iPhone 13からはHDRのオン・オフ切り替えがなくなり、iPhone自信が判断して判断するようになりました。これとAdobe Lightroom for iPhoneのカメラ機能のHDRと今一度比較してみます。
HDRとは
今更ですが、HDRとはHigh Dynamic Rangeの略です。
明暗の差が大きな被写体を通常の方法で撮影すると、暗い部分が潰れるか明るい部分が白飛びしたりしてあちらを立てればこちらが立たずになります。
HDRは何通りかの露出を変えた写真を高速撮影し、カメラ自信がいいとこ取りして合成してくれるというものです。
iPhone 12まではカメラの設定でHDRを有効にしたり無効にしたりできましたが、iPhone 13からはカメラ任せになっておりユーザーがHDRのオン・オフを選べません。
iPhone 13 miniのHDRとLightroomカメラのHDR
MacBook Airを使っていて、キーボードの向こうの窓から日が差していて明暗が結構あるのに思い立って比べてみました。
↑iPhone 13 miniのカメラアプリのHDR
↑Adobe Lightroom for iPhone カメラ機能のHDR
↑Galaxy S21 Ultra 5Gメインカメラの自動HDR(おまけで掲載)
キーボード奥のファンクションキーのあたりがiPhone 13 miniのHDRでは黒潰れしていますが、Lightroomカメラのほうはそんなでもありません。
また、右上のほうの光が反射している部分はiPhone 13 miniのほうが広い範囲で白く飛んでいますが、LightroomカメラのHDRのほうが白飛びの範囲が少ないです。
おまけで掲載したGalaxy S21 Ultra 5Gの自動HDRはなぜか被写界深度が深く広い範囲で焦点があっています。また、色は全体的に抑えめになっています(Galaxy S21 Ultra 5Gのカメラで晴天の空を撮るとめちゃ派手な青ですが)し、黒潰れや白とびも少なく思った以上にHDRが効いています。
ただGalaxy S21 Ultra 5GはちょっとHDR効かせすぎ?で、右奥のほうの明るさを抑えすぎている気がします。自分の目で感じた明るさとしてはiPhoneで撮った方が実際に近いです。
ここ一番のときはAdobe Lightroom for iPhoneのHDR
全体的にはこのような明暗の大きな被写体(特に室内で窓際で撮るとか)で、ここ一番のときはLightroomカメラのほうが良いでしょう。
ただしJPEGでは2Mちょっとの上の被写体の写真でも、DNGというRAW形式ですので13.7MBと大きくなります。調子にのってとっているとストレージを圧迫しますので要注意。
ただしDNGだとPC/MacのPhotoshopやLightroomに読み込んでさらに高度に弄ることができるのはメリットです。