watchOS 6からApple Watchに追加された機能の一つに「ノイズ」アプリがあります。Apple Watchにはマイクが内蔵されており、そのマイクを使ってApple Watch周囲の騒音レベルを測定する機能で、これが結構精度が高いようだとの評判。その機能を使って耳の健康を守りましょう。
Apple Watchのノイズアプリ
筆者はApple Watch Series 7を使用していますが、watchOS 6に対応したSeries 4およびそれ以降であれば他のモデルでも同じでありまして以下の操作で利用できます。
デジタルクラウンを押してホーム画面を表示し、黄色の円で耳が黒い線でかかれたアイコンを探してタップします。
起動すると即座に騒音レベルが測定され単位dBで表示されます。
Apple Watchが通知する騒音レベルの目安は以下の通りとなります。
80dB | 1 日に 5 時間半このレベルの騒音にさらされると、一時的な難聴になるおそれがあります。このレベルの週間限度は 40 時間です。 |
85dB | 1 日に 1 時間 45 分このレベルの騒音にさらされると、一時的な難聴になるおそれがあります。このレベルの週間限度は 12 時間半程度です。 |
90dB | 1 日に 30 分このレベルの騒音にさらされると、一時的な難聴になるおそれがあります。このレベルの週間限度は 4 時間です。 |
95dB | このレベルの騒音は 1 日に 10 分聞くだけでも、一時的な難聴になるおそれがあります。このレベルの週間限度は 1 時間 15 分程度です。 |
100dB | このレベルの騒音は 1 日にほんの数分でも、一時的な難聴になるおそれがあります。このレベルの週間限度は 20 分程度です。 |
このノイズレベルは適当じゃねぇの?と思うかもしれませんが、調べてみると結構精度が高いという記事が多数見当たりまして、多少の誤差はありますが出鱈目の数字ということはなさそうで、耳を守るための目安数値としては十二分な機能を果たすと思われます。
watchOS 6:騒音測定アプリ「Noise」の精度はデシベルメーターに匹敵する正確さ
https://gori.me/watchos/watchos6/118110
上記のdBは一般的にどういう環境なのでしょうか?
20dB | 木の葉の触れ合う音 |
30dB | 深夜の郊外 |
40dB | 閑静な住宅地の昼 |
50dB | 静かな事務所の中 |
60dB | 走行中の自動車内、普通の会話 |
70dB | 高速走行中の自動車内、騒々しい事務所の中 |
80dB | 走行中の電車内、パチンコ店内 |
90dB | 犬の鳴き声、カラオケ |
100dB | 電車が通る時のガードした |
110dB | 自動車のクラクション |
120dB | ジェット機のエンジンの近く |
出典:[DENON Official Blog]:2018.05.25 天気の音、音楽の音 〜音の大きさ「デシベル」について〜
単純に言えば、1日に1時間45分以上パチンコ店内にいると騒音性難聴のリスクが高くなるということです。仕事上止むを得ない場合は耳栓などで自分の聴覚を守る必要がありますね。
iPhoneでの設定
Apple Watchのノイズレベル測定機能はデフォルトでONになっていますが、これを使わないとか通知する騒音レベルの変更ができます。
iPhoneでWatchアプリを開き「ノイズ」を選びます。
「環境音測定」はデフォルトでONになっていますが、OFFにすることでApple Watchでの環境音測定をしない設定となります。職場が高騒音環境であり聴覚保護のためにイヤーマフをして作業をしているような環境では、この設定は「OFF」にしてApple Watchでのノイズレベル測定機能を切っておくべきです。
そうでないと余計な通知ばかりがきてバッテリー消耗の原因になります。
「環境音測定」がONの場合、の場合「ノイズの閾値」を設定できます。デフォルトでは90dBですが、これを95dBにしたり85dBにしたりできます。
90dB以上のノイズに1日30分以上さらされると騒音性難聴になる危険性があるということです。85dBだと1日1時間45分(やけに細かい!)以上でリスクが高くなるそうなので、デフォルトの90dBというのはいい値でしょう。
下のノイズレベルの例は筆者が通っているトレーニングジムの中のノイズレベルです。隣接したスタジオのプログラムの谷間なのでエアロの音楽とかも流れていないので比較的静かです。
まとめ
普通にオフィスで仕事をしている方にはあまり関係ないとは思いますが、カラオケが大好きで毎日行ってガンガン大きな音で流すのが好きという方は騒音性難聴のリスクが高くなる可能性があるということになります。
日頃やむを得ず大きめの音にさらされるような方は、Apple Watchでノイズレベルを測定して適切な対策(音源から離れるとか耳線をつけるとか)いった自衛対策が必要でしょう。