数日前の記事で「金沢に20回行ったからわかる、旅行に最適な季節と移動方法を紹介」というのを書きました。
ここに書いたように私は、ANAのプラチナ会員ステイタスをとったというのもありまして、空路を使いました。新幹線より飛行機のほうが好きだ、JRはあまり好きじゃ無いというのが主な理由。
往路:NH751便
NH751 便は羽田空港を8:40に出発して、1時間後の9:40に小松空港到着というのが時刻表の発着予定時刻です。
実際どうだったかをflightrader24も使って調べてみます。
便名:NH751
クラス:プレミアム
機材:Boeing 767-381(ER)
登録番号:JA614A (スターアライアンスペイント機)
実際の出発時刻:8時48分
実際の着陸時刻:9時26分
実飛行時間:38分
最高高度:約26,000ft
最高速度:約430kt
これに乗るために、羽田空港には7時すぎに東京モノレールの羽田空港第2ターミナル駅に着いています。
いくらなんでも早すぎるでしょう!
はい、早すぎるかもです。でも1時間少々はANA LOUNGEでゆっくり充電してくつろげましたよ。ただ、プレミアムクラスを使いましたので、プラチナ資格はあまり関係なかったですが、保安検査・ラウンジ・搭乗ゲートでは、iPhoneのANAマイレージアプリで表示される「デジタルプラチナカード」のQRコードで通しました。
一度やってみたかった….。
プレミアムクラスの朝食
羽田-小松線って、前述のflightrader24データにあるように飛行時間は40分を切るぐらいです。
それでもプレミアムクラスですから、食事や飲み物サービスがあります。
離陸後シートベルト着用サインが消えたら、CAさんはすぐさまジャケットを脱いでエプロンをし、プレミアムクラスの機内食を配る準備をします。
この時はいつもの1A席でしたので、いの一番に配っていただけました。
出発時刻が10時半より前なので朝食です。
プレミアムクラスって朝食・軽食・昼食・夕食でボリュームがかなり違います。朝食は頂いてもちゃんとお昼には間違いなくお腹が減る程度の量にうまく調整されています。
この朝食も量は少なめなので、昼前にはしっかりお腹がすきました。
量は少ないとは言え、味はいいですよ、好みはありましょうが美味しい!です。かぼちゃとほうれん草・アサリのスープが結構いけました。
しっかりとカロリー315kcalと書かれているのもいいですよね。
美味しいけどせわしない
沖縄線のように2時間以上あれば問題ないですが、なんせお近くの小松線、フライト時間40分、シートベルトサインが消えているのは35分程度でしょうか。
この間にCAさんは食事を配り、飲み物サービスをするわけです。
客の方ものんびり味わっていると着陸態勢に入ったりするので、慌てず・急がず・手早くいただかないといけませんので結構忙しない。
昨年秋の時もANAのプレミアムクラスを使いましたが、食事後にホットコーヒーをお願いしたら、まだ飲み始めたときに「着陸態勢」に入りシートベルトサインが…。
あっちっちのコーヒーを急いで飲みましたよ。
なので、今回は食事の時の「野菜ジュース」のみにしました。
復路 NH758便
いつもなら金沢駅から空港リムジンバスで直接小松空港に向かいますが、今回はJRで小松駅まで行き、そこから小松バスで小松空港まで向かうことにしました。
リムジンバスだと運賃は1,130円。JR+バスだとJRは500円、小松バスが270円で合計770円となり、360円ほど小松駅経由のほうが安いです。時間は30分以上余計にかかりますが、ちょっと鉄道旅も楽しむことができます。
フライト情報を先と同じくflightrader24も使って調べてみます。
便名:NH758
クラス:プレミアム
機材:Boeing 767-381(ER)
登録番号:JA611A
実際の出発時刻:18時45分
実際の着陸時刻:19時43分
実飛行時間:58分
最高高度:約23,000ft
最高速度:約450kt
空路を見ると、ほぼ直線的に羽田から小松まで向かったNH751とは対照的に、小松から名古屋付近・浜松上空を抜けて伊豆半島の先を通り房総半島を横断して羽田に向かうという遠回りをしています。
ですから、飛行時間は20分長い58分となっています。
プレミアムクラスの夕食
往路の38分と違って復路は58分ありますので、少しはゆっくりいただけます。
朝食と違ってボリュームがあるので、時間が余分にないとなかなか厳しいです。サービスするCAさんも食べる乗客も(笑)。
ボリュームもほどほどにあり、しっかりといただけました。
ただ、珍しいことに味噌汁は具がない坊主でした。
入れ忘れたか?(笑)
いままでプレミアムクラスで味噌汁はなんどか頂いていますが、坊主の味噌汁の記憶はないかも。
この復路では時間余裕はありましたが、コーヒーなどは夜でもありいただくのは控えました。飲み物は往路同様に野菜ジュースです。
やはりプレミアムクラスはいい
プレミアムクラスを使ったせいもありますが、JRに比べるとやや高くなるだけで、かなり質の高いサービスを得られるのがプレミアムクラスです。
言い方は悪いですが、JRだと荷物として運ばれているようで、一人一人の乗客を意識したサービスなどは存在し得ません。乗客数が多いからやむを得ないのはその通り。
しかし、ANAプレミアムクラスだと、搭乗して席に着くとCAさんがちゃんとご挨拶に来てくれますし、ジャケットなども預かってくれます。普通席だとそうはいきませんが、初めてプレミアムクラスに乗った時は感動ものでした。
小松線のような短距離線だと、JRとの料金差もさほどではないので、未体験であれば一度体験することをお勧めします。
長蛇の列の普通カウンター尻目に、羽田であれば別室でのゆったりチェックインと専用保安検査、そしてラウンジ(国内線ですから食べ物はあられしかありません)、そしてゆったりしたプレミアムクラスシートと、食事サービス、CAさん濃度が濃くいつでも必要なサービスを受けられます。ボタンを押してCAさんを呼ぶ必要すらないくらいです。
一方JR東日本は車内でのコーヒー販売を終了するそうで、ますますサービスには差がひらいていくのではないかと思います。