J:COMは日本でも高いシェアを持つCATVおよびCATVによるネットワークや電話サービス事業者です。しかし、Webで検索すると良い評判より悪評が目立ち、それもネットワーククオリティではなく商売態度クオリティに問題があるようです。
筆者の経験2つ
その1(点検商法)
以前、都内某マンションに住んでいた時、J:COMが利用可能になったというので、当時としては高速接続のCATVによるネットワーク接続を利用していました。
そして年に一度ほど点検と称して、一応日にち希望を取って室内設備の点検と称して(客の了解を得て)室内に入ってきます。
検索結果は2,010件となっています。
さて、当該マンション在住中に何度か「点検」がありまして、そのときに訪問した係員の方がJ:COM TVの有償契約をオファーしたりしてきました。
程度問題ではありますが、目的が点検なので商売はしてほしくないとは思います(筆者の考えです)。ナイスタイミングでのオファーならいいですが、大抵の場合はウザイのでは?ある程度までは目を瞑りますが…
その2(点検商法)
現在居住中のマンションでも点検と称したものがあります。室内設備を毎年点検なんて実際不要でありまして、不具合が出たら対応してもらえればそれでOKですし、そのほうが本来はJ:COMとしても人件費コストは安いのではないでしょうか?
いつも不審に思っていたので、最近点検のお知らせが入った時に徹底的に問い詰めました。なんせ点検商法であるのは見え見えですので。マンションの管理組合承認済み案件なので一応訪問承諾の振りをしてWebから対応可能な日時をインプットして備考欄に山ほどの条件付け。
・壁面収納のためコンセント取り替えは用意ではないため、壁面から引き出した同軸ケーブルでのレベル測定のみとします。
・理由を問わずいかなる営業行為も一切禁止します。
・訪問技術者は写真入りJ: COMの身分証明書と写真入り第2級CATV技術者証を提示すること。これが出来ない場合は身元不明の素人とみなし訪問測定を認めません。
・レベル測定に使用する測定器のメーカーとモデル名(モデル番号)を事前に知らせること
・レベル測定結果の数値報告書を書面として必ず残して退出する事。
以上厳守のこと
書きすぎているのは重々承知ですが、技術的に必要なことならそれぞれきちんと説明できるはずです。
翌日だか翌々日に電話がかかってきました。
相手「訪問の件でご連絡をいただきましたが….」
筆者「どういう作業をするのですか」
相手「壁面端子部の取り替えとテレビなどのコネクタ緩みの締め直しです、あと強度測定もします」
筆者「書いたように取り替えは容易ではありません。コネクタ緩みのしめ直しなどこちらも電子・電気系技術者の端くれ(嘘ではない)なので不要です」
相手「そうですか、それでは今回訪問する意味がないので訪問はいたしません」
(をひ、信号強度測定はどうした?そんなのTVやCATVのルーターで表示できるけどね)
筆者「J:COMさんは点検商法で日本全国で非常に悪評が高い。支障がでれば連絡しますので、こういう点検と称した行為は不要です。」
相手「わかりました」
やっぱり点検商法目的じゃんかよ。レベル測定のことなんか全くいわなかったし。
5日間各日8時間の間に断続的にネット切断?マジっすか?
こちらは別の物件で友人から聞いた話。
共有設備(集合型開戦終端装置や保安器)交換をしますという。まあ、これはわかりますわな。
しかし内容がひどい。
X月X日(月)〜X月Y日(金)の午前9時から17時まで断続的に接続が切断(TV/インターネット/電話)
保守が必要なのはもちろん理解しますし、複数日に渡るのもありうる話ですが、5日間にわたっていつ停止するかわからんけど、切れたらごめん!なんて通信事業者のやるこっちゃありません。
自宅でリモートワークしている人も少なからずいるでしょうし、会社や顧客とWeb会議をする人もいるでしょう。
事前に12時〜13時の間断続的に切断されます、というのならばWeb会議はその時間帯を避けて、ネット必須な仕事もさけることが可能です。
しかし5日間の昼間8時間いつ切れるかわからん!ってありえないでしょう?
その後どうなったのか私は知りませんが、これはもうJ:COMは最初に外すべき固定インターネット接続業者です。遅くてもdocomo home5Gとかのほうがマシでしょう。
予備接続は必要だ
自宅でネット必須の仕事をするのであれば、仮にJ:COMでなくてもhome 5Gなどは維持費の問題があるにせよ必要だと思います。
リモートワークで自宅ネットワークが使えないから仕事の納期が間に合わないなんてのは言い訳になりません。それで商談がNGになっても予備接続を用意しない貴方の責任であります。
それも含めて自分で手当するのがリモートワークをするということだと理解すべきです。
会社のオフィスで仕事をしていてネットがつかえなくなって仕事ができなかったのは、個人の責任ではなく会社としての責任ですが、個人宅のネットはそうではありません。
いわんや自宅でネットワークを必要とする個人事業主の方は当然必要な投資となります。
J:COMは基本的な通信事業者としての姿勢に問題を感じますので契約にあたっては覚悟が必要です。