以前はUQ mobileにはデータくりこしがあるけれど、Y!mobileにはありませんでした。しかしいつのまにかY!mobileもデータくりこしに対応しておりました。他にも変更された現在のプランでは両者の差はほとんどなくなったような感じです。
UQ mobile vs Y!mobile
従来の違い
KDDIにはUQ mobileとpovoがあり、SoftbankにはY!mobileとLINEMOがあり、docomoにはahamoがあります。
どれをとってもキャリア回線なのでMVNOと違って速度は問題なし!ですから、もはやMVNOの出番はかなり少なくなっているような気がします。
特別な理由がない限りMVNOを積極的に選ぶ必要はないと筆者は思います。
上記の記事は2020年8月21日掲載のものです。
この当時はUQ mobileはスマホプランで、Y! mobileはスマホプランベーシックで比較しています。
当時の主な違いは以下の通り。
(1) データくりこし:UQ mobileは繰越ができるが、 Y! mobileは繰越ができない
(2) 低速モード:UQ mobileは任意切り替えだが、Y! mobileは容量オーバー時に自動的に低速になるのみ
(3).国内通話かけ放題:UQ mobileは有料で700円/月で10分間以内、Y! mobileは無料で10分間以内。
(4) その他:Y! mobileはYahoo!プレミアムの508円/月が無料
現状の違い
料金や容量で期間限定のものは排除して比較します。
UQ mobile | Y! mobile | |||
プラン名 | くりこしプランS +5G | くりこしプランM +5G | シンプルS | シンプルM |
データ容量 | 3GB | 15GB | 3GB | 15GB |
データくりこし | ○ | ○ | ○ | ○ |
速度制限時 | 300kbps | 1Mbps | 300kbps | 1Mbps |
節約(低速)モード | 任意切り替え | 任意切り替え | なし | なし |
10分間かけ放題 | 税込770円/月 | 税込770円/月 | 税込770円/月 | 税込770円/月 |
かけ放題 | 税込1,870円/月 | 税込1,870円/月 | 税込1,870円/月 | 税込1,870円/月 |
60歳以上かけ放題 | 税込770円/月 | 税込770円/月 | 税込770円/月 | 税込770円/月 |
月額 | 税込1,628円 | 税込2,728円 | 税込2,178円 | 税込3,278円 |
Y!プレミアム会費 | 税込508円 | 税込508円 | 不要 | 不要 |
月額+Y!プレミアム会費 | 税込2,236円 | 税込3,236円 | 税込2,178円 | 税込3,278円 |
2021/2/17をもってY! mobileのスマホベーシックプランが廃止され、上記のシンプルプランになりました。この変更でデータくりこしがUQ mobile同様に可能になり、同じくUQ mobile同様に国内通話10分間かけ放題がなくなりました。
60歳以上の場合770円で国内通話かけ放題というのも両者同じ金額をたたきだしています。
どんな人がどちらに向いている?
3GBプランならY!プレミアムを使う人ならY! mobileが少しだけお得です。しかしMになるとほんのわずかに逆転してしまい、Y!プレミアムを別途支払ってもUQ mobileのほうが安いと言う状況なので、大きなメリットはなさそうです。
Y!プレミアムを使わないのであれば価格差を考えると積極的にY! mobileを選ぶ理由はないように身思えますというか、これしか決め手がありません。
結局のところ、KDDが好きかSoftbankが好きかで決めても変わらないです。あるいは他のMVNOやキャリアからMNPで転入する際のワンショットのメリットくらいしか決めてはなさそうです。