最近の当ブログの記事で、常時メガネを掛けている場合の真夏の眩しさ対策として、2wayサングラスやクリップオンサングラスを紹介しました。実際にこれらを使ってみてわかった良し悪しについてお教えします。
2wayサングラスとクリップオンサングラス
2wayサングラス
2wayサングラスとは、クリアレンズのメガネとそのフレーム専用の磁石でピタリと貼り付く同形状のサングラスアタッチンがセットになっているものです。
そのフレーム専用のアタッチメントなので、手持ちのフレームに付けるのは不可能です。
サングラスアタッチメントを外したときにしまうのにも困ります。傷つけたり壊したりしてもアタッチメントだけ買えない場合がありますので、100円ショップで軽いメガネケースを探して持ち歩くのがおすすめです。
クリップオンサングラス
クリップオンサングラスは2wayサングラスを汎用的にしたもので、レンズのブリッジ近くにクリップで挾んで軽量のサングラスを止めるもので、物によってはサングラスを跳ね上げることが出来るものもあります。
クリップオンサングラスにはあまり大きなレンズのものはないので、かけている眼鏡のレンズが比較的小さいスクエア型ならいいですが、上下幅の大きなボストン型やウエリントン型だと
それに合うクリップオンサングラスはあまり種類が多くないようです。
クリップオンサングラスはブリッジの近くだけでレンズを挟むのでズレやすいのと、眉間寄り(ブリッジ側)の視野にクリップが入るので邪魔に感じます。
メリットとデメリット
メリット
・2本の度入りメガネをかけ外ししなくて良い。
・調光レンズのように、色が濃くなるあるいは色がぬけるのに時間がかからない。
・お店(メーカー)によっては2wayサングラスであってもアタッチメントのレンズの色や濃さ、偏光の有無なども選べる。
・クリップオンサングラスは、2wayサングラスや調光サングラスより圧倒的に安い。
デメリット
・サングラスアタッチメントやクリップオンサングラスを外したときの入れる場所に困るので、レンズを傷めないためにもメガネケースを持ち歩く必要がある。
・サングラスを装着したときにレンズが二重になり重くなる。しっかりフィットしていないとずれるのでメガネ自身のブリッジ長・鼻あての形状・テンプル長(ツルの長さ)などは要注意。
・クリップオンサングラスは2wayサングラスよりズレやすい。
・クリップオンサングラスはクリップ部分が鼻のあたりにくるので視界に入り邪魔。
・クリップオンサングラスはメガネにピッタリの大きさのものはまず無くて、レンズの大きなウエリントン型やボストン型のメガネに合うものがない。
・サングラスをかけたときに自分の目がうっすらとクリアレンズの内側(目の側)に映る。サングラスを外すと映らない。
目が映るという問題
レンズ内側に自分の目や鼻あてがうっすら映るというのは完全に想定外でした。
夜になると、外が暗くなって室内から見ると窓ガラスが鏡のようになりますよね?これと同じです。
目→クリアレンズサングラス→色が暗いサングラスと、夜の室内から窓ガラス越しに外を見るのと同じことが起こります。
目とレンズの距離が近いので窓ガラスのようには鏡のようにはなりませんが、多かれ少なかれ自分の目やその周囲がうっすらと反射します。
ジャマというほどではありませんが、気にならないと言えば嘘になります。
通常のサングラスやメガネでも程度の差はあれどもこうした裏面反射はありますが、2wayサングラスやクリップオンサングラスでは、より顕著に感じる気がします。
この映り込みはクリアレンズの反射防止コーティングの有無で大きく変わりますが、殆どは何らかの反射防止コーティングがなされていると思います。ただし度無しの伊達メガネの場合は反射防止コーティングがされていないものもあるかも知れません。
サングラスをつけたときの映り込みはレンズが二重になる以上完全回避は不可避なのである程度は覚悟が必要です。
どの程度になるから店頭サンプルをかけて晴天の屋外に出てみればすぐに分かります。
それが気になるかならないかを判断してください。
現実にはギラギラ眩しいのを抑えられるメリットのほうが遥かに遥かに大きいです。