使われる場合があり、その便を狙ってクラスJを取れば、本来はビジネスクラス JAL SKY SUITEの席に乗ることができます。もちろん機内サービスはクラスJ対応のみです。

  • JL3087 成田(18:35)→セントレア
  • JL3082 セントレア(08:20)→成田
  • JL3004 大阪(08:00)→成田
  • JL3009 成田(18:25)→大阪

いかがでしょうか?

機会があれば利用してみてください。成田が羽田に比べて圧倒的に遠い人には気の毒ですが、そうでなければ一度くらいは試す価値はあります。



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