スマートフォンのバッテリーは100%充電された状態を長時間維持するのはバッテリー寿命を縮める原因であると言われており、Androidスマートフォンにはバッテリーを100%充電せずに90%とかで止める設定がある機種も多いです。しかし時には100%までしっかり充電して出かけたいこともありますよね?その時にいちいち設定を変えるのは面倒だし、戻し忘れる可能性もあります。
AUQOS sense7の場合
この機種はバッテリーライフが長いのがメーカーの売りでもありますし、実際に使ってみてもバッテリーらよく持ちます。
AQUOS sense7にはバッテリー充電を90%で止め、以降USB充電器が繋がっていてもそれは充電するのではなく本体の駆動用電源として使用するようになる設定があります。
上のスクリーンショットはAQUOS sense7で「設定」>「AQUOSトリック」>「インテリジェントチャージ」(スクロールして下の方)の画面となります。
「最大充電量」を100%ではなく90%で止める設定です。
AQUOS sense7はバッテリーのもちが非常に良いので90%充電で止めておいても、よほどヘビーな使い方をしない限りは1日以上は余裕のよっちゃんです。
そうはいっても今日はガッツリ使うかもしれないので100%で家を出たいとき、いちいち上記設定をオフにしなくてもOK。
AQUOS sense7では充電器に接続すると下のような通知が出ます。
通常は無視すれば良いのですが、今回だけはガッツリ充電したい場合「今回だけ90%充電する」をタップするとそのまま100%になるまで充電されます。
いかにも日本のメーカーが作ったスマホで細かい心配りがあり痒いところに手が届きます。
Galaxy S23 Ultraの場合
Galaxy S23 Ultraの場合は85%で充電を止める設定があります。
「設定」>「バッテリーとデバイスケア」>「バッテリー」>「その他のバッテリー設定」の画面です。
一番下の「バッテリーを保護」をオンにすることで、最大充電量を100%ではなく85%に止めます。Galaxy S23 Ultraもかなりバッテリーのもちが良いので85%充電であっても1日以上は余裕でしょう。
ただしAQUOS sense7と違って、ゲームもバリバリOKのハイパフォーマンスなスマホですので、ゲームをがんがんやるとバッテリーは急速に減ると思います。ゲーム用途で使う方はどんな工夫をしてもバッテリー消耗は普通より激しく、それだけ早くバッテリーか劣化する覚悟が必要です。
クイック設定の中でバッテリー保護をオン・オフする方法
ここからが本題です。
ディスプを上から下へプルダウンするとクィック設定が表示されます。
さらに下に引っ張り右上の三つ縦に並んだドットをタップし「ボタンを編集」を選びます。
ディスプレイの上半分に出てくるボタン一覧の3ページ目に「バッテリーを保護」というボタンがありますので、これを下半分にドラッグします。
下半分は通常スクリーンで上から下にスワイプした時に出てくるもので、左上から右下に数えて6個までが最初に表示されるボタンです。
結果、このようになります。
残念ながらAQUOS sense7のように、今回だけ100%充電という気の利いた設定はありませんが、クイック設定を出して上記の例であれば右から3つめの「バッテリーを保護」のアイコンが青ければ85%、消えていれば(グレーならば)100%まで充電されます。
おまけ:Galaxyのバッテリー交換について
S23 Ultraに限らずGalaxyの場合はGalaxy Harajukuで事前予約すれば即日バッテリー交換(有償)してくれますのであまり問題ないとは思います。
さらにdocomoのGalaxy限定となりますが、docomoの「Galaxyリペアコーナー」 というのがありまして、下記の特定のdocomo店舗で事前予約の上即日修理が可能のようです。
ドコモショップ札幌店(北海道札幌市)
ドコモショップ仙台一番町店(宮城県仙台市)
ドコモショップ大宮高島屋店(埼玉県さいたま市)
ドコモショップ丸の内店(東京都千代田区)
ドコモショップ横浜そごう店(神奈川県横浜市)
ドコモショップ金山店(愛知県名古屋市)
ドコモショップ京橋店(大阪府大阪市)
ドコモショップ本通駅前店(広島県広島市)
ドコモショップ天神中央店(福岡県福岡市)
ドコモショップ おもろまち店(沖縄県那覇市)
上記も遠い場合は宅配での対応となります。
長く使いたいスマホを選ぶときには、こうした即日修理(バッテリー交換)ができるメーカー正規の場所が自分の行ける範囲にあるかどうかもポイントです。
★重要な警告★
筆者は何度も当サイトで書いていますが、スマホのバッテリー交換は必ずメーカー指定の店で修理対応してもらってください。絶対に街の修理屋さんには頼まないこと。
使用しているパーツ(バッテリーや周辺パーツ)が安全な純正品とは限りませんし、メーカーに納品できなかった(検査ではねられた)B級品が流れて使われているかもしれませんし、交換手順もメーカー指定の正規保守マニュアルに基づいていないかもしれません。それらはすなわち最悪の場合バッテリーの発火や爆発事故につながる可能性があります。自宅やアパートでスマホが爆発して全焼したなんて絶対に想像したくないでしょう?
面倒だから、高いからといったつまらない油断が一生を大なしにする可能性があります。