ようやくPixel 6aが届きましたので早速カメラを中心にちょっと使ってみました。ついでに筆者のedge 20と比較してみました。
Googleから届いたPixel 6a
予約購入特典としてGoogle Pixel Bugs A-Seriesが無料でついています。これは自動的に付いてくるのではなく、自分で買い物カゴに入れると注文時に同時的にその分割引されるものです。
さらにGoogleストアで税込5,000円以上の買い物(Pixelスマートフォンは対象外)で使える15%割引クーポンがついてきました。有効期限は2022年11月30日までで他の割引とは併用不可とありました。
付属品がごく普通でUSBケーブル(C-C, USB2.0, 1m)、クイックスイッチアダプター、クイックスタートガイド、SIMツール(SIMピン)とシンプルです。
最近はAppleもGoogleも脱プラスチックで出荷時の画面保護シールは紙になっています。Googleの場合は段ボールのパッケージ内の緩衝材がエアークッション材(小さな空気枕みたいなつ)でしたので、Amazonのようにここも紙にするところまではいっていないようです。
上位機種譲りの優れたカメラ機能
カメラ(アプリ)機能ではもう文句なくPixel 6aのほうが凄いです。これだけでも買いです。
消しゴムマジック
めちゃくちゃ手近なところで試してみました。
消すものがデカすぎるのですが背景は木製のダイニングテーブルで輪郭もはっきりしており色もかなり差があるので消しやすいといえば消しやすいと推測。
縮小したのみでそれ以外は加工していません。
確かに跡はありますが、パッと見はそこにでかいリモコンがあったとは見えません。
新機能:カモフラージュ
写真のなかで選んだ物体について、周囲の色と同じように合わせてしまうのは消しゴムマジックと同じですが、輪郭や凹凸はそのまま残します。なのでカメレオンならぬカモフラージュ。
上の消しゴムマジックと同じ写真ですが、リモコンであることは形状でわかりますが、色は周囲のテーブルと同じ系統の色になっています。
単にカラーフィルターでないのは右上の室内の一部が写っているところは変わらないし、テーブルのリモコン下部付近も変わらないので、本当にリモコンだけが加工されているのがわかります。
とても面白いのですが、はて何に使う?どう使う?
消しゴムマジックはそれなりに使うシーンは多そうですが、カモフラージュはどうしたものか(笑)。
Pixel 6とのカメラ機能の違い
Pixel 6a | Pixel 6 | |
メインカメラ | 12.2MP, ƒ/1.7 1/2.55″ 1.4µm/ピクセル | 50MP, ƒ/1.85 1/1.31″センサー 1.2µm/ピクセル |
AFセンサー | PDAF(位相差検出) | LDAF(レーザー検出) |
デジタルズーム | 最大5倍 | 最大7倍 |
スペック上はセンサーとAFの差ですが、カメラアプリの機能差はほとんどありません。
Pixel 6aには「モーションモード」がないのが唯一の機能的な違い。
同じTensorチップ採用ですがモーションモードがないのは、センサーの違いにより実装できなかったのかもしれません。
Pixel 6aとedge 20の比較
ついでの比較。
筆者は電子決済は全てiPhoneを使っていますのでAndroidのおサイフケータイは使っていませんのでここでは触れていません。
ディスプレイ比較
解像度は同じだがedge 20のほうが表示範囲が広い。どちらも画面表示やフォント設定はデフォルトのままで比較しました。
あれ?どちらも解像度は2400x1080pxでアスペクト比も同じ20:9で、ブラウザは同じMicrosoft Edgeなのですが、なぜか縦の表示領域はedge 20のほうが広く見えますが、フォントの違いなのかもしれませんが、原因は不明。
色味はedge 20のほうが白っぽくPixel 6aは温かみの感じる色味になっています。
サイズと背面の形状
スペックを見ると本体部分の厚さは確かにedge 20の方が薄いのですが、ノギスで最も分厚いカメラ部を測るとedge20は11.29mm、Pixel 6aは10.14mmと逆転します。
Pixel 6aのカメラ部は上記機種のPixel 6やPixel 6 Proと同じく横方向にバーのようになっていますが、edge 20は理面左上に4mmほどの分厚いカメラ部があります。edge 20はカメラ部の厚みが災いしてテーブルの上に置くと安定せずカクカクします。これは多くの他のスマーとフォンと同様です。
その点Pixel 6aは独特の背面デザインですが、机上に置いた時にとても安定します。
手に取った時の厚みは確かにedge 20が薄いのですが、実際はケースをつけたりするので大きな差は感じなくなります。
フットプリントは当然edge 20のほうが大きいです。下の二つの写真(上がedge 20、下がPixel 6a)を比べていただくと、左サイドの位置と掌の位置を比べていただくとわかるかもしれませんが、手へのフィット感は圧倒的にPixel 6aのほうが良いです。筆者の手は日本人男性としても大きいほうなので、女性の方には間違いなくPixel 6aのほうがフィットしやすいでしょう。
edge 20とのスペック比較
2022年7月28日の記事(5万円台〜6万円台のミッドレンジスマホ対決:Pixel 6a vs iPhone SE (第3世代) vs edge 20 )という記事で比較していますが、iPhone SE(第3世代)を除いた表を再掲します。
Pixel 6a | edge 20 | |
発売時期 | 2022/7/28 | 2021/10/22 |
直販価格(128GB) | 53,900円 | 54,800円 |
サイズ | 152.2 x 71.8 x 8.9 mm | 163 x 76 x 6.99 mm |
重さ | 178g | 163g |
初期OS | Android 12 | Android 11 |
OSアップグレード・セキュリティアップデート提供予定 | OS:2025年7月まで セキュリティ:2027年7月まで | OS:2回まで セキュリティ:隔月で2年間(2023年10月頃) |
CPU | Google Tensor | Snapdragon 778G |
Geekbench 5 Single | 1054 | 687 |
Geekbench 5 Multi | 2933 | 2557 |
Antutu | 686532 (Ver9.4.2, garumax) | 527183 (Ver9.2.3, garumax) |
バッテリー | 4,410mAh | 4,000mAh |
ディスプレイ | 6.1インチ 2400 x 1080 OLED | 6.7インチ 2400 x 1080 OLED |
リフレッシュレート | 60Hz | 144Hz |
RAM | 6GB | 6GB |
ROM | 128GB | 128GB |
メインカメラ | 12.2MP, f/1.7, 1/2.66”, 1.4µm 位相差検出AF 光学手ぶれ補正 | 108MP, f/1.9, 1/1.52”, 0.7µm 位相差検出AF 電子式手ぶれ補正 9個のピクセルを1個のピクセルとして扱うことで2.1μm相当を実現。12MP相当 |
動画 | 4K-30/60fps FHD-30/60/120/240fp | 4K-30fps FHD-30/60/120/240fp HD-960fps |
超広角カメラ | 12MP, f/2.2 1.25µm | 16MP, f/2.2 1/3.06”, 1.0µm AF |
望遠カメラ | ー | 8MP, f.2.4 1.0µm 位相差検出AF 光学手ぶれ補正 |
フロントカメラ | 8MP, f/2.0 1.12µm | 32MP, f.2.3 0.7µm クアッドピクセル処理で8MP相当 |
フロントカメラ動画 | FHD-30fps | FHD-30fps |
夜間撮影 | 夜景撮影、星空撮影 | なし |
不用物消去 | 消しゴムマジック | なし |
防水・防塵 | IP67 | IP52 |
Felica対応 | おサイフケータイ | 非対応 |
ざっくりいうとPixel 6aの圧勝だと思います。
唯一Pixel 6aがedge 20に負けているのは望遠カメラの有無です。おサイフケータイ、消しゴムマジック、夜景撮影、星空撮影、防水・防塵性能でPixel 6aは大差をつけています。
まとめ
カメラ機能はPixel 6/6 Proをほぼ踏襲しているが、「モーションモード」だけはありません・それ以外の消しゴムマジックやカモフラージュ(アップデートでPixel 6/6 Proにつもついた)なども変わらない。
2万円ほどの価格差を考えると5万円台前半で買えるGoogle Pixel 6aは間違いなくイイだろう。
motorola edge 20と比べるとほぼPixel 6aが勝っている。