長く愛用したMacを買い替えた時、移行アシスタントを使う?実はお勧めできない理由

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3月20日の記事「Mac mini M1からMac mini M2 PROへの買い替えを決めた」のとおり、Mac mini M2 PROを買いました。Macを買い替えた時、「移行アシスタント」を使って、旧Macから新Macに移行するか、新規セットアップして必要なデータだけ移行するか悩みどころですが、長く使ったMacは新規セットアップをお勧めします。

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移行アシスタントを勧めない理由

Intel MacからAppleシリコンMacへの移行

すでに多くのアプリはAppleシリコンに対応したコードを含んでいるものが増えておりますし、RosettaをつかっとしてもIntel x86用のアプリがAppleシリコンでうまく動くとも限りません。アプリは新しいMacで最新版をダウンロードしてインストールしましょう。

有償のソフトウェア・ライセンスは移動されない

アプリケーションが、特定のライセンスキーコードにより有償ライセンスが紐づいている場合(筆者の場合動画編集ソフトのDaVinch Resolve Stuidoとか)は、2台同時に同じライセンスキーで動作しようとする可能性があり、その場合はライセンス認証でエラーになり、両方とも認証解除されてしまう可能性があります。

セキュリティソフトは問題を起こす

セキュリティソフトは基本的に一からクリーンでインストールすべきものであり、移行アシスタントでは問題を起こすことがあり、そうなると原因不明となり、アンインストールもうまくいかない可能性があります。こうなると解決は難しく、もう一度初期化する羽目になる可能性も否定できません。

ゴミを持ち込む

長く使ったMacの中はゴミだらけです。移行アシスタントは基本的にはデータも持ってきますが、その際ゴミまで持ってきます。

人間で言えば、ゴミだらけの部屋を丸ごと引越し業者にゴミごと運んでもらうようなものです。普通、新居は綺麗で整理した環境からスタートしたいでしょ?

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古いMacでやるべきこと

最低限以下のことは必要です。

  • 有償ライセンスを使うアプリのライセンス認証解除
  • 各種クラウドサービスからのログアウト(OneDriveやGoogle Drive)
  • セキュリティソフトのライセンス紐付け解除(通常はアンインストールだけでは解除されません)
  • 古いMacを自分で使わないのであれば、上記を全部ログアウトし終えたら、iCloudでMacを探すをオフにしてiCloudからログアウトして中身をクリーンします。詳細は以下のApple公式情報に従ってください。

[Apple公式] Mac を売却、譲渡、下取り、リサイクルする前にやっておくべきこと

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気にしなくて良いこと

Safariに記憶されている各種ログインID・ログインパスワードやブックマーク、日本語入力ユーザー辞書はそのままiCloudに残っていますので、新しいMacで同じApple IDを使うことで自動的に使えるようになります。

できればメールのアカウントも…と思いますが、それは無理なので手動でやりましょう。

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移行すべきデータ

ユーザーのホームディレクトリの下にある以下のフォルダーを注意しましょう。全部丸ごとコピーではゴミもあると思いますので、断捨離のチャンスです。

  • ピクチャ
  • デスクトップ
  • ダウンロード
  • ミュージック
  • ムービー
  • 書類

心配ならば古いMacのフォームフォルダー以下全部を外付けSSDにコピーしておけばよいでしょう。

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