JAL FLY ON ステータスとJGCが完全分離され、JGC修行はほぼ無意味になった

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2024年1月1日からJAL GLOBAL CLUB(JGC)への入会条件が劇的に変わりました。昨年まではJMBサファイアのステータスを取り、所定のJALカードを作ればJGCに入会できました。いわゆるJGC修行の成果です。しかし、JAL Life Statusプログラムが導入され、JMBステータスとJGC入会条件は切り離されました。

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JGC入会条件のBefore、After

〜2023年12月31日

条件1:JMBサファイア以上のステータスを取得する。
条件2:JAL CLUB-Aカード、JAL CLUB-Aゴールドカード、JALダイナースカード、JALカード プラチナのいずれかを保有していること。

上記2つの条件を満たしたときにJGC入会条件を満たし、JGCカードを入手できます。

それ以降は当該カードを保有しつづけ、なおかつJMB会員である限りは、JMBステータスの期限が切れても、JMBサファイアとほぼ同じJGCの待遇を受けることができます。

2024年1月1日〜

条件1:JAL Life Status プログラムにて、1,500 Life Status ポイント以上を獲得する。
条件2:JAL CLUB-Aカード、JAL CLUB-Aゴールドカード、JALダイナースカード、JALカード プラチナのいずれかを保有していること。

これまでは回数修行で暦年1年間の間に50回マイル積算対象運賃で搭乗すれば、翌年度1年間はJMBサファイアのステータスとなり、同時に上記条件2のカードを保有すればJGC入会資格を得られました。

これからは修行によりクリスタル、サファイア。ダイヤモンドのJMBステータスは得られますが、条件2のカードを持っても自動的にJGCの入会条件を満たすわけではなくなります。すなわちJMBステータスとJGCは関係なくなります。

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JAL Life Statusプログラム

新しく開始されるJAL LIfe Statusプログラムで1,500ポイント以上を獲得することがJGC入会条件となります。

マイルやFLY ONポイントは全く別ですので混同しないようにしてください。またマイルのように家族合算はできません、個人の実績のみです。

Life Statusポイントに有効期限はありません。JMBを退会するまで有効です。

獲得ポイント
国内線1回搭乗※5ポイント
国際線1,000区間マイル毎※5ポイント
JALカードショッピングマイル2,000マイル5ポイント
JAL Pay利用500マイル1ポイント
JALモール利用100マイル1ポイント

※マイル積算対象運賃での搭乗時が対象で、特典航空券利用での搭乗は加算対象にはなりません。

国際線区間マイルと獲得ポイントの例:

ホノルル3,831マイル15ポイント
ロサンゼルス5,458マイル25ポイント
ニューヨーク6,214マイル30ポイント

 単純計算で国内線だけだと、1,500ポイント÷5ポイント=300回=150往復が必要で、出張で毎週搭乗しても3年はかかる計算です。

もちろんJAL航空券購入はもとより、日常生活の各種支払いもJALカードを使ってJALカードショッピングマイルを貯めればさらに早くなります。

ショッピングマイル:

CLUB-Aカード:200円=1マイル
CLUB-Aカード+ショッピングマイル・プレミアム付与:100円=1マイル
CLUB-Aゴールドカード:100円=1マイル

年会費はCLUB-Aカードは11,000円、CLUB-Aゴールドが17.600円でその差は6,600円。ショッピングマイル・プレミアムは4,950円/年なので、カードラウンジ(JALさくらラウンジとは異なります)が使えるCLUB-Aゴールドのほうがおすすめです。

国内線でのポイント獲得試算

・羽田-新千歳往復を夫婦2名で利用
・株主割引料金利用

・JAL CLUB-Aゴールドカードで本会員がまとめて支払い

国内線搭乗回数2回10ポイント
株主割引往復運賃(JALカード特約店扱い)44,490円x2名=88,980円=1,778マイル0ポイント(翌月へマイルは繰越)

なかなか厳しいですねぇ….。

単純計算で羽田-札幌を株主割引運賃で2名で150往復です。

実際にはJALカード支払いでの端数マイル分が繰り越されますので、もう少し少なくなるとは思いますが…。

旧JGC回数修行と比較してみましょう。

旧制度暦年1年間の間に50回搭乗でJGC資格の条件1を満たせる
新制度期限なく300回搭乗でJGC資格の条件1を満たせる

回数修行を6年続ければ取れるってことで…..。実際にはJAL CLUB-Aゴールドで航空券代を支払うともっと少ない回数でいけるとは思いますが。

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JAL Life Status プログラム開始時点の取り扱い

まずご自身の生涯搭乗実績を確認してください(2024年1月1日以降搭乗前)

「JALホームーページ」にログイン>上部の「マイレージ&JALカード 」をクリック>表示される保有マイル数をクリック

表示される「マイル詳細」の「個人」欄にある「生涯フライト記録はこちら」をクリック。

生涯フライト記録が表示されるので、その「国際線生涯マイル」と「国内線生涯搭乗回数」をチェックしましょう。

上記の例:

国際線生涯マイル91,394マイル455ポイント
国内線生涯搭乗回数75回375ポイント
合計830ポイント
JGC入会条件まであと670ポイント

実際のLife Statusポイントは1月中旬以降に、保有マイルやFLY ONポイントと同時に表示されるようになります。

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JAL Life Status プログラムのメリット・デメリット

メリット:

・修行とは関係なく、JAL CLUB-Aゴールドカードで日常生活のほぼ全てを支払えば、搭乗回数が少なくてもJGC入会資格が数年内に得られる。ただし思い切り時間がかかりますが….
・できるだけ若いうちからJMBには加入しておけば、そこそこの年になったら自動的に入会資格の一つを満たせる可能性がある。

デメリット:

・従来は50回搭乗の回数修行でJMBサファイアに到達すると同時にJGC入会資格条件の一つを満たせがそれが不可能になった。厳密には回数修行が無意味になったわけではないが、50回搭乗修行をMAX6年間続けないといけない。

現実問題としては、これまでの生涯搭乗実績がかなりないとJGC入会は厳しいということです。

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移行措置

2023年にサファイア達成した人:

2025年3月までに条件2のJALカードを申し込めばJGC入会条件を満たせ、入会申し込みができます。
2024年以降のサファイア達成ではJGC入会条件は満たせません。

2023年末時点でJGC会員の人:

JGC Three Star会員として、現在のJGCのサービスを継続利用できます。

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JMB elite特典

Life Statusポイントが1,500まで到達しなくても(JGC入会資格到達前でも)、250ポイント以上からJMB eliteあるいはJMB elite plus特典を申し込むことができ、国内線・国際線のさくらラウンジ利用電子クーポンをもらえます。

JALカードCLUB-Aカード、CLUB-Aゴールドカード、JALダイナースカード、プラチナのいずれかを所有していることが条件で、クーポンは本人しか利用できません。

グレード保有Life Statusポイント数利用可能回数
JMB elite250~499 2回/年
JMB elite polus5006回/年

すなわち、JGCではないので専用チェックインカウンターなどは使えませんが、ラウンジだけは250ポイント以上あれば500ポイントに到達するまで年2回、500ポイント以上あればJGCに届くまで毎年6回まで使えるようになります。

JMB会員でステータスには届かないけれど長年利用していたという人であれば、JMB eliteやJMB elite plusが使えるようになる人は多いはずです。

JMB elite特典は自動付与ではありません。1月中旬以降にJMBのホームページから申し込みを行う必要があります。一度申し込めば翌年以降も自動的に引き継がれますので毎年申し込む必要はありません。

JMB elite plusの上位としてJGC入会後はJGC Three Star、JGC Four Star、JGC Fie Star、JGC Six Starができますが、これについての詳細等はおって公開されるとのことです。

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