いよいよApple Eventがある9月が近づいてきました。筆者は普通であればiPhoneは1世代飛ばして2年に1回の買い替えなのですが、今回はいろいろあってiPhone 15 Pro Maxを狙っています。ProやPro Maxはいくらくらいになるのか?いろいろ推測してみました。
iPhone 14 Proシリーズの価格(Apple Store SIMフリー)
iPhone 15の価格を推測するにあたり、米国Apple Store Onlineと日本のApple Store OnlineでiPhone 14 ProとiPhone 14 Pro Maxの価格をストレージ容量ごとにまとめて表にしました。
()内は一つ下のストレージ容量との差額です。
Apple Store Online(米国)の価格
iPhone 14 Pro | iPhone 14 Pro Max | Proとの差額 | |
128GB | $999 | $1,099 | +$100 |
256GB | $1,099 (+$100) | $1,199 (+$100) | |
512GB | $1,299 (+$200) | $1,399 (+$200) | |
1TB | $1,499 (+$200) | $1,599 (+$200) |
Apple Store Online(日本)の価格
iPhone 14 Pro | iPhone 14 Pro Max | Proとの差額 | |
128GB | 149,800円 | 164,800円 | +15,000円 |
256GB | 164,800円(+15,000円) | 179,800円(+15,000円) | |
512GB | 194,800円(+30,000円) | 209,800円(+30,000円) | |
1TB | 224,800円(+30,000円) | 239,800円(+30,000円) |
価格ロジック
日米ともに価格ロジックは非常にクリアです。
iPhone 14 Pro 128GBの価格が$999(149,800円)がベースになっています。
容量が128GBから256GBに増えると$100(15,000円)高くなり、容量が256GBから512GB、512GBから1TBになると$200(30,000円)高くなり、同じ容量ならProとPro Maxの差は$100(15,000円)です。
iPhone 15 Proシリーズの価格の噂
さてここから先は噂(Rumors)です。
筆者はiPhoneに関してはキャリア購入は全く関心がなく、全てApple Store Onlineでの一括購入のみに徹していますので、キャリアの推定価格は記載しません。
経験的にはApple StoreのSIMフリーモデル価格に2万円程度追加した価格がキャリアの一括払い通常価格であり、24ヶ月の残価設定型分割払い(「いつでもカエドキプログラム」など)はその半額程度です。
MacRumorsによれば、iPhone 15 Proのスタート価格はiPhone 14 ProのUS$100アップの$1,099、iPhone 15 Pro Maxは$1,299と予想しています。
噂価格 | iPhone 14 Pro | iPhone 14 Pro Max | Proとの差額 |
128GB | $1,099 | $1,299 | +$200 |
256GB | $1,199 (+$100) | $1,199 (+$100) | |
512GB | $1,399 (+$200) | $1,699 (+$200) | |
1TB | $1,599 (+$200) | $1,799 (+$200) |
iPhone 14 ProとPro Maxの違いは、ディスプレイサイズ・解像度の違い、バッテリー容量の違いくらいで、それ以外はカメラも何も全て同一性能です。
一方iPhone 15 Pro MaxはiPhone 15 Proにはないペリスコープカメラを搭載するという噂で、iPhone 15 Proの最大望遠は3倍、iPhone 15 Pro Maxは6倍程度と言われています。
それゆえProとPro Maxの差額が従来の$100から$200になるのもなんとなくわかります。同意はできないけれど理屈は理解できるということです。
iPhone 14 Pro / Pro Maxの日米価格比較をすると$1=150円で設定しているのがわかります。
iPhoneの日本価格は円安を受けて2022年7月1日に値上げされましたが、その一月前の6月のドル円相場は130円〜135円程度でしたので+15円の鞘を含んだ値上げと思われます。
2023年8月の終値を見ると143円〜146円程度で前回の日本価格改定時のドル円相場から10円以上安くなっています。ニッセイ基礎研究所の発表によればドル高圧力は一段落して年内は142円前後で推移するのではないかと予測しています。
仮に145円とすると+15円の鞘を加えて$1=160円の相場で換算する必要がありますがそこまでは載せてこないと踏んでおり、現状の$1=150円を踏襲すると筆者はみています。Proとの差額をそのまま$200=30,000円乗せるのは差がありすぎますので個人的希望的観測として+20,000円くらいでみてみましょうます(論理的根拠はなく感です)。
筆者推測 | iPhone 15 Pro | iPhone 15 Pro Max | Proとの差額 |
128GB | 175,800円 | 195,800円 | +20,000円 |
256GB | 190,800円(+15,000円) | 210,800円(+15,000円) | |
512GB | 220,800円(+30,000円) | 240,800円(+30,000円) | |
1TB | 250,800円(+30,000円) | 270,800円(+30,000円) |
2TBモデルもあるかもという噂があり、さらに128GBは無いのではともいわれています。仮にそうであるならばiPhone 15 Proのスタート価格は190,800円、iPhone 15 Pro Maxのスタート価格は210,800円からとなるでしょう。
ProとPro Maxの差が30,000円になるとすれば、iPhone 15 Pro Maxは256GBが220,800円程度となると見込まれます。
筆者推測 | iPhone 15 Pro | iPhone 15 Pro Max | Proとの差額 |
128GB | 175,800円 | 205,800円 | +30,000円 |
256GB | 190,800円(+15,000円) | 220,800円(+15,000円) | |
512GB | 220,800円(+30,000円) | 250,800円(+30,000円) | |
1TB | 250,800円(+30,000円) | 280,800円(+30,000円) |
iPhone 15とiPhone 15 Plus、iPhone 14からの買い替えはあり?
iPhone 15とiPhone 15 PlusのSoCはiPhone 14と変わらずA16 Bionicであり、USB TYPE-Cになっても速度はLightningと同じUSB2.0の480Mbpsだと言われています。
筆者の意見でありますが、SoCは変わらずA16 Bionicですし正直なところ大枚叩いてiPhone 14からiPhone 15に買い替える意味はないと思います。
もし現状がiPhone 13かそれ以前の機種であれば、むしろiPhone 14への買い替えのほうがいいと思います。
iPhone 15無印系とPro系
散々世間様のWebでも言われていますが、この迷いは実はあまり意味がないと思っています。
一番大きな差はカメラであり、特に今回はProでもProとPro Maxでは変わってくるようです。
単にスナップ程度にしか使わないのであればiPhone 15無印系でOKですが、本気撮りする人とか、普段でも大きめのミラーレス1眼を使うような人であれば、無印では絶対満足できないはずなのでPro系です。
動画を趣味で撮るなら望遠のついているProかPro Maxで決まり。
忘れてはいけないのはUSBの速度で、今の所の情報ではiPhone 15とiPhone 15 PlusはLightningと同じくUSB 2.0の480Mbpsという低速転送のようです。有線接続のデータ転送で現状のiPhoneで全く不自由していないのであれば、この点については考慮不要ということなりますが、そうでないからiPhone 15 Proか15 Pro Maxが視野に入ります。
A17 Bionicのベンチマークスコア
iPhone 15 Pro、Pro MaxのSoCであるA17 Bionicはかなりの性能アップだと言われています。
この中にGeekbench 6でのスコア比較がありました。
Single-core | Multi-Core | |
A17 Bionic (リーク情報) | 3,269 | 7,666 |
Snapdragon 8 Gen 3 for Galaxy (リーク情報) | 2,233 | 6,661 |
A16 Bionic | 2,514 | 6,361 |
Snapdragon 8 Gen 2 for Galaxy | 1,867 | 4,949 |
M1 3192MHz 8 cores (MacBook Pro 13-inch Late 2020) | 2,307 | 7,907 |
これは驚きですね。
単にGeekbench 6のスコアだけ(Metalスコアは含まず)ですが、A17 BionicはAndroidの次期先端プロセッサであるSnapdragon 8 Gen 3を大きく引き離しています。
iPhone 15無印への買い替えを考えていた方もこれを見るとiPhnoe 15 Proにしたくなるかも…。
いつ発売?
今年のアップル・イベントは9月12日午前10時(米国太平洋時間)、日本時間では9月13日(水)午前2時から開催されることが決定しています。
過去の例から推測するとその週の9月15日(金)に予約開始となり、さらにその1週間後に発売となる予測です。
iPhone 15 Pro Maxはペリスコープカメラのパーツ供給の問題で遅れるかも?という噂があった一方で、それはすでに解消して出荷準備ができているという噂もあり、こればかりは予約開始となるまでわかりません。
ですが、出遅れなければという前提でiPhone 15 Pro Maxは10月下旬には手に入るでしょう。
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