iPad mini 6が出て2年半以上経ち、リークサイトではiPad mini 7の話もかなり濃いものが出るようになってきました。iPad miniを検討中だけれどiPad mini 6を買うべきかiPad mini 7を待った方が良いのかまおっている人も多いでしょう?現時点でのリーク情報から考えた結果は….
そもそもiPad miniって必要か?
いきなり根底から覆すようなサブタイトルですが…。
iPad Pro 11 M1を使っている立場でいうと、iPad miniはなければないで大きな支障はない。あれば便利だという程度の存在であるのは経験からわかります。
iPad ProやiPad Airを持っていない場合には、これは結構良いツールになりえます。
筆者のiPad mini歴
これまで4世代のiPad miniを使ってきました。
2014年9月 iPad mini 2 Wi-Fi+Cellular
2015年11月 iPad mini 4 Wi-Fi+Cellular
2023年5月 iPad mini 6 Wi-Fi+Cellular
iPad mini 3以外は歴代購入しています。
最後のiPad mini 6は買ってはみたものの使用する機会が非常に少なくて勿体無いので売却してしまいました。
手放さなければよかった…. と思ったことはほとんどありません。
せいぜいベッドに寝転んで映画を読む時とか、移動中にiPhone 15 Pro MaxでKindle読書する時に気軽に持てて少し画面でかいのがいいかなぁ、と思う程度です。
[GOOD] iPad miniのメリット
11インチあるいは10インチiPadを持っていない場合には非常に役に立つのは間違いありません。
- iPad Pro/Airより小さくて軽いので荷物のじゃまになりにくい
- 小型軽量のためベッドに寝ながら映画をみたり電子ブックを読むのもiPad Pro/Airほど重くない
- 電車内で電子ブックを読むのに手頃なサイズ 、iPhoneではちょっと小さいがiPad Pro/Airでは大きい
[BAD] iPad miniのディメリット
ディメリットは8.3インチという半端なサイズのディスプレイが原因であることが多く、使っているうちにやはり大きなディスプレイが欲しくなります。
- 8.3インチのディスプレイでは、やることによっては狭すぎて使えない
- 万一iPad Pro/Airを買うと途端に出番が激減する(売り払えば良いのですが….)
- サイズの中途半端感は否めず、帯に短したすきに長しである
- 小さいけれどポケットに入るサイズではないので、いちいちバッグから出すのが鬱陶しい
- 同時期発売のiPhone 13 Pro Maxに比べてバッテリーの持ちがかなり悪い
歴代iPad mini
初代iPad miniはiPhone 5が発表された直後の2012年11月に発売されました。
世代 | 発売年月 | SoC |
---|---|---|
iPad mini | 2012年11月 | A5 |
iPad mini 2 | 2013年11月 | A7 |
iPad mini 3 | 2014年10月 | A7 |
iPad mini 4 | 2015年9月 | A8 |
iPad mini 5 | 2019年3月 | A12 Bionic |
iPad mini 6 | 2021年9月 | A15 Bionic |
iPad mini 6が発売されてから2年9ヶ月が経っており、同じ時期に発売されたiPhoneはiPhone 13/13 mini/Pro/Pro Maxです。
SoCはiPad mini 6とiPhone 13/13 miniともにA15 Bionicチップを採用しており、性能的にはよほど高負荷のゲームでもしない限りはほぼ問題ないレベルだと思います。
今でもiPhone 13シリーズをお使いの方はかなり多いと思います。
iPad mini 6値上げの歴史
iPad mini 6は発売以来3回に本価格は値上げされていますが、米国内価格は変わっていません。
ここでは 64GB Wi-Fiモデルを例にとって値上げの歴史を見てみます。
日本価格 | 米国内価格 | レート(円/USD) | |
---|---|---|---|
2021年9月 発売時 | 59,800円 | USD499.00 | 119.8円 |
2022年7月 | 72,800円 | USD499.00 | 145.9円 |
2022年10月 | 78,800円 | USD499.00 | 157.9円 |
2024年5月 | 84,800円 | USD499.00 | 169.9円 |
為替変動の影響によりAppleが価格改定をしたもので、計算してみると発売当初のAppleレートは119.8円/USDでしたが、この5月の価格改定では169.9円となりほぼ170円/USDです。
iPad mini 7の仕様推測
いくつかのリーク情報をもとにまとめるとこんなふうな仕様が予想できます。
時期 | 2024年秋(多分9月〜10月) |
価格 | ディスプレイにOLEDが採用されるとiPad mini 6より値上がりするかもしれないが、今のところOLEDの噂はあまりない。結果としてドルベースではほぼ同じような価格が予想される。円安を反映して円ベースでは値上げは不可避であろう。 |
デザイン | ほぼ変わらない |
SoC | A17 Bionic(iPhone 15 Pro/Pro Max同等) |
リアカメラ | 12MP、f/1.8、広角(おそらく現行と同じ) |
フロントカメラ | 12MP、f/2.4、超広角(おそらく現行と同じ) |
メモリ | 64GB(128GBスタートかもしれない)、256GB、512GBが追加されるか? |
USB | USB Type-C DisplayPort USB3.2 Gen2(10Gbps) あるいはUSB3.2 Gen1(5Gbps)のままかもしれない |
バッテリー | 現状維持レベル |
以前はM2搭載ではないかという噂がありましたが、最近ではiPhone 15 Pro/Pro Maxと同じA17 Bionicであろうという見方が強くなっています。
ディスプレイもOLED搭載は見送りの公算が高く、A17 Bionicで行くとなればドルベースでの価格は現状のiPad mini 6から大きな差はないと思われます。
iPad mini 7を待つべきではない3つの理由
現状のリーク情報から考えるとiPad mini 7まで待つべき理由が見当たりません。
<理由1>
ドルベースでの価格はiPad mini 6と同じ程度のUSD500を少々超える程度だと推測されるが、円安を反映して円ベースではiPad mini 6よりさらに値上がりが予想される。
<理由2>
iPad mini 6から比較して、魅力あるアップグレード内容がほとんどない。
<理由3>
仮にiPad mini 7にM2などAppleシリコンが採用されたとしても、その能力を発揮できるのは11インチ以上のディスプレイを持った機種で行う作業であり、8.3インチのiPad miniではAppleシリコンの恩恵を受けられるアプリはゲームを除けば限定的なものになると思われる。
まとめ
そもそも8.3インチのタブレットが自分に必要かどうかを見極める必要がある。
8.3インチを使い始めると便利なことより、半端サイズで不便なことのほうが多いことに気づく
iPad mini 7は6から大きな進化はなくさらに価格が上がる可能性もあるので、買うならiPad mini 6
(参考記事)iPad mini 6を使って3カ月、情報端末・エンターテイメント端末としての使い勝手やバッテリー持ちはどうか?
(参考にしたリークサイト)PhoneArena
(参考にしたリークサイト)Laptop Mag