私が持っているヘッドホン・イヤホンの中で唯一HI-RES対応なのは、SONY MDR-1RBTMK2の有線接続です。有線接続すればMDR-1RMK2同等ということです。
ちなみに、厳しいことを言えば、ヘッドホンやイヤホンのHI-RESラベルなんざぁ、信じればそれらしく聞こえるだけのものと言えます。HI-RES対応ヘッドホンでなければHI-RESが聞けないかというと決してそんなことはないです。詳しいことは「ハイレゾリューション・オーディオ(サウンド)の取り組み」にあります。まとめるとHIーRESマークを付けて良いのは以下の条件が満たされたときです。
- メーカーが「日本オーディオ協会」会員であること。
- 高域再生性能 :40kHz 以上が可能であること。
- 各社の聴覚評価で「ハイレゾ」に等しいという評価がなされていること。
すなわちHIーRESマークが付いていなくても、それ相当かそれ以上のヘッドホンはいくらでもあるということ。穿った見方をすれば、同じ性能のヘッドホンであっても、HIーRESマークを付けることでより売価を高く出来る可能性があるので、どうせならHIーRESマークを付けられるものは付けて売価をあげちゃえってのはあると推測します。あくまで個人の推測ですが。
そこに投資するかどうかは買い手の判断ですが、たかだか実売2万円とか3万円のヘッドホンでHI-RESもへったくれもないと個人的には思います。高ければ良いというものではありませんが、広域再生をスペック上40KHz以上にすれば良いわけなので….。信じるべきはスペックやHI-RESラベルではなく自分の耳です。HI-RES音源で適切なDAコンバーターを使い、HI-RES対応とそうでないヘッドホンを比べて違いが分かるかどうか。違いがわからなければ、音の感じで好みを使えば良いです。
ただ、言えるのは音源としてのAACとHI-RES音源では情報量が全く違うので、音の広がり、音域の広さ、ディテールには相当差があるということです。なので、HI-RES対応のスマホ、あるいはポータブルDAを使えば、そこそこのヘッドホンを使うことでHI-RES音源を楽しむことが出来ます。なにも、HI-RESヘッドホンじゃないとダメダメってことじゃないです。
閑話休題。
ZenFone2 (Android 6.0.1にアップデート済み)の音楽プレーヤーは、一応HI-RES音源のファイルも再生できるようですが、全部に対応しているわけではないようで、「このファイルは対応できません」ってのもあり、さてどうしよう状態です。
軽く調べてみて、良さげなのがONKYO HF Playerです。あのオーディオ機器のONKYOで今度購入な高音質HI-RESスマホを出すというあのONKYO。
ここのアプリがONKYO HF Playerです。基本機能は無料で使えます。
これにMDR-1RBTMK2(有線接続)を使ってみました。
上の写真のXenFone2の画面が、HF PlayerのEQ画面。このアプリの面白いのはイコライザがかなり自由なこと。お仕着せのプリセットパターン切り替えだけではなく、ポイント数やその周波数もかなり自在です。
この組み合わせでHI-RES音源を聞くと、流石、違うわ、とか思ってしまいますね。広がり、ディテールがまるで違うように「感じ」ます。というのも、ZenFone 2内蔵DAはHI-RESではありませんので、本気のHI-RESだと、外部DAを使わないとあまりメリットはありません。なので、気持ちの問題。このHI-RES音源は今回のために買ったわけではなく、Z5の時に買ったものです。
iPhoneでも内蔵アプリは無理ですが、サードパーティアプリを使うと対応可能のようですが、容量がでかいflacファイルなので、本体ストレージを避けて外部ストレージにHI-RES音源を入れるというわけにイカないのが辛い所。
Androidで使えるハイレゾ対応ポータブルDAってそんなに多くないです。手頃なところを探してみますかね。