12月10日からサービス開始したANA Payって使うメリットはあるのか?

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12月10日からANAのQRコード決済「ANA Pay」。どういうメリットがあるのでしょうか?

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ANA Pay概要

まずは公式のニュースリリースとホームページを紹介します。

・プリペイド型QRコード/バーコード決済。
・ANAマイレージクラブアプリ(iOS/Android)内で利用。
・支払い時に200円につき1マイル貯まる。
・ANA Pay特約提携加盟店でANA Payで支払うと、200円につき1マイルがさらに加算。
・ANA JCBカードでチャージすれば、カードのグレードにより1,000円チャージ毎に1~11マイル貯まる。
・利用できる店舗は「Smart Code加盟店」と空港内の「ANA FESTA」「ANA DUTY FREE SHOP」。
・チャージ上限額は100,000円
・利用上限額は50,000円/回

この「Smart Code加盟店」の「「Smart Code」とは何でしょうか?

ここに書かれているとおり、Smart Codeとはジェーシービーが提供するコード決済スキームです。原理原則としてJCB加盟店は、Smart Codeに加盟するるQRコード決済やバーコード決済を一括導入可能なので、いちにちなんちゃらペイと個別に契約する必要がありません。

Smart Code加盟事業者

ではどういうQRコード/バーコード決済事業者がSmart Codeに加盟しているのでしょうか?

atone(ネットプロテクションホールディングス)
au pay(KDDI)
K PLUS(カシコン銀行)
OKI Pay(沖縄銀行)
こいPay(広島銀行)
はまPay(横浜銀行)
ほくほくPay(北海道銀行・北陸銀行)
ゆうちょPay(ゆうちょ銀行)
YOKA!Pay(熊本銀行・十八親和銀行・福岡銀行)
FamiPay (ファミマデジタルワン)
pring(pring)
メルペイ(メルペイ)
LINE Pay(LINE Pay)
ANA Pay(全日本空輸)

うーーん、コメントに困ります。

正直なところマイナーなペイの集合体ですよね。LINE Payとかは比較的メジャーに近い存在ですが、大手といえるPayPay、楽天Payなどは入っていませんね。

Smart Code決済導入店舗はさらにマイナーになります(苦笑)

Smart Code加盟店

たくさんありそうですが、実のところコンビニ・ドラッグストア・スーパーマーケットなどはメジャーなところは全くと言って良いほどカバーしていません。かろうじてグルメ(飲食店)だけがある程度メジャーなチェーン店が含まれている程度。

正直なところ、使えないじゃないか!と思います。

コンビニエンスストア:

生活彩家
ポプラ
ローソン

ドラッグストア:

アイセイ薬局グループ
アルカ
大賀薬局
杏林堂薬局/杏林堂スーパー・ドラッグストア
キリン堂
サーバ
薬王堂
ヤックスドラッグ

スーパーマーケット・ホームセンター:

Qマート
(株)西條
島忠ホームズ
東急ストア
ベストホーム
ベストム

家電・本・服飾:

紀伊國屋書店
クラークス
KENFORD
SHETLAND FOX
はるやま
P.S.FA(一部店舗は利用不可)
メガネフラワー
メガネ本舗
ヤマダ電機
REGAL SHOES
REGAL SHE & co.
REGAL TOKYO

百貨店・モール:

エキマルシェ
京都ファミリー 専門店(一部の店舗は利用不可)
近鉄百貨店
京王モール&京王モールアネックス
ジョイナス
ダイナシティ
モアーズシティ横須賀
4丁目プラザ(一部の店舗は利用不可)
ル・トロワ(一部の店舗は利用不可)

グルメ:

いきなりステーキ
魚民
ケンタッキーフライドチキン
コメダ珈琲店
シェーキーズ
天丼てんや
はなの舞
日高屋
ファーストキッチン
和民
他多数店舗が導入

レジャー・アミューズメント:

アドベンチャーワールド(一部の店舗は利用不可)
ジャンカラ
ファーム富田

空港施設;

長崎空港
函館空港

宿泊施設:

城山観光ホテル
ホテルニューオータニ大阪
リッチモンドホテル

その他ショッピング・サービス等:

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200円1マイルは取り立てて得ではない

なんだかいかにも貯まるような感じですが、実店舗でのコード決済・ICカード決済では他にもマイルがたまる手段がありますよね。

筆者の場合は、ANAのSUPER FLYERS CARDはANA WIDE GOLDでVISAブランドですから、VISAカード支払もしくはiDでのタッチ決済が使えます。

三井住友VISAカードのVポイント:

200円につき1ポイント

VポイントからANAマイルへの交換:

ANAプラチナカード:200円=1ポイント=3マイル
ANAゴールドカード:200円=1ポイント=2マイル
ANA普通カード:200円=1ポイント=1マイル

すなわちANA PayはANA普通カードの利用と同じレベルなんです。

タッチ決済であれば、筆者の場合はANA WIDE GOLDのSFCなので、200円で2マイルたまりますから、下手にANA Payとか全然得じゃないです。

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まとめ:ANA Payのメリットは現状ではほとんどない

ANAの場合、ステイタス(プラチナとかダイヤモンドとか)を取得する条件は、唯一マイレージ積算対象運賃で飛行機に搭乗して付与されるプレミアムポイント(通称PP)を貯めるだけです。JALのように搭乗回数とかボーナスFOPとかありません。

ANAでは、ステイタス取得にたとえばANA Payでの支払実績なども含まれるように検討していると聞きます(確定ではないのでプレスリリースなどはありません)。

そうしたメリットがどれくらいになるかわかりませんが、今の所…

・利用できる店舗が非常に少なく自販機でも使えるPayPayや楽天Payには足元にも及ばない。
・貯まるマイルはANA VISAの普通カードと同レベルでしかない。

なので現状ではANA Payをわざわざ使うほど優れた点は見当たりません。

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