SHARP AQUOS sense8、ミッドレンジスマホではトップクラスの「ちょうどよさ」

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5月11日の記事「コンパクト・ミッドレンジスマホの決定版AQUOS sense8、前任のsense7から劇的進化」でAQUOS sense8について紹介しました。AQUOS sense7もかつて使っていた体験からこの進化は正直驚きで、負荷の高いゲームをしないならこれで全然問題ないちょうどよさ。「これでいいや!」ではなく「これがいい!」と感じます。

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AQUOS sense7からの進化点

進化点は実に多いのですが、筆者がsense7を経験も含めてリストアップします。

  • SoCはSnapdragon 695 5GからSnapdragon 6 Gen 1に進化
  • USBが480Mbpsの2.0から5Gbpsの3.2Gen1に大幅進化
  • Display Port対応になりケーブル接続で外部ディスプレイ接続ができる
  • 指紋センサーとサイドボタンが一体化し使いやすくなった
  • 指紋センサーの認証精度が格段に高くなった
  • リフレッシュレートが60Hzから90Hzになりスムーズな表示になった
  • 光学式手ぶれ補正(OIS)が搭載され、さらに動画では光学式手ぶれ補正と電子式手ぶれ補正(EIS)の両方の合わせ技であるハイブリッド手ぶれ補正が使える(要VerUP)

sense7のカメラはEISしかなくて写りもイマイチな感じでしたが、sense8は普通にOIS搭載です。最高8倍のデジタルズームも意外に使えます。

下の写真は上側がsense8の標準カメラ、下側が標準カメラで8倍デジタルズームです。

sense7やsense8はミッドレンジSoC搭載なので原神といった負荷の高いゲームには向いていません。

筆者は全くゲームをしませんが、実際の比較動画などを見ると発熱が多くなるようです。高負荷状態ではSoCの性能余裕がなくなるため目一杯ぶん回すことになります。負荷の高いゲームをがっつりやりたい人は、高くてもハイエンドで画面の大きなGalaxy S24 Ultraなどを買ってください。

ハイエンドスマホを使いなれた身でAQUOS sense8を触っても、さほど違和感を感じません。普通にストレスなく使えちゃう。

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控えめなSHARPの製品紹介

Google Pixel 8aの商品Webサイトを見ると「AIを駆使した….カメラ」「AIで….タスクを…効率的に…」「AIで通話が….クリア….」と売り文句トップ3に全部AIが入っています。とにかくAI、AIなGoogle。

Galaxy A55は外装の美しさとカラーバリエーション、カメラ性能、CPUパワー(Exynos 1480)、ディスプレイの美しさ、2日間使えるバッテリーなどをうたっていまして、Sシリーズに比べると地味。

AQUOS sense8はOIS付きとなったカメラとカメラアプリの片手での操作性や像面位相差AF、IGZOディスプレイ、2日使って余裕のバッテリー、CPUパワー、OSバージョンアップ追従(発売時点ではAndroid 13で現在14へのアップデートが提供されている)、軽さ、MIL-STD-810H準拠のタフネスなどを謳っています。

AQUOS sense8はアルミのバスタブ型ユニボディですので、背面ガラスが割れたりといった心配はありません。傷はついても割れることはない、アルミですから。

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使うチャンスの少ないハイエンドスマホのAI

CM映えする先新機種のAI機能で、筆者のGalaxy S24もがっつりAI搭載ですが、AI機能が日常的に役立つかと言うとさにあらず。日常においてCM謳い文句のAIが役立つシーンはあまりないというのが使用していての実感です。

購入当初は通話のリアルタイム翻訳とか写真の影消しとか使ってみました。

前者は試してみて「すげぇ」と思うので、海外旅行では役立つことがあるかもしれません(特に英語圏以外)が国内で使うチャンスはまずないです。

後者はPhotoshopでもできますが、Galaxy S24の影消しは流石に凄いです。

Photoshopでもそれなりに十数秒かかる(Mac mini M2 PRO)のに、Galaxy S24は領域を選ぶ手間もなく一瞬です。食事を撮ってその場でSNSに上げる場合などに雑大な威力を発揮します。ですが、SNSにあげないのであれば別にどうでもいいといえばどうでもいい。あれば便利だが….という感じ

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ハイエンドにあまりなくてAQUOS sense8にある特徴

性能面ではGalaxy S24 Ultraといった先進ハイエンド機種が優れていて当たり前ですが、sense8ならではのメリットもあります。

  • microSDXC対応(ハイエンドは高解像度・高フレームレート動画に対応する必要があり、microSDならなんでもOKではないので、トラブル防止のために省かれている)
  • イヤホンジャック(3.5mmの4極ジャック) どこでも売っている普通の有線イヤホンやヘッドホンが使える
  • FMラジオチューナー内蔵(SIMフリーと楽天モバイル版には非搭載)、大地震などの時にアンテナがわりの有線イヤホンさえあれば、ネットが使えなくなってもラジオで情報収集できる
  • MIL-STD-810H準拠のタフネス

スペック的に過度に高すぎず、コンパクトで薄くて軽量、「ちょうどいい」がコンセプトということも納得できます。

4K動画撮影をスムーズとか高負荷ゲームを楽しむといった明らかにハイエンドでないと困るような用途でなければ、まさに性能も価格も「ちょうどいい」を感じます。

<関連記事> コンパクト・ミッドレンジスマホの決定版AQUOS sense8、前任のsense7から劇的進化

「これでいい!」ではなく「これがいい!」スマホ、それがAQUOS sense8。

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