もし今iPhoneを買い換えるとしたらiPhone 12シリーズのどれにしようかと迷うのが普通ですが、あえてAndroidと比較してみましょう。筆者はAndroidユーザーでありiPhoneユーザーでもあります。今年買い換えるとしたら何にしようか、OSの垣根を超えて比べてみました。
比べるデバイス
中華スマホは今後二度と買わないと決めているので、如何に優れていてもHUAWEIとかXiaomiとかOPPOは絶対土俵に載せません(キッパリ)。
そして現有のミッドレンジAndroidであるAQUOS sense5Gとちがって、狙いはハイエンドで写真撮影・動画撮影性能を重視します。もちろん最重視はバッテリーの持ちの良さです。
次機種候補は「iPhone 12 Pro Max」と「AQUOS R6」です。
iPhone 12 Pro Maxについて
実際に買い替えを行うであろう秋ごろにはiPhoneは次機種になっているでしょう。
13という数字は不吉なので忌み嫌う欧米の人く機種名はiPhone 12sになるとかいう噂があります。
いずれにせよ、2021年9月ごろにはiPhone 12シリーズのマイナーチェンジiPhone 12s?が出て、来年2022年はメジャーチェンジのiPhone 14?が出るでしょう。
2022年モデルでは…
・画面内指紋認証が復活する
・900ドル以下の価格
・広角カメラ(カメラアプリ起動時のメインカメラ)が48MPになる
情報ソース:engadget日本語版
https://japanese.engadget.com/2022-iphone-touchid-lowestprice-033501646.html
ま、来年後半という1年半先のことを考えてもしかたないですが、画面内指紋認証は嬉しいです。
iPhone 14?が発売されるころにはマスク不要な生活スタイルに戻っていると期待したい。
ともあれまだ発表されていないモデルのスペックをみても意味がないのでここではiPhone 12 Pro Maxにします。
DXOMARKでUSA指定にてSmartphone Revieweで最高スコアの130を叩き出しているのがiPhone 12 Pro Maxです。
プロカメラマンのAustin Mann氏がiPhone 12 ProとiPhone 12 Pro Maxの比較レビューを公開しています。
英語ですが、ブラウザの翻訳機能を使えばなんとか意味のわかる日本になってくれますのでぜひご一読ください。
単なるレビューではなく、写真も動画も非常に美しく流石プロカメラマンだと感心します。
川の動画もありますが、これは映像だけではなく音もとても綺麗なのでです。
iPhone 12 ProとiPhone 12 Pro Maxで迷っている方はAustin Mann氏のレビューは必読です。
さらにこちら。
ポーランド在住の方の作品ですがとても美しいです。
AQUOS R6
とにかく1インチセンサーというSONY cybershot RX100シリーズやVLOGCAM ZV-1と同サイズセンサーを搭載したことで話題になりました。
まずは新製品発表会のオフィシャル動画をどうぞ(ちょっと長い26:13の動画です)。
AQUOS R6の話は3:00からです。
そして[Zukiのスマガジェ!/スマホ&ガジェットチャンネル]さんの実機入手動画がありました。
こちらは[モバイルドットコムTV]さんの入手レビュー動画ですが、こちらは結構痒いところに手が届くレビューでとても参考になります。
このレビューでは動画撮影時のバッテリー消費が多いようなことをおっしゃっていました。
動画撮影時にバッテリー消費が多いのは、手ブレ補正が光学式の補正ではなく電子補正なのでGPUやCPUを結構酷使するからだと思います。こと動画撮影に関してはiPhone 12 Pro Maxのほうがいいと感じました。
ただし、手ブレ補正をオフにしてスマホ用小型ジンバルを使えばこの問題は解決しますが….。
さて、ウリのカメラは1インチセンサーですが、レンズは固定焦点でデジタルズームのみになります(シングルレンズスマホと同じ)。
しかし、元のセンサーが高解像度で大きいのでシングルレンズでのデジタルズームでも画質劣化はかなり少ないことが期待できます。最新のレビューを見る限りにおいては問題なさそうであります。
そして5,000mAhの大容量バッテリーにPro IGZO OLEDディスプレイということで長時間駆動を特徴としているというのがカタログの文句。
内蔵ストレージは128GBですがその代わりmicroSDXCが使えます。この容量・使い方で問題ないのはHUAWEI Mate 20 Pro(ストレージ128GB)で十分経験しています。むしろmicroSDXCが使えることで、写真や音楽の保存容量に気を使わなくて済みます。
ディスプレイについては数字上はAQUOs R6がかなり勝っていますが、まだ稼働するホットモックに出会えていないのでこれは今後実機評価しましょう。
AQUOS R6で触っていないからこそ気になるポイント:
・手ブレ補正は電子式(EIS)のみなので写真・動画のときの効き具合が不安
・Snapdragon 888なので心配はないと思うけど、GUIを中心としたパフォーマンスは?
比較
アーキテクチャが違いますので細かい比較は無意味。
情報がある範囲での筆者が重視する視点での比較です。
iPhone 12 Pro Max | AQUOS R6 | ||
---|---|---|---|
サイズ | 高さ (mm) | 160.8 | 162 |
幅 (mm) | 78.1 | 74 | |
厚み (mm) | 7.4 | 9.5 (突起部除く) | |
重量 (g) | 226 | 207 | |
外部端子 | Lightning | USB TYPE-C イヤホンマイク端子 (3.5Φ) | |
内部ストレージ | 128GB/256GB/512GB | 128GB | |
外部ストレージ | なし | microSDXC (最大1TB) | |
バッテリー | 3,687mAh | 5,000mAh | |
充電時間 | 約100分 iPhone12充電時間テスト〜20W電源アダプタを使っても2分しか早くならない - iPhone Mania | 約130分 | |
ディスプレイ | サイズ・解像度 | 6.7インチ 1280 x 2778 Super Retina XDR | 約6.6インチ 1260 x 2730 Pro IGZO OLED |
ピーク輝度 | 1200nit | 2000nit | |
コントラスト | 200万:1 | 2000万:1 | |
生体認証 | Face ID | 指紋 (2本指対応) 顔(3Dではない) | |
メインカメラ | 超広角:ƒ/2.4, 13mm 広角:ƒ/1.6, 26mm 望遠:ƒ/2.0, 65mm 1,200万画素 光学ズーム(13-65mm 5倍) | ƒ/1.9, 19mm (標準24mm) 1インチセンサー 約2,020万画素 デジタルズーム (~152mm 6倍) | |
レーザー測距 | LiDAR | ローライトオートフォーカス (レーザーAF) | |
手ブレ補正 | 望遠:光学式 広角:センサーシフト式 | 電子式(EIS) | |
防塵/防水 | IP68 | 防水:IPX5/8 (お風呂対応) 防塵:IP6X | |
価格 | 128GB | 129,580円 | |
256GB | 141,680円 | 115,632円 | |
512GB | 165,880円 |
ブルーのマークが勝っているところです。
iPhone 12 Pro Max:
・カメラの写真・動画の手ブレ補正がなかなか効く
・未だにLightning(これが最大の難点)
・FMチューナー内蔵ではなくラジスマ非対応
・イヤホンジャックがない
・マスク必須なのに指紋認証がない
・高い!
AQUOS R6:
・1インチセンサーで写真はとても美しくナイトモードも秀逸
・FMチューナー内蔵でラジスマ対応
・イヤホンジャック付き
・iPhone 12 Pro Maxより安い
・USB TYPE-C採用
・指紋認証が高速、高セキュリティの2本指認証にも対応
・IPhone 12 Pro Maxに比べたら安い
・5,000mAhのバッテリーだが動画撮影時のバッテリー消費が大きいらしい。
筆者的には別iOS嫌いでもなんでもないのですが、いかんせんLightningってのが一番嫌で許しがたいです。
他に優れているところが沢山あるのですがねぇ。
iPhone 14(2022年モデル)は、
・価格が900ドル以下らしい
・指紋認証がつくらしい
・でもやっぱりLightning?
だっそうなので、Lightningに妥協するなら来年末にはiPhone 14?を買うって手もあります。
ポートに関してはAppleはポートレスに向いているという噂もありますが、USB TYPE-Cを採用するというのはユーザー側の希望的観測でしかなく、現実的な希望な持てなさそうです。
結論
今年秋まで買うなら間違いなくAQUOS R6(筆者の基準)。
来年のiPhone 14?では価格が下がり、指紋認証になるという噂なので、来年秋以降ならiPhone 14?もあり。
LightningはiPhoneあるかぎりなくらなさそう、下手すりゃポートレスというとんでもない方向へ?ポートレスiPhoneは完璧にiPhoneとの決別の時。