3月8日発売、Apple MacBook Air M3チップ搭載モデル、M1から買い換える?

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3月4日発表され3月8日発売となるMacBook Air 13” M3チップ搭載モデル。筆者が使用しているのはM1チップ搭載のMacBook Air 13” M1 2020モデルです。発売から4年経過していますが、これでガリガリ動画編集とかやるわけでもないので大きな不満はありませんが、ガジェッターとして黙っているわけにいかず、買い換える価値があるのかどうか探ってみました。

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MacBook Air 13インチ M1 vs M3

[Apple公式] MacBook Air M3チップ搭載モデル 

スペック上で比較してみましょう。

項目M1M3
ディスプレイ13.3インチ
Retina
2,560 x 1,600
400ニト
13.6インチ
Liquid Retina
2,560 x 1,664
500ニト
CPUM1, 8コアM3, 8コア
GPUコア数7 または 88 または 10
Neural Engine16コア16コア
メモリ8GB, 16GB8GB, 16GB, 24GB
ストレージ256GB, 512GB, 1TB, 2TB256GB, 512GB, 1TB, 2TB
バッテリー49.9Wh52.6Wh
ポート2つのThunderbolt / USB 42つのThunderbolt / USB 4
充電専用ポートなしMagSafe 3
ヘッドフォンジャックありあり
Touch IDありあり
Wi-Fi802.11ax Wi-Fi 6802.11ax Wi-Fi 6E
Bluetooth5.05.3
Face Timeカメラ720p1080p
外部ディスプレイ1台のみ、最大6K、60Hz1台目、最大6K、60Hz
本体パネルを閉じれば2台可
2台目、最大5K、60Hz
スピーカーステレオ4スピーカーサウンドシステム
サイズ304.1 x 212.4 x 16.1mm304.1 x 215.0 x 11.3
重さ1.29kg1.24kg

システム(PC全体)としてのGeekbenchスコアなどはまだ出ていませんが、Apple曰く「M1搭載MacBook Airとの比較で1.6倍」だそうであります。

スピーカーが単なるステレオから4スピーカーでドルビーアトモスの空間オーディオに対応するということです。正直なところ映画配信を内蔵スピーカーで観ていると音が貧弱なのでどうしてもヘッドホンを使わざるを得ない感じでした。

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買い換える?買い替えない?

これは難しいところです。

Intel MacからApple Silicon Macのようにドラスティックな変化はありません。Apple Silicon Macでないと使えない機能もM1 2020モデルで全く問題ありませんし、MacBook Air M1 2020がmacOSのサポート対象から外れるのは相当先だと思います。

現在のmacOS 14 SonomaはMacBook Airでは2018年モデル(A1932)でサポートされています。モデルNoでいえばA1932(2018年〜2019年)、A2179(2179年)、A2337(2020年〜2022年)。サポート終了になるころにはハードウェアそのものがくたびれていると思います。

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買い替え検討ポイント4点

これは悩ましいところです。MacBook Air M1の中古買取価格も結構高いのですが、一方で新品購入でもApple製品はディスカウントがありません。

幸い筆者は現時点では学生・教職員ストアを利用できる資格を持っているので、その分の割引と24,000円のストアギフトカードを考えると、やはり今でしょ!です。ストアギフトカードは次回のiPhone 16 Pro Maxにでも使えます。

一般のユーザーの場合は、現有MacBook Airをいかに高値で処分できるかにかかっているかもしれません。

[1] M3のGPUパワー

M3プロセッサの最大の進化はGPUにあります。

[Apple公式] ありあまるパワー (MacBook Air M3搭載のM3プロセッサ)

13インチモデルでは、M1搭載のMacBook Airと比較すると次のようなパワーだとAppleは言っています。

・Dynamic Caching
・メッシュシェーダー
・レイトレーシング

この3点がM3の特色だとされています。

[ITmedia PC USER] 新型SoC「M3ファミリー」でAppleが示した“進化と成熟”

筆者はゲームはしませんが、動画編集(DaVinci Resolve Studio)のパフォーマンスが上がるのは大歓迎です。

[2] 5mmも薄い

MacBook Air M1の16.1mmに比べて、11.3mmと4.8mmも薄くなっています。

16.1mmでも大抵のPCよりは薄いわけですがヒンジ側の分厚いところが微妙に邪魔なので、11.3mmになるとはありがたいです。

[3] 充電専用ポート MagSafe 3

MacBook Air M1では充電専用ポートがなく、2つあるThunderboltの1つを充電に使用すると、空きポートは1つしかなく、状況によりどうしてもUSB Type-C 3.2対応のハブが必要でしたので結構不便なこともありました。

それが2つ使えるので筆者の場合は荷物が間違いなく減りますのでこれは大きい。そもそものUSB Type-C 3.2がアップリンクポートであるハブって高いんですよ!

[4] 2台の外部モニター

MacBook Air M1では外部モニターは6Kまでのものを1台でしたが、MacBook Air M3では本体パネルを閉じるクラムシェルモードにすると、最高6Kと最高5Kのモニターを2台接続できます。

こういうシーンが必ずしも多いとは思えませんが、外部モニター1台だと画面サイズの差が大きくて使いにくいのです。これが4Kのモニター2台使えるならとても良くなります。

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M3に買い換えるのを検討すべき人

まず第一にIntel MacBook Airをお使いの方。

だんだんApple SiliconのMacでないと….というのが出てきますし、パフォーマンス的にもIntel Macとはかなり違いますので、これを機に買い替えましょう。

一方でMacBook Air M2からは買い換える必要は大きくはないでしょう。M4版が来年出るのを待ってからでも遅くないと思いますが、前述の4点のどれかが当てはまるのであれば検討の余地あり。

M1は微妙ですが4年近く経つので3:7くらいで買い替え時だと思います。同じApple Siliconでも2世代の差は大きいです。

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