先日紹介した防災グッズとしても好適なラジオ SONY ICF-9のご紹介です。
発売は2009年6月ですでに製造終了となっていますので、流通在庫が数千円で買える程度しかないようです。
スペック
受信周波数 | AM | 530kHz〜1,6056kHz |
FM | 76MHz〜108MHz (ワイドFM対応) | |
電池持続時間(アルカリ電池) | FM(イヤホン) | 350時間 |
AM(イヤホン) | 500時間 | |
FM(スピーカー) | 105時間 | |
AM(スピーカー) | 115時間 | |
スピーカー | スピーカー径 | 5.7cm |
出力 | 100mW | |
大きさ・重さ | 大きさ | 133.8x72x33.6mm |
重さ | 218g | |
電源 | 単3 x 2本 |
写真
ポケットサイズではありませんが、ポータブルラジオサイズより一回り小さい感じ。使っているイヤホンはaudio-technicaのDMK-32というモノラルのカナル型。
ダイヤルバーの下の方が透明アクリル内側でなんだかハゲているような…。まあ、普通のアナログチューニングです。
右側面の電源スイッチ兼バンド切り替え。FMは補完放送(ワイドFM)対応です。
上面にある同調ダイヤル。
FMはポケットラジオによくあるイヤホンケーブルがアンテナをかねるのではなく、ロッドアンテナを持っています。したがってスピーカーでFMを聞くときはイヤホンはなくてもOK。
写真をみてわかると思いますが、アンテナはラジオを正面から見て左右方向にしか回転しません。手前や奥方向には回転しませんので要注意です。
左側面の音量ダイヤル。
音量ダイヤルの下にモノラル・ミニのイヤホンジャックがあります。
背面の銘板近くの製品表示。
電池は背面下部に収納スペースがあります。単3電池を2本使用します。これでアナログならアルカリを使えば公称500時間という驚き。
防災グッズに最適な理由
- 何といっても電池駆動時間の長さ
- 入手が容易な単3電池(マンガンまたはアルカリ)
- スピーカーでも枕元イヤホン聴取でもOK
- アナログチューニングなので高齢者でも操作が容易(昭和初期のラジオと基本は同じ)
- 感度が非常に良い、さすがSONYのラジオ
- ラジオなので携帯のように双方向通信不要。なんとか放送電波が届けばOK
- 電池の持ちがスマホのradikoとは下手すれば何十倍かの差がある
- 非常時にラジオが重要な情報源なのは、3.11で出先に居た自分が経験済み
後継的なおすすめモデル
後継モデルはありません、残念ですが。ただ、一番近いかと思うのがこれ。
ソニー SONY ハンディーポータブルラジオ ICF-P36 : FM/AM/ワイドFM対応 横置き型 ブラック ICF-P36 B
ICF-9と同じく単3電池2本使用で、持ち時間はヘッドホンでFM250時間、AM320時間。ICF-9には及びませんが現役SONYのラジオではピカイチです。大きさはICF-9とほぼほぼ同じ。
アンテナはICF-9やICF-P26と異なり、前後方向にも回転します。横長なので机上において安定します。このスタイルは不思議な安心感がありますね。
ほとんど同じ性能でより小型のものはこちら。
ソニー SONY ハンディーポータブルラジオ ICF-P26 : FM/AM/ワイドFM対応 縦置き型 ブラック ICF-P26 B
枕もとに置くならICF-P26のほうが小型でいいかもしれません。アンテナはICF-9同様に、ラジオを正面から見て左右方向にしか回転しません。手前や奥方向には回転しませんので要注意です。
どちらでも良いので一つは手元に置いておきましょう。普段から使って(予備電池を近くにおいておくののを忘れずに)おけば、いざというときの安心感も倍増です。なんといっても、非常時には使い慣れた道具が一番安心できますから。