10月30日のアップル・イベントは、iPhone で撮影、Macで編集された

iPhone 15 Proで撮影されたアップル・イベント

10月30日のアップルイベント動画（Apple Event – October 30）がこちらです。

MacBook ProやiMacに興味のない方には退屈ですが、iPhone 15 Proでもこんな動画が撮れるのだ！という作例として見るととても面白いです。実際の映像ではiPhone 15 Pro Maxが使われているようです。

動画の30分02秒のところに「このイベントはiPhoneで撮影しMacで編集したものです」の字幕が出てきます。

使われているアプリや機材

今回のイベントでは舞台裏「Behind the scenes: An Apple Event shot on iPhone」が公開されているのがこれまでにはなかったことです。

アップルイベントの撮影舞台裏動画（Behind the scenes: An Apple Event shot on iPhone）

こちらの動画は日本語字幕はYouTube自動翻訳に頼るしかないのですが一見の価値があります。

2分16秒の短い動画ですのでぜひご覧ください。

カメラこそiPhone 15 Pro Maxを使っていますが、照明やクレーン、ドリー（台車)、クレーン・ドリー、ドローンを駆使しているところは流石にプロの映像制作現場です。

興味があるので舞台裏動画を見て道具やアプリを調べてみました。

注目したいのはBlackmagic Designのものが使われていること。

ポストプロダクションもAppleが持っているFinal Cut ProではなくDaVinci Resolve Studioというのも面白いです。

Blackmagic Camという無料の動画撮影アプリ

筆者が動画編集に使っているのは、Blackmagic DesignのDaVinci Resolve Studioが含まれているBlackmagic DaVinci Resolve Speed Editor（63,980円）です。単体でDaVinci Resolve Studioを買うよりずっとお得です。

ここでおすすめしたいのが「Blackmagic Camera」という無料動画カメラアプリ。

www.blackmagicdesign.com

 

13 Users

44 Pockets

Blackmagic Camera | Blackmagic Design

https://www.blackmagicdesign.com/jp/products/blackmagiccamera

従来、iPhoneだとこれしかないだろ！と思っていた動画アプリはFilmic Proですが、これは激しく値上がりしたため他のものを探していてみつけたのが「Blackmagic Camera」。なんとあのBlackmagic Design社が無料で提供してくれている、スンゲェよくできた動画撮影アプリです。

舞台裏動画のこのシーンです。（1分9秒のところにiPhone 15 Proの画面が写っています。

下に掲載したものは1:09からスタートするようにしていkます。

手元のiPhone 15 Pro Maxで同様の画面を出してみましょう。

Blackmagic Camアプリでは撮影動画をiPhone内部ストレージに記録するか外部ストレージに記録するかの選択ができます。

上記スクリーンショットの画面下部中央に記録可能残り時間が出ています。一枚目のスクリーンショットは小さなアイコンがiPhoneの形をしており内部メモリに記録されることを示します。

2枚目（下側）のスクリーンショットではSAMSUNGの500GB SSDをiPhone 15 Pro Maxに繋いでそちらに記録するように設定しています。画面下部中央のアイコンは外部SSDのような形をしており、記録可能容量が500GBで36時間56分17秒記録可能であることを示しています。

舞台裏動画から見た動画撮影条件

全部のシーンかどうかはわかりませんが、Blackmagic Cameraのスクリーンが出ている数ヶ所から見ると、以下のような条件に見えます。

・USB Type-C経由で2GBの外部SSDに記録