新型コロナウィルスの感染は今の所中国以外では新規感染者数の鈍化は見られません。そんななかで昨年のうちにJGC修業やSFC修業で予約しておいたフライトがあるけど、どうにも不安なので延期したいとか取りやめたいという方もチラホラいらっしゃるかもしれません。現時点において新型コロナウィルス感染拡大を理由にキャンセルした場合はどうなるのか、現時点(2月28日)の情報で解説します。3月1日4日朝時点の情報にUPDATEしました。(JALとANAの情報を改訂しました)
状況は時々刻々と変わっていますので、実際にキャンセルするかどうか迷ったら必ずご自分で航空会社・旅行会社に確認してください。当サイトでは一切の責任を負いかねます。
国内線について
JAL・ANAともに2月28日に情報が更新されまして、両社ともに2020年2月28日(金)~2020年3月12日19日(木)の搭乗分について、国内線全航空券の払い戻し、変更を受けてくれます。
ただし、窓口(特に電話)は相当混雑してつながらないと思いますので、Webで可能ならばWebでやるのが吉です。
ANA・JALともに、2020年2月28日(金)~2020年3月12日19日(木)の搭乗分について、国内線全航空券の払い戻し、変更可能。
国際線について
JALの場合
公式情報はこちら。
以下の条件に当てはまる「日本航空で発券された航空券番号131で始まる航空券」(航空券番号の頭3桁は航空会社を表し131はJALです)こについてのみ特別扱いがあります。
- 日本発着全便
- 2020年2月28日までに発券済みであること
- 搭乗が2020年2月28日〜2020年3月19日であること。
- 北京・上海(浦東)・上海(虹橋)・広州・大連・天津・香港・瀋陽・南京・杭州・煙台・青島・福州・厦門・深セン・武漢・重慶・西安・成都・昆明を発着するJAL運行便(中国東方航空・中国南方航空・厦門航空・上海航空・キャセイパシフィック・ドラゴン航空が運航するコードシェア便の発着空港を含みます)
- 2020年2月27日までに発券済みであること
- 搭乗が2020年1月24日〜2020年4月20日であること。ただし第1区間使用後であればこの期間以外でも可。
上記条件にあてはまれば…
- 取消手数料なしで払い戻し可能(JALで購入した実生航空券であれば出発前日23:59まではWebで払い戻し処理可能)
- 搭乗予定日を過ぎていても、旅行開始前であれば発券日から1年30日以内、旅行開始後であれば旅行開始日から1年30日以内であれば払い戻し可能。
- 前述の条件を満たす航空券であれば、2020年4月20日までの期間内で「1回のみ」搭乗日の変更が可能。
…となっています。
シンガポール発券、クアラルンプール発券の航空券も同様です。
JALの場合、路線・発券日や搭乗期間に制約はあるが払い戻しや1回に限り搭乗日変更が可能。中国発着便以外は特別対応はないので、自己都合で危なそうだからやめるという場合は、所定の手数料が発生する。海外発券分も同様。
ANAの場合
公式情報はこちら。
以下の条件に当てはまる「ANAで発券された航空券番号205で始まる航空券」(航空券番号の頭3桁は航空会社を表し204はANAです)についてのみ特別扱いがあります。
- 2020年2月28日発券分まで、かつ2020年3月19日搭乗分までの日本発着全路線(中国発着を除く)。
- 2020年2月
19日26日発券分まで、かつ2020年4月20日30日搭乗分までの中国・香港・マカオ発着便。
この条件に当てはまる場合は、旅行開始日(開始していない場合発行日)から1年と30日以内に申し出ることで払い戻しが可能です。
もしくは日本発着(中国発着を除く)は2020年4月20日まで、中国・香港・マカオ発着は2020年6月30日までの期間内で「1回のみ」搭乗日の変更が可能です。
ANA発券の中国・香港・マカオ発着便についてのみ発券日や搭乗期間に制約はあるが払い戻しや1回に限り搭乗日変更が可能。中国・香港・マカオ発着便以外は特別対応はないので、自己都合でやめるという場合は、所定の手数料が発生する。
シンガポール航空の場合
基本はJALやANAと同様なのですが、旅行期間が2020年1月24日から2020年4月30日までの2月8日以前に発券された中国・香港・マカオ発着航空券については、無料で変更もしくは取り消しができます。変更の場合、2020年8月31日以前に出発日を設定しなくてはいけません。
韓国については、旅行期間が2020年2月25日から2020年4月30日までの2020年2月25日以前に発券された韓国発着航空券について、同じく無料で変更もしくは取り消しができます。更の場合、2020年8月31日以前に出発日を設定しなくてはいけません。
SFC修業では、中国や香港経由でシンガポールに入るというルートを設定した人以外は無関係です。
日程条件はあるが、韓国・中国・香港・マカオ発着航空券については変更・取り消しが可能。
マレーシア航空の場合
2月13日以前に発券された2月28日から3月31日を旅行期間とする中国本土・香港発着のマレーシア航空については、6月30日までの旅行期間での変更もしくは手数料無料でのキャンセルが可能のようです。
日程条件はあるが、中国・香港発着航空券については変更・取り消しが可能。
まとめ
国内線はJAL、ANAのともに2020年2月28日(金)~2020年3月12日(木)の搭乗分について、国内線全航空券の払い戻し、変更可能。
国際はJAL、ANA、シンガポール航空、マレーシア航空ともに中国本土は各社で定めた日程条件のもとで無料で変更や払い戻しが可能。香港、マカオ、韓国などは会社により扱いが違うので注意。