最近テレビのニュースショーやバラエティ番組で見かけるのが「実家整理」です。なかなか大変なわけで、これは筆者と妻も経験しておりますがマジ大変です。整理する立場になるととんでもなく大変なのですが、自分が年老いて整理される側になったとき子供達にかける苦労を少しでも減らすような生活スタイルは大切です。そのためにも半年に1回は自分の不用品整理をしましょう。
実家整理が大変な理由
経験された方はおわかりでしょう。
・とにかく物がめちゃくちゃ多い(それだけ家が広いということでもありますが)。
・なんじゃこりゃ?的な使徒不明な物がとにかく多数。
・大切な物だと主張するが手入れなどはしないので朽ち果てている。
・旅行に行くとやたら嵩張る思い出グッズとか、お守りや観音様像(土産用の量産品)など残されたほうが処分に困る物が多々ある。神様仏様観音様がらみ多し。
・絶対使わないであろうものがコレクションされている(パンのバッグクロージャーとか….)。
・捨てない理由は「いつか使うかもしれないじゃない!」。
書いていくとキリがないくらいですが、経験的には第2次世界大戦のときに物がなくて苦労した経験がトラウマになって、捨てる・処分することに罪悪感を感じることが多いように思います。
この世代の実家がみんなそうかというとさにあらずでありまして、非常にシンプルに物を増やさない暮らしをしているお宅がかつてありました(すでに実家仕舞い済み)。なんせ余計なものがないので部屋が広く見えます。このお宅は3LDKのマンションで室内に何も物が置いていない部屋があり、他の部屋ももので溢れていることはありませんでした。あえていえばミニマリストに近いかも。
何も物が置いていない部屋って皆さんのお宅にはありますか?我が家も3LDKのマンションですが物が全く置いていない部屋なんか存在しませんよ、無理です、無理。程度問題はありますが、まあ、これが普通かと。
物が多いと掃除がめんどくさい、整理がめんどくさい、少し物が増えても目立たないのでさらに増殖する。しかし、もともと部屋に物がないと、少し増えると超目立つのですぐに片付ける。一つ増えれば一つ減らす、こういう生活をしているのですね。
実家に限れば戦時中の経験が…とかあるのかもしれませんが、現世代をみるとそんなことはないのに物が溢れている。これは逆に高度成長期で物が溢れる時代に育った人でしょうか。筆者もその1人だと思います。
子供たちに実家整理の苦労をさせために、自分のものは自分できちんと整理し不用品は売却する・リサイクルする・廃棄するのが大事で、増やさないことも大切です。
物を増やさないポイント
巷にはこの手の書籍が溢れていますが筆者が思うのはこんなところ。
・1つ増やすなら1つ減らす(これで数は増えない、特に洋服の類に効果的)。
・1年間全く手付かずの品は2年、3年たっても多分手付かず。
・礼服など特殊な衣類を除けば2年間着ていない服はおそらく2度と着ない(礼服や消耗下着などは除く)。
・収納スペースは増やしてはいけない、ものは収納スペースに合わせて増殖する。
・押し入れや物入れが狭いのではなく、入れるものが多すぎる。
・思い出の品物は不要、思い出は心の中にだけ止めれば良い。思い出の品物なんてどうでも良いものだ。
・写真は電子化(フィルムスキャンとか)して電子保存する。嵩張るアルバムとかは思い切って廃棄。
・増殖力が高いので注意が必要なのが靴とバッグと服。特にバッグは嵩張り場所を取る。女性の場合は顕著。
・書籍も増殖力が高く重量があるので地震の時の本棚は命を脅かす危険物、良し悪しはあるが電子ブックの利用を。
・買う前にそのものの居場所があるかどうか、収納場所があるかどうかを考える。
・趣味のもがある程度増えるのは仕方ないが、持っているものはきちんと手入れをする。カメラやレンズは防湿庫保管を。
・道具の手入れをできないような趣味ならやめてしまえ。
整理のポイント
簡単です。思い切って処分しましょう、これにつきます。
・売却(トレジャーファクトリー、TSUTAYA、ヤフオク、PayPayfリマ、メルカリ等々)
・リサイクル(繊維類中心)
・廃棄(買い手もなくリサイクル対象にもならないものは仕方ないです)
これを年に2度やりましょう。
衣替えとは別に雑貨類もあるので衣料品以外に年に2度です。夏冬は季節が悪いのでやめまて春秋ですね。
物を減らしてすっきり!