金沢から東京方面へ戻る時に北陸新幹線を使う人が多いと思います。しかし、小松空港から飛行機で行くと面白いことにも出会えます。金沢駅からリムジンバスに乗るより安くて楽しいので、機会があれば是非お試しください。
金沢から東京へのルート(飛行機)
せっかく金沢に来たのに金沢駅からまっすぐ帰るのは勿体無いです。
飛行機で帰るからこそ見ることができる観光ポイントがあります。
お勧めルート
金沢駅→[JR北陸本線]→小松駅→[こまつの杜見学]→小松空港→[石川県立航空プラザ見学]→羽田へ向けて出発
ポイントは、「こまつの杜」と「石川県立航空プラザ」です。
さらにどちらの施設も入場料は無料です!
今時、無料です、無料。
こまつの杜
巨大な建設機械:
建設機械や鉱山機械で有名な「コマツ」の小松工場跡地に2011年5月13日にオープンした施設で、他では見ることのできない超大型ダンプ(自重202t、運搬可能重量297t)や超大型油圧ショベルPC4000の見学などができます。
こまつの杜 オフィシャルサイト
https://komatsunomori.jp/
わくわくコマツ歴史館:
コマツ旧本社建屋を再現した建物だそうです。
100年におよぶコマツの歴史を知ることができる企業博物館です。
パネル展示が主なようなので興味ない人には興味ないかもしれませんが…。
わくわくコマツキッズ館・わくわくコマツ未来館:
筆者は入っていませんが、名前からして子供向け施設のようです。
こまつの杜の見どころはなんと言っても超大型ダンプと超大型油圧ショベルの実物を見られることにあります。他で見ることはできないのでそれだけで行ってみる価値はあります。
石川県立航空プラザ
小松空港を利用する人は多いと思いますが、隣接するこの航空博物館へ行ったことがある人は少ないのではないかと思います。
行き方
小松空港1Fの出口を出て駐車場のほうに向かう屋根付き歩道をターミナルビルを背にまっすぐ歩きます。
屋根が切れたら歩道をまっすぐ歩きますがそんなに遠くはありません。数分程度でしょう。
信号のある広い通りに出ます。ターミナルビルを背に右側が国道360号線(ここが360号の終点)、左が石川県道20号小松加賀線です。
信号を渡ると目の前が石川県立航空プラザです。
主な展示物
いろいろありますが屋外で目を引くのが対潜哨戒ヘリコプター HSS-2B(シコルスキー S-61)です。すでに退役機であり現在はSH-60Kが対潜哨戒ヘリコプターの主力だと思います。
面白いし感心したのが自衛隊員手作りのUH-60J小松救難隊の救助ヘリコプターUH-60Jの紙製精密模型です。
映画「空へ―救いの翼 RESCUE WINGS―」では小松救難隊の活躍が描かれていました。
このヘリコプターは現役機種です。
これ、結構大きいんですよ。
実機展示では、1963年〜1986年まで航空自衛隊で日本の空を守っていたロッキード F-104J スターファイターが目をひきます。
最新機の展示は存在しませんが、こうした軍用機展示があるのは小松基地に隣接した航空博物館だけのことはあります。
ショップでも自衛隊グッズが揃っていてなかなか面白いです。
旅の情報
金沢駅から小松駅までは普通列車で所要時間32分で510円です。
小松駅から小松空港までは連絡バスがあり所要時間12分で280円。
ちなみに金沢駅から小松空港まではリムジンバスで1,150円ですから、小松経由のほうが安い。
「こまつの杜」と「石川県立航空プラザ」ではそれなりの見学時間を見た方が良いので、帰りのフライトが夕方ならば昼過ぎにはJRで小松に向かう感じがよろしいかと思います。
ぜひお試しください。