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iPad miniを買って後悔するのはこういう人…かもしれない

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憧れのiPad miniを買って後悔?大画面スマホ時代に存在価値を問う徹底検証。バッテリー持ちはiPhoneの半分、Pro Maxユーザーには不要な重複投資かも。購入前に知っておきたい残念な真実と実際の使用体験から見えてきた意外な弱点とは。

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筆者のiPad mini使用歴

筆者はこれまで:

  • iPad mini 第1世代(2012年) Wi-Fi+Cellular
  • iPad mini 2(2014年)Wi-Fi+Cellular
  • iPad mini 4(2015年)Wi-Fi+Cellular
  • iPad mini 6(2023年)Wi-Fi+Cellular

を使ってきたが全て手放してしまったため、現在はiPad miniを所有していません。

一方、標準サイズのiPadも:

  • iPad(2010年)
  • iPad 2(2012年)
  • iPad Air(2013年)
  • iPad Air 2(2015年)
  • iPad Pro 10.5(2017年)
  • iPad Pro(2019年)
  • iPad Pro M1(2021年〜現有)

と使ってきて、現在所有しているのはiPad Pro M1だけです。

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iPhoneとiPad miniの関係

iPad mini 〜 iPad mini 4を所有していた当時、私のスマートフォンはiPhone 5〜iPhone 8という小型モデルでした。iPad miniは8.3インチと大きな画面でありながら、300g未満という軽さで持ち運びが楽で、通勤カバンの中でも邪魔になりませんでした。Wi-Fi+Cellularモデルを使っていたおかげで、どこでもネットアクセスができ、調べ物やメール処理に大活躍してくれました。

2023年にiPad mini 6を購入した時点では、使用していたスマートフォンがiPhone 13 Pro MaxやGalaxy S23 Ultraといった大画面モデルだったため、iPad mini 6の有用性が大きく低下してしまいました。

iPhone 13 Pro MaxはiPad mini 6ほどの画面サイズはないものの、ディスプレイの小ささにイラつくことが格段に減りましたので、その分iPad mini 6の出番が少なくなってしまったのです。

そこで「6.7インチの大画面スマートフォンがあれば、8.3インチのiPad miniはもう必要ないのではないか」と考えるようになりました。

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iPad mini 6はバッテリーが持たない

さらに重要なのは、iPhone 13 Pro MaxよりiPad mini 6のほうがバッテリー駆動時間がかなり短いという現実に直面したことです。

iPhone 13 Pro MaxとiPad mini 6を両方所有していましたが、iPhone 13 Pro Maxのほうが使用頻度も高く使用時間も長いにもかかわらず、iPad mini 6のほうがバッテリーの減りが早かったのです。

上記の記事の趣旨は、iPad mini 6より小型のiPhone 13 Pro Maxのほうがバッテリーが長持ちするというものです。バッテリー容量は若干iPad mini 6のほうが大きいのですが、ディスプレイの種類の違いによって、iPad mini 6のほうが全体としてバッテリー消費が大きくなっているようです。

現行機種のiPad mini 7も含めて、簡単に3機種を比較してみましょう。

iPhone 13 Pro MaxiPad mini 6iPad mini 7
CPUA15 BionicA15 BionicA17 Pro
バッテリー16.75Wh19.3Wh19.3Wh
ディスプレイサイズ6.68″8.3″8.3″
ディスプレイの種類SuperRetina XDR OLED
ProMotion可変リフレッシュ
Liquid Retina (LCD)Liquid Retina (IPS LCD)
GSMArenaのバッテリーテスト
Webブラウズ(※)
20:1010:43データなし
GSMArenaのバッテリーテスト
VIDEO再生(※)
24:1210:01データなし

※GSMArenaのバッテリーテスト:Wifi接続で連続WebブラウズあるいはオフラインVIDEO連続再生をどれくらいの時間おこなえるかというもの。

iPad mini 6とiPad mini 7のバッテリーはiPhone 13 Pro Maxからたったの15%しか増えていません。iPhone 13 Pro MaxはOLEDディスプレイなのにiPad mini 6はLCDであり、消費電力はOLEDのほうが少ないし面積もiPad mini 6より少ないのが、バッテリー持ちに影響しているのでしょう。

GSMArenaのテストにおいても、その差は歴然としています。iPhone 13 Pro Maxのバッテリー持ちはiPad mini 6の2倍です。体感的に2倍くらいは違うなと感じたのです。

Appleの公式仕様によれば、ビデオ再生はiPhone 16 Pro Maxが最大33時間、ストリーミングで最大29時間であるのに対し、iPad mini 7はWi-Fiでのインターネット利用で最大10時間とおよそ1/3になっています。これほどに差があることを知っておくとバッテリー駆動時間に関して買ってから後悔することもないでしょう。

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iPad mini 6とiPad mini 7

これについては過去にブログ記事を書いています。

iPad mini 6iPad mini 7
発売年20212024
CPUA15 BionicA17 Pro
CPU6コア6コア
GPU5コア5コア
Neural Engine16コア16コア
メモリ4GB8GB
メインカメラ12MP, f/1.812MP, f/1.8
自撮りカメラ12MP, f/2.412MP, f/2.4
ディスプレイ8.3″8.3″
解像度2266 x 14882266 x 1488
USBType-C 5GbpsType-C 10Gbps
バッテリー5078mAh5078mAh
SIMnano-SIM
eSIM
eSIMのみ
Apple Pencil Pro非対応対応
Apple Pencil(USB-C)対応対応
Apple Pencil(第2世代)対応非対応
重量(Wi-Fi)293g293g
重量(Cellular)297g297g
Apple Intelligence非対応対応
Antutu(V10)総合12831031658075
Antutu(V10)GPU408470566936
256GB価格(Wi-Fi)77,800円94,800円

iPad mini 7はApple Intelligenceに対応しましたが、物理SIMが使えなくなりました。バッテリー容量は同じであることから、バッテリー駆動時間も大きな差はないであろうと推測できます。

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まとめ

iPhoneのPro Maxシリーズのような6.5インチを超える大画面スマートフォンをすでに使っている方は、iPad miniの8.3インチ画面から得られる恩恵はそれほど大きくありません。さらに、Pro Maxシリーズと比較してiPad miniはバッテリー駆動時間が著しく短いという欠点もあります。

つまり、大画面スマートフォンユーザーがiPad miniを購入すると、「思ったほど便利じゃない」「バッテリーの持ちが悪すぎる」と後悔する可能性が高いでしょう。

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