中古スマホの売上が伸びているそうです。でも中古スマホを選ぶにあたっては絶対忘れてはならない「アレ」があります。
中古スマホ市場
MM総研によれば、2020年の中古スマホ販売台数は185万台で対前年度13.5%の伸びだそうです。
面白いのはその用途でして、中古スマホをメイン端末として使うのはたったの2.5%にすぎません。83.9%の人はメイン端末はやはり新品で購入したものだそうです。さらに新品で購入したガラケーがメイン端末という人も7%いるので、合わせると実に90.3%の人はメイン端末は新品!ということになるわけです。
中古スマホの欠点
きちんとしたショップで買えば当たり前の問題は当たり前にクリアできますが、ショップでクリアできない問題があります。
中古スマホは程度の差はあれバッテリーは劣化している
考えてみれば当然です。
スマホは普通に使えば2年もすればバッテリーはヘタってきますから。
中古スマホを買う以上はバッテリーはヘタりつつあると思うべきです。
中古スマホを買うならiPhone一択
これらのことを考慮すると、中古スマホを買うならiPhone一択です。
その理由を説明します。
iPhoneの場合はApple社およびApple認定サービスプロバイダにより全国でバッテリー交換のサービスが提供されている。
スマートフォンのバッテリーはリチウムイオン電池やリチウムポリマー電池が使われています。
エネルギー密度が高く、小さな容積で大きなエネルギーを蓄えることができます。つまり小型だけど長持ちするバッテリーなのです。
しかしご承知のとおりリチウムイオン電池やリチウムポリマー電池を使ったスマートフォンやモバイルバッテリーの発火事故はあとを絶ちません。
その一つはメーカーの正規保守店以外で粗悪なバッテリーを使った安価な修理にも一因があろうかと推測します。
バッテリー交換はメーカーの正規保守提供店で正規のパーツを使って行ってもらうのが鉄則。
少々の額をケチって、発火して自宅が火事になったり満員電車の中で火を吹いたりしたら目も当てられません。
iPhoneのバッテリー交換
iPhoneの場合は、[設定] > [バッテリー] > [バッテリーの状態] でバッテリーの劣化具合がわかります。
最大容量が80%を切るとApple社もしくは認定サービスプロバイダでバッテリー交換。
保証対象外(中古は通常保証対象外)のバッテリー交換費用。
iPhone X、iPhone XS、iPhone XS Max、 iPhone XR、iPhone 11 Pro Max、 iPhone 11 Pro、iPhone 11、iPhone 12 Pro Max、iPhone 12 Pro、iPhone 12、 iPhone 12 mini、iPhone 13 Pro Max、iPhone 13 Pro、iPhone 13、iPhone 13 mini | 8,140円 |
iPhone SE (第 2 世代)、iPhone SE、 iPhone 6、iPhone 6 Plus、 iPhone 6s、iPhone 6s Plus、 iPhone 7、iPhone 7 Plus、 iPhone 8、iPhone 8 Plus、 およびその他すべての対象モデル | 5,940円 |
中古市場で人気があると言われるのが、コロナ禍でマスク必須のためTouch IDでの指紋認証ができるiPhone 8だといいます。
この場合交換費用は5,940円で、iPhone X以降であれば8,140円。
高いか安いかは意見の分かれるところですが、正規のパーツで交換してもらえるなら安心料も含めて5,940円ならやすいと思います。
交換依頼は、オンライン手続き後の配送修理あるいは持ち込み修理になります。
ここの「持ち込み修理」をクリックしてApple IDでログインして対象機種のシリアルかIMEIを入力するとお近くの正規サービスプロバイダの検索と予約ができます。(来店予約が必要なので注意)
配送修理を含めると日本全国津々浦々で対応が可能です。
即時が必要であれば、予約の上全国かなり多くの場所にある正規サービスプロバイダのお世話になれます。
iPhone以外だと…
iPhone以外でこれほど手厚い正規のサービス網を持っているメーカーはほとんどありません。
中古で買ったのでキャリアのショップ経由というわけもいかず、HUAWEIのように正規販売店やHUAWEIオンラインショップから買ったものでないと(購入証明がないと)修理そのものを受け付けないというメーカーもあります。
まとめ
中古スマホで不可避なのはメイン端末かどうかを問わずバッテリー交換は不可避である。
避けがたいバッテリー交換が全国できちんと正規に受けられるのはiPhoneである。
街の修理屋でのバッテリー交換は、後々バッテリー不具合により最悪は発火などの大事故につながる可能性もあるので絶対さけねばならない。