スマートフォン用セキュリティ対策ソフトのESET Mobile Security。この特徴はマルウェア対策だけではなく迷惑電話対策にも優れているのです。今回はESET記事の後編で、通話フィルター機能を紹介します。
ESETの通話フィルター機能
ESETには迷惑電話フィルター機能もあります。
最近は電話機本体にも、あるいはメジャーキャリアだとキャリアのサービスとして迷惑電話フィルターもありますが、この迷惑電話フィルターは一味違います。
迷惑電話であっても、相手にフィルターしていると知らせたくないような場合もありますよね。
本当の迷惑電話ではなくうざいだけの電話とか…..。
ESETの通話フィルター設定項目
対象 | 拒否、許可のどちらかを選択 |
相手 | 個人、グループ(電話帳のグループ)、電話帳未登録の番号、電話帳登録済みの番号、すべての番号、番号非通知 |
名前 | 相手に個人を設定したときに判別のため登録、あるいは電話帳から検索 |
電話番号 | 相手に個人を設定したときに登録、あるいは電話帳から検索 |
時間帯 | 常時、カスタムのいずれか。 カスタムにすると有効にする曜日と時間帯を設定できる。時間帯は1時間単位で曜日ごとに違う時間帯にはできない。例えば、土日は全日拒否とか、月曜日の0時から12時まで拒否ちった具合。 |
キャリアの迷惑電話拒否や電話機の拒否では曜日・時間帯を選ぶことはできませんが、ESETの通話フィルターなら可能です。
いかがでしょうか?
なかなかいいでしょう?
ESETで着信拒否されたらどうなるか?
興味があるのは発信した側にはどのように聞こえるかです。
早速試してみました。
・発信側は延々呼び出し音がなり続けます。拒否設定しているESETを入れた方はスマートフォンの着信通知もなく画面が点灯することもなく、連携しているスマートウォッチにも通知されませんので、着信していることはその場では全く認識できません。
・かけたほうはいつ電話しても出ない!という状態になります。即切りやお断りメッセージはあまり良くないけど出たくない!という電話にぴったりです。
・ESETの通話ログには残るので後から思いついてESETのログを見ると拒否した着信があったかどうかはわかる。
まとめ:キャリア・電話機・ESETと3種の着信拒否
一般的に通話拒否にはキャリア(筆者の場合はdocomo)、電話アプリ、ESETの3種類があります。
全部ONにしたときは優先順位は、
キャリア> 電話アプリ > ESET
です。
キャリア:お繋ぎできませんの拒否メッセージが流れる
電話アプリ(docomo版 AQUOS sense5G):即切り、通知されない
ESET:発信側には延々呼び出し音はなるが、受け側はまったく何事もおこらず完璧に無視状態、通知されない
このような違いがあるので、番号により使い分けるとよいでしょう。
拒否とバレにくいのはESET、拒否られたと明確なのがキャリア版、即切りなので拒否設定だろうと推測できるのが電話アプリです。
拒否したいけど、拒否だとばれると面倒くさい….というときはESETの通話フィルターです。