VLOGCAM ZV-1が従来モデル(ではないですが同形式のモデル)のRX100シリーズから大改善されたのがマイクロホン周りです。さらにマルチインターフェースシューの採用により、同社のビデオカメラ用マイクも別ケーブル無しで装着できるようになりました。
外付けマイク ECM-XYST1M
もともとはHandycamのオプションです。
ZV-1の内蔵マイクとECM-XYST1Mを比較された動画を見つけました。
こちらはサンフランシスコ在住のどりきんさんがα6400に装着してレポートされています。
とても天気の良い西海岸の様子もお楽しみいただけます。
小さいとはいえECM-XYST1Mを装着すると嵩張るのは間違い有りません。
グリップ(SmallRig)を装着したZV-1とシューティンググリップで間に合うことのほうが多いかもしれませんが、どうでしょうか。
買いました!
例によってパッケージから始まります。
・マイク本体
・ポーチ
・もふもふ(ウィンドスクリーン)
・ケーブル(3.5mmステレオミニケーブル)
マルチインターフェースシュー
通常のアクセサリーシューと違ってUSB 3.0のように奥の方に多数の接点があります。
見えますか?
こちらはマイク側の接点。
フラッシュのマウント部分とは全く違います。
装着はフラッシュと同じで差し込んではずれどめにリングを回すだけ。
シューに差し込むのがなかなか大変というかスムーズじゃなく結構硬いので注意が必要です。(個体差かも….)
ウィンドスクリーンにはゴム紐がついていてはずれないようにマイクの首に回すようになっています。
これを装着するとZV-1のコンパクトさが一気にスポイルされます(笑)。
そのかわりなんとなくそれっぽくなる。
違う角度から見てみます。
なんだか、VLOGCAM ZV-1が出来の悪いカツラをかぶったみたいです。
まとめ:室内試し撮りしてみた感想
室内試し撮りなので公開できませんが、マイクのユニットは左右に動くので2つとも正面に向ければ指向性は正面につよくなり、左右に広げるとステレオマイクとして環境音重視の撮り方に向き内蔵マイクに比べるとより左右広がりを感じさせます。
マイクを左右に広げることでステレオ感が強くなる。
自然の音を重視したい場所で撮るには内蔵マイクよりこちらを使うほうがよいかもしれません。
ZV-1の内蔵マイクのできが良いので無理に買う必要はありませんが、内臓であるが故に避けられないのが本体の操作音を拾うこと。
時としてズーム音や操作音が気になる場合がありますので、そういう意味ではECM-XYST1Mに限らず外付けマイクを使うことでこの手のノイズは低減できます。
このマイクは本体とシューのマウント部の間にショックマウントが仕組まれており装着状態でマイクを触るとやや左右ふらふらに動きます。
内蔵マイクの大きな問題として、ズーム音や操作音を拾ってしまうというのがありますが、この外付けマイクはショックマウント内蔵でありボディを伝わるズーム音や操作音が伝わりにくくなる。
ズーム音や操作音のことを考えると、それが心配になるようなシチュエーションでは最初から外部マイクを使ったほうがいいでしょう。
外付けケーブルが不要なことも大きなポイントです。