寒い日の夜は豚汁です!あいちゃん風豚汁レシピ公開

寒い日の夜は豚汁です!あいちゃん風豚汁レシピ公開

寒い日には温かい汁物が欲しくなりますね。そんなときは味噌仕立てで体があたたまる豚汁はいかがでしょうか?我が家で家人に好評なあいちゃん風豚汁レシピを紹介します。

とんじる vs ぶたじる

地域差

調べてみてみてもどちらが正解ということはなく、どちらも正解というのが正解のようです。

これは地域依存度が高いようで、経験的には関東は「とんじる」で関西は「ぶたじる」が多い気がします。

関西でも「とんじる」という呼び方をする場合もあるようですが、関東で「ぶたじる」と呼ぶのは極めてレアな気がします。筆者が未経験なだけかもしれませんが…。

これって、関東でいう「肉まん」を関西では主に「ぶたまん」と呼ぶのに通じている気がします。


コラム:豚まんのはなし

大阪で豚まん(ぶたまん)といえばこれ!ってくらいの「551蓬莱」。

551蓬莱」とかいて「ごーごーいちほうらい」と読みます。

地元では「ごーごーいちほうらい」とは呼びません。そう呼ぶ人はよそ者(笑)で、かならずといっていいほど「ごごいち」です、「ごごいち」ね。

似たような会社で似たような商品を販売している「蓬莱」(正確には「蓬莱本館」)というのがありますが全く別の会社です。

551蓬莱」は大阪市内の駅やデパートなどに多数売店があり大阪空港にもあります。基本的にはアツアツしか販売していません。ごく一部のお店でお持ち帰り用にチルド商品を扱っていますが、冷凍は一切ありません。

現在は通販でも購入できるようです。

蓬莱本館」は「551蓬莱」のように沢山店舗があるわけではなく難波本店の中華レストラン以外では、通販などでの全国展開、今流に言えばお取り寄せグルメがメインです。


音読みと訓読み

さて、豚汁。

「豚」と書いて「とん」と読むのは音読み、「ぶた」と読むには訓読み。
「汁」と書いて「しる(じる)」訓読みです。

日本語(国字)の本来の読み方は全て訓読みなので、その原則でいくと国字的に正しいのは「ぶたじる」の訓+訓です。

一方「とんじる」は音読み+訓読みは「重箱読み」です。

重箱読み(じゅうばこよみ)は、日本語における熟語の変則的な読み方の一つ。語の上の字を音として、下の字を訓として読む「重箱」(ジュウばこ)のような熟語の読みの総称である。原則として規範的な読み方ではないとされるが、現代の日本語においては、和語と漢語が結合した混種語も日常語として深く浸透しており、慣用になっているものも少なくない。
引用:Wikipedia「重箱読み」より

日本語的に規範的な読み方なのは「ぶたじる」であり、「とんじる」は変則的な読み方である。

とはいえ、現在では、ま、どちらでもいい、どっちでもええやん!という感じ。



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豚汁レシピ

おまたせしました、あいちゃん流豚汁(出身地域に敬意を払ってあえて「ぶたじる」と読ませていただきます)レシピです。

材料

量まで指定しません、適量でススメてください。

豚肉(三枚肉がベターですが好みで脂多めの細切れでもOK)
ごぼう(2mm厚ほど斜め切り、アク抜きはしないこと)
大根(いちょう切り)
人参(半月切り、大きいのはいちょう切り)
油揚げ(油抜きして短冊切り)
里芋(一口サイズ、加熱調理済みの真空パックを使うと便利)
こんにゃく(一口サイズに手でちぎりさっと茹でる、包丁では切らないこと)

だし汁(カツオだしが基本、インスタント顆粒だしで手抜きしてもOK)
ごま油

みりん
醤油
白味噌(信州味噌の系統)
赤味噌(あるいは八丁味噌)

調理

簡単な調理ステップです。

・蓋のできるフライパンに多めのごま油を熱する。
・ごぼうを入れてよく炒める。ごま油の香りがごぼうの土臭さを消し味を引き出すまでよく炒める。
・炒めたごぼうは一旦皿に取る。
・フライパンはそのまま洗わず油も追加しない。
・豚肉を入れてよく炒める。目安はカリカリベーコン。たっぷりの油が出てくるまで炒める。
・そのまま野菜をざーっとぶちこんで、フライパンを振りながら豚からでたうまみのある油を野菜にからめる。
・しばらくフライパンを振りながら油が野菜に馴染むようにフリフリ、フリフリ。
・だしを具がひたひたになる程度に注いで、塩少々を入れて蓋をする。
・具が柔らかくなるまで蒸し煮にする。
・このとき一切アク取りはしません、アクは重要な味なのですよ、ゴミではありません。
・全体に火が通ったら、大きな鍋にあけてだしをたっぷり注ぐ。
・煮立ってきたら弱火にして味噌を入れる(基本は白味噌)
・この時赤味噌も少々入れるとぐっとコクがでる。
・みりん少々と醤油少々を隠し味に入れて更にコクを出す。
・煮立てないように温めて調理完了。

油はごま油が基本であり、サラダ油とかはNG。
ごぼうは最初に別炒めにすることでアクを味に転化する。
三枚肉はカリカリベーコンなみに炒めて旨味のある油を出す。
赤味噌を加えて合わせにするのがコクを出すコツ。

みりんと醤油少々を入れることでさらに味が深まる。

お好みで食べる時に七味唐辛子をふりかけるとピリッと引き締まってとてもおいしくなります。

まとめ

寒い日には豚汁(とんじる or ぶたじる)であたたまろう。

あいちゃん流豚汁レシピ、簡単ですのでぜひお試し下さい。調理のポイントはごぼうはごま油で別炒め。肉はカリカリベーコン並に炒める。味噌は赤との合わせにしみりんと醤油を隠し味にすることでぐっとコクが増す。



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