Androidのメールアプリについては何度も取り上げてきましたが、それはとりもなおさず筆者がAndroidメールアプリジプシーだった証です。いろいろ使いまわった結果、落ち着いたのは以前も使っていたBlueMailとK-9メールです。どちらも一長一短ですが2回に分けて各々を紹介しましょう。
BlueMailのメリット
BlueMailのオフィシャルサイトは以下のURLです。サイトは英語のみですので必要に応じブラウザの翻訳機能をご利用ください。
[BlueMail公式] The Best Email Experience Ever Madeマルチプラットフォーム対応
BlueMailは以下のメジャーなOSに対応しています。
- Android
- iOS/iPadOS
- Windows 10/11
- Mac
- Linux DEB/RPM/SNAP
複数デバイスでのアカウント設定を同期・移行できる
1つ2つならいざ知らず数個以上のアカウントを使い分けていると、複数デバイスの設定がめちゃめんどくさいし、スマートフォンの機種変更でもメール再設定がめんどくさい。
BlueMailには「MagicSymnc」という機能があり、例えばスマートフォンで設定してあるメールアカウント情報をPCや他のスマートフォンに複製することができます。
セキュリティ上、パスワードは再入力しないといけませんが、メールサーバーなどの情報は何も入れる必要がありません。
この機能を使用して機種変更時のメールアカウント設定も楽になります。
無料で使える
BlueMailは基本的には無料で使えます。有料版も用意されていますが、有料版でないと実試用に支障があるようなものではないので、今のところ無料版で十分です。
寄付を募っているわけでもないので、ある日突然サポート終了となる可能性は否定できませんが…..。
メールソフト不毛なWindowsでOK
普段、MacやiOSを使っていると、Windowsのメールソフトって本当に不毛だなと思います。
多くの人は標準でWindows 11に組み込まれている「メール」か、Microsoft Outlook(無料版またはOffice 365の有料版)、GmailかThunderbirdあたりでしょう。
標準メールソフトは論外の低機能、OutlookはOffice 365 Business Standardで使ってみましたが、Gmailアカウント、Office365アカウント、一般IMAPサーバーアカウントの併用は地獄です。
セキュリティは大丈夫か?
海外のサイトではBlueMailに登録した情報が漏洩しているのではないか?という話が漏れ聞こえます。これを完璧に否定する根拠がないのは申し上げておきます。
メールソフトに信頼性の高いものを使うのは当たり前ですが、それだけではなく使い方の基本的な用心も欠かせません。
「詐欺メールに引っ掛からない」、「メールサーバーのアカウント情報はパスワード管理ソフトに入れて、それが漏洩している可能性を自動チェックする」といった対策をまず行うすべきです。
筆者はメールアカウントの情報をパスワード管理ソフトに入れて管理しています。そのパスワード管理ソフトはパスワード漏洩の恐れがあるアカウントをチェックして警告してくれます。今のところメールアカウント情報が漏れているかもしれないという警告には遭遇していません。