JALではなくANAでしかできない飛び方が、羽田・札幌・那覇を結ぶ三角飛びというものがあります。ブログなどでもあまり実行した例を聞かないのですが、日帰り三角飛びというのを机上プランしてみました。2020年SFC修行をされる方、ご参考にどうぞ。
三角飛び
日本の国内線で唯一かつ最長路線がANAの那覇-札幌線です。
1日1往復で札幌から那覇への所要時間は4時間(逆方向は約3時間)なので、成田-グアムでも3時間30分〜3時間45分程度なのでグアムより遠いわけです。
2020年1月の時刻表を元にスケジュールを練ってみましょう。
スケジュールの原則は日帰りです。
出発 | 到着 | 所要時間 | |||
ANA995 | 羽田 | 09:15 | 那覇 | 12:15 | 3:00 |
ANA1694 | 那覇 | 13:30 | 札幌 | 16:35 | 3:05 |
ANA74 | 札幌 | 17:30 | 羽田 | 19:10 | 1:40 |
飛行時間合計 | 7:45 | ||||
羽田出発〜羽田到着までの所要時間 | 9:55 |
ANA74便だと乗り継ぎが55分しかないので、ちょっと新千歳の中をぶらつきたければ、ANA76(18:30→20:10)にする手もあります。
ちなみに、食事ですがANA995では朝食、ANA1694は残念ながら軽食、ANA74は夕食となります。
得られるPP
出発 | 到着 | PP(普通席) Super Value系 | PP(プレミアム) Super Value Premium系 | |
ANA995 | 羽田 | 那覇 | 1,476 | 2,860 |
ANA1694 | 那覇 | 札幌 | 2,095 | 3,892 |
ANA74 | 札幌 | 羽田 | 765 | 1,675 |
PP合計 | 4,336 | 8,427 |
全旅程プレミアムクラスを利用すれば、日帰り一撃で8,427PPを獲得できますので、6回これをやればプラチナ達成です。
とはいえ、さすがにこれを6回は辛そうですが….。
かかる費用
2020/3/4(水) の場合 | 出発 | 到着 | PP(普通席) Super Value系 | PP(プレミアム) Super Value Premium系 |
ANA995 | 羽田 | 那覇 | ¥20,410 | ¥38,310 |
ANA1694 | 那覇 | 札幌 | ¥24,190 | ¥41,490 (直ぐに売り切れる) |
ANA74 | 札幌 | 羽田 | ¥14,260 | ¥50,360 (SVP3のみ) |
合計費用 | ¥58,860 | ¥130,160 | ||
PP単価 | 13.57円/PP | 15.46円/PP |
このコース最大の難点は、那覇→札幌は日本で唯一1日1本だけANAが飛ばしているので人気があり、特にプレミアムクラスは修行僧の利用もあってか、常に満席状態のようです。よほど運が良くないと那覇→札幌のプレミアムクラスは取れないようです。
また、札幌→羽田が調べた範囲ではSuper Value Premium 28がなくてSuper Value Premium 3のみでした。
これがSuper Value Premium 28があるなら、推定26,000円程度になるはずなので、合計は105,800円となり、PP単価は12.55円/PPとなります。
日帰り一撃8,427PPは大変魅力的ではありますが、いかんせんPP単価が高いのと那覇→札幌のプレミアムクラスの予約が非常に取りにくいのも欠点です。
さりとて普通席で三角飛びだと4,336PPしか稼げずPP単価は13.57円/PPに止まります。
結局、修行視点ではメリットがない三角飛びですが、修行ではなくても一度は乗ってみたい誘惑にかられる路線です。
もっとも安上がりは成田-那覇
一方、日帰りで羽田-那覇をプレミアムクラスで往復すると、三角飛びを上回る5,720PPを得られて、PP単価は13.40円/PPです。
筆者が以前から言っているように(そして自分も実行したように成田発着の那覇便を使えば、こうなります。
出発 | 到着 | 運賃(プレミアム28) | |||
ANA2159 | 成田 | 18:20 | 那覇 | 21:30 | ¥28,270 |
ANA2158 | 那覇 | 11:50 | 成田 | 14:20 | ¥28,270 |
合計 | ¥56,540 |
運賃合計56,540円でPPは5,720PPとなり、PP単価は9.88円/PPでなんと10円を切ります。
その上、ANA2159では夕食、ANA2158では昼食がつきますので、那覇で安い朝食付きホテルを狙えばかなり安上がりでPPゲットできます。
少なくとも、羽田からの往復より2万円は安く、ホテル代を入れても安い時期なら1万円は浮くでしょう。
まとめ
羽田→那覇→札幌→羽田のANA三角飛びはプレミアムクラスを使えば、日帰りで8,427PP稼げるが、費用も13万円近くと高くPP単価は15円ほどになる。
三角飛びを普通席で行くくらいなら、成田⇔那覇を1泊で飛んだ方が稼げるPPは大きくて5,720PP、PP単価は9.88円/PPと10円を切る。このコースは筆者が2019年SFC修行で利用しており、おすすめである。
修行でなければ、一度くらいは三角飛びをしてみたいという誘惑に狩られる不思議な路線だ。