2022年12月14日（日本時間）から、iOS 16.2、iPadOS 16.2、macOS 13.1の配布が始まりました。その中で新たに導入された新しいアプリが「フリーボード」です。いわゆるホワイトボードアプリですが、非常に多機能でありfacetimeで打ち合わせやブレストしながら共同作業ができるというもの。
フリーボードが使えるOS
フリーボードがインストールされるのは以下のOSとなります。
・iOS 16.2〜
・iPadOS 16.2〜
・macOS Venture 13.1〜
これらのOSにアップデートするだけで、iPhoneやiPadでは自動的にホーム画面にフリーボードアイコンが現れますし、Macではアプリケーションの中に自動的に現れますので、特にユーザー側で使うために何か準備するなどの必要はありません。
[公式] Apple、フリーボードを発表：クリエイティブなブレインストーミングと共同作業のために設計されたパワフルな新しいアプリケーション
https://www.apple.com/jp/newsroom/2022/12/apple-launches-freeform-a-powerful-new-app-designed-for-creative-collaboration/
純正でこれに比較的近いものは、メモアプリもありますがメモアプリはあくまでテキストメモがメインであり、ブレストなどの共同作業には適していません。自分でメモをとって、どのAppleデバイスでも続きを編集したりチェックしたりできるのが主な使い方となります。
使わないアナタは損をしている！ iPhone・iPad ・Mac標準アプリ「メモ」の便利機能の使い方 （前編）
https://aichanworld.com/wd/2022/07/20/post-24815/
使わないアナタは損をしている！ iPhone・iPad ・Mac標準アプリ「メモ」の便利機能の使い方 （後編）
https://aichanworld.com/wd/2022/07/21/post-24819/
フリーボードでできること
冒頭に書いたように、一言で言えば電子版ネット対応のホワイトボードで、内容は即座にiCloudに同期されます。
iPadで使えばApple Pencilの本領発揮というところで、まさに普通にホワイトボードのように使えます。
・写真、ビデオ、オーディオ、ドキュメント、PDFファイルの貼り付け（取り込み）
・付箋
・各種図形描画（四角や円などの基本図形以外に、動物・乗り物・食べ物・人・場所等々さまざまなシルエットが入っています）
・テキスト入力
・手書きテキスト認識
・外部URLの貼り付け
・PDFへの書き出し
自分だけで考えをまとめたり、アイデアを磨いたり、複数名でブレインストーミングしたりさまざまに使えます。
子供の頃に学校で大きな模造紙に壁新聞とか作ったことがあると思いますが、その電子版みたいな感じかもしれません。
フリーボードのiCloud同期
フリーボードのコンテンツはiCloudと同期できます。
既定の設定ではiCloud同期は許可になっていないので、iOS/iPadOS/macOSのいずれでもiCloudの設定画面からフリーボードを許可する必要があります。
＜iPhone/iPad＞
[設定] ＞ 自分のアカウント(一番上の行にある) ＞ [iCloud] ＞ [すべてを表示] ＞[フリーボード]
＜Mac＞
[Appleメニュー] ＞ [システム設定] ＞ 自分のアカウント(一番上の行にある) ＞ [iCloud] ＞[フリーボード]
ここでオフになっているスイッチをオンにします。
コンテンツ作成中に、iCloud同期をオンにした場合はすぐには同期されないので、一旦フリーボードを終了させてから、フリーボードを起動しなおせばすぐに同期されます。OSの再起動は不要です。
複数名でも1人でも有効に使えばパワフルなツールになるでしょう。