歩車分離式信号の交差点では自転車は自動車信号に従え!さもなければ赤切符で罰金!

歩車分離式信号の交差点では自転車は自動車信号に従え!さもなければ赤切符で罰金!

自転車の交通違反取締強化、歩車分離交差点では要注意!一発赤切符交付で検挙ですよ!


取締りの現場に遭遇した!

先日、自宅近くの大通りと小さな通りの交わる信号付き交差点で、小さな道でパトカーにママチャリのおばさまが止められていて、警察官は赤切符を切っていました。

あいにく止められた現場は見ていないのですが、自転車運転者が赤切符を切られているシーンを目撃したのは初めてです。

なるほど警察は本気なのだ!と思いました。

無茶苦茶な自動車ドライバーも多いのですが、それ以上にはちゃめちゃな自転車運転者が多いのは事実です。正直なところ目に余る。

歩車分離式信号

最近増えている気がするのが「歩車分離式信号」のある交差点。

令和4年3月末現在、全国で10,030基となっています。全国の信号機の整備数は約21万基であることから、全体の約4.8%程度です。
出典:警察庁ホームページ 歩車分離式信号に関するQ&A https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/seibi2/annzen-shisetu/hyoushiki-shingouki/hosya.html

上記ページの内容によれば、「平成14年1月から半年間、全国で100箇所の交差点を抽出してモデル運用を実施した結果、交通人身事故の発生件数が約4割減少」しなおかつ「人対車両の事故は約7割も減少」したそうです。

筆者宅近くの交差点もいつのまにか歩車分離式信号になっていました。

メリット:
・自動車ドライバーには左折待ちが無くなる
・横断時に風注意な左折車や右折車に轢かれるリスクが減る

ディメリット:
・歩行者の待ち時間が長くなる
・自動車ドライバーが左折時に歩行者がいないであろう過信から、左後方確認が疎かになり自転車を巻き込む/巻き込まれる可能性が高くなる。

総じてメリットのほうが大きいですね。



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歩車分離式信号のある交差点での自転車通行

これは今朝ほど自宅近くの歩車分離式信号のある交差点で見かけたのです。

<状況>
車両用の信号は全て赤。
歩行者用の横断信号は全て青。
自転車運転者は自転車に乗ったまま歩行者が横断している横断歩道の上を歩行者信号に従って走って渡った。

これ、いままでだと普通にやっていましたよね?

[公式] 愛知県警察 自転車の通行ルール
https://www.pref.aichi.jp/police/koutsu/jitensha/jitensyatuko.html

<ルール違反>

上記の<状況>では次の点が違反になると考えられます。

・信号無視(自転車は車両であるので歩行者用信号ではなく車両用信号に従わなくてはならない)
・通行区分違反(歩行者が横断中である横断歩道での自転車走行)

仮にここで自転車が歩行者にぶつかると、過失割合は100%自転車にあり過失傷害罪や過失致死罪に問われ、一生を棒にふる可能性があります。

自転車はどうすれば安全に渡れるか?

歩車分離式信号のある交差点で自転車が自動車に轢かれることなく、歩行者にぶつけることもなく安全に渡る方法はただ一つです。

歩車分離式信号のある交差点では、自転車を降りて歩道に上がり(自転車を降りれば歩行者扱い)、歩行者用信号に従って歩いて横断歩道を渡ること。

面倒ですが、歩行者・自転車・自動車の三者が安全なのはこれしかありません。



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