昨年12月にKickstarterでバック(投資)したモバイルディスプレイですが、発送予定の2020年2月を過ぎても届かず、バックしたことすらすっかり忘れていたのが突然届きましたので、そのレポートと簡単レビュー、モバイルディスプレイっていいぞ!という記事です。
Kickstarterのプロジェクト
KickstarterではUnihertzのATOMやTITANをバック(投資)して購入しました。
数あるクラウドファンディングの中では比較的信頼性が高いと思っています。
私が投資したプロジェクトはこれです。
Desklab Ultralight Portable 4K Touchscreen Monitor
https://www.kickstarter.com/projects/desklabmonitor/desklab-ultralight-portable-4k-touchscreen-monitor
手元の記録を見るとバックしたのは2019年12月で出荷予定は翌年2月とされていました。
バックしたのは4Kタイプではなく普通のFull HDタイプです。
これは本体のみの価格でHK$1,530ですので約2万円少々。飛び抜けて安いわけでもありません。
他にDesklab Foldable Magnetic Stand Cover(カバー兼キックスタンド)でHK$346、Desklab Wireless Media Player(chromecast)がHK$230でした。
現在の市販のものを同じスペックでkakaku.comで調べてみました。
15インチクラス
USB TYPE-C x 2ポート
HDMI x 1ポート
タッチスクリーン対応
まあ、ほぼ平均か少し安い程度です。
ただしバックしたのは2019年12月でして、その頃はいまほどモバイルモニターはありませんでした。
価格.com検索結果をみると、2020年より前の製品は「ASUS MB16AMT [15.6インチ ダークグレイ]」しかなくて4万5千円ほどしますから、そう考えると安いです。
記憶は忘却の彼方ですが、多分これは安い!と考えたのでバックしたわけです。
Deskpro FHDモバイルディスプレイ
ここからは写真を中心にすすめていきましょう。
開梱の義
HDMIケーブル(スタンダード⇔ミニ)とUSB TYPE-Cケーブル(USB 3.1と書かれています)と説明書(英語)です。
余談ですがUSB3.Xは混乱が激しいので簡単整理します。
現在の呼称 | 従来の呼称 | 伝送距離 | 転送速度 |
USB 3.2 Gen 1 | USB 3.0を含む USB 3.1 Gen 1 | 3m (TYPE-Cは2m) | 5 Gbps |
USB 3.2 Gen 2 | USB 3.1 Gen 2 | 1m | 10 Gbps |
USB 3.2 Gen 2×2 | – | 1m | 20 Gbps |
USB 4 | – | 0.8m | 40 Gbps |
このケーブルがどれなのか?多分USB3.2 Gen 1(旧呼称でUSB 3.1 Gen 1)だと思われます。
HDMIケーブル(スタンダード⇔ミニ)
電源アダプタなどはありません。USB TYPE-C PDを通じて供給します。
FHDタイプに必要な電源は5V2A、4Kタイプだと5V4Aになります。
本体
上の写真は右側面で、左からMicroUSB(キーボードやマウス接続可)、USB TYPE-C 2ポート、一番右がHDMI (mini)となっています。
左側面は、写真左から電源・音量兼ディスプレイ設定、イヤホンジャック。
カバーの表面側で細かな凹凸で滑り止め効果があります。
カバー装着した背面。
カバーを装着して表示側を少し開けてみました。
カバーを開いて背側に回すと上半分がマグネットで本体に張り付いてキックスタンドになります。
本体だけの重さは実測728gです。
バッテリー非内蔵なので軽いですね。
また、バッテリー非内蔵ということは飛行機で厳重梱包して預け入れ荷物にも入れられます。
カバーをつけると、1kgを超えますが15インチでそこそこ大きさがあるため、感覚的に重さを感じにくいです。
ディスプレイ設定メニュー
左側面のボリュームつまみがメニュー操作を兼ねます。
HP Specre x360 13-aw000と接続
手持ちのモバイルノート HP Specre x360 13-aw000と接続してみました。
接続は付属のUSB TYPE-Cケーブルのみで、ディスプレイ用に電源は別途供給はしていません。
これはミラー表示ですね。上の本体と同じ画面です。
解像度が両方とも同じFHDなので全く同じミラー画面となります、当たり前ですけど。
拡張画面に設定変更すると普通に拡張されます。
タッチスクリーン対応
バックしたときは気にしていなかったのですが、実はタッチスクリーン対応です。
本体のHP Spectre x360 13-aw000 もタッチスクリーンなので、デュアルディスプレイでデュアルタッチスクリーン状態です。
両方同時に触ると2個マウス同時接続で同時動かしみたいなことになって動きが変になりますが、どちらか片方だけ触れば、触った方のスクリーンが反応してスクロールなどの動作をします。
まとめ:モバイルディスプレイのメリット
実際に現物を手にしてわかったのですが、ノートPCにモバイルディスプレイというのはいい取り合わせで、必要なときにモニターを拡張することができます。
必ずしも持ち歩く必要はないのです。
もちろん持ち歩いて出先でデュアルモニターというのも普通にありです。
とくに対面でプレゼンで見せたいときに、コロナ禍の折ソーシャルディスタンスですから、目の前でディスプレイを挟んでというわけにはいきませんし、必ずしもプロジェクタがあるわけでもない。そんなときにUSBケーブル(最長1mですが)で接続して、大きな側のスクリーンを相手の近くに置いておけばOKです。
自宅の中でも必要なときだけモニターをケーブル一本でどこでも拡張できます。
4Kの15インチモニターはまだまだレアですし重くなるし電気を食うし高いしであまりメリットはないでしょう。
ノートPCユーザーであれば、価格がこなれているバッテリー非内蔵のフルHD15インチモバイルモニターは一つあっても損はないと思います。