モバイルバッテリー。今から買うなら10000mAh、25W以上でPD/PPS対応を

モバイルバッテリー。今から買うなら10000mAh、25W以上でPD/PPS対応を

筆者の一部の仲間は筆者のことを「バッテラー」と呼びますが、筆者はモバイルバッテリーにはこだわりがあり取っ替え引っ替え使ってきたからでしょう。そんな「バッテラー」である筆者がこれならいいじゃないか!と思うものを取り上げてみました。モバイルバッテリー選びの参考までにどうぞ。



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こういうスペックを選ぼう

端子の種類

今時はUSB Type-Cが標準ですので、モバイルバッテリーへの充電端子はUSB Type-C PD一択です。PD充電でないと時間がかかって仕方ありません。当然充電器も適切な容量のPD対応が必要です。

出力は最低でもUSB Type-C PD3.0が必要でできればPPS対応(後述します)が望ましいです。Type-A出力は必須ではありません。

使い勝手が良いのは、Type-C PD/PPSが1ポート、Type-AでQuickCharge対応が1ポートでしょう。

容量

これはもう10000mAhです。

昨今スマートフォンのバッテリーは4500〜5000mAhの容量のものがほとんどになっており、これらをフル充電するためには変換効率を60%程度と仮定すると8333mAh以上が必要になり、実在する製品では10000mAhがターゲットとなります。

もちろん20000mAhでも良いのですが、大きく重くなり携帯性に難が出てきます。

バッテラー推奨は10000mAhです。3.7Vの電圧だと37Whということになります。

出力

最近のスマートフォンの充電事情の進化を受けるのがこちら。

USB Type-C PD3.0対応でなおかつPPSにも対応しており、出力は最低25Wできれば30Wあること。

最新のスマートフォンはPD充電対応が多く、従来のType-Aでの充電よりはるかに早く充電できます。

PDはいいとしてPPSというのは、PD3.0のオプション規格で「Programmable Power Supply」の略です。

スマートフォンやタブレットといった機器と通信しながら充電電流・電圧をこまめに調整しその時に最適な電力を供給することで、給電中のエネルギーロスを低減できるものです。機器のほうからは自分が充電に必要な電力を要求し、バッテリーからはその要求に応じた電力を供給するので、供給過剰や供給不足が起こりにくいのです。

最近のAndroidはPPS対応の充電器かバッテリーで充電すると充電時間が短くてすむようになりました。

また、昨日の記事にありますとおりiPhone 15 Pro / Pro Maxに外付けSSDを接続して動画を撮る場合などには、使うハブによって18Wではパワー不足でiPhoneのバッテリーを食いまくるけど、25Wを使うと大丈夫という例もありました。今後の使い回しを考えると25W以上でPPS対応が一番潰しが効きます。

筆者の手持ち

棚卸してみました。

Anker PowerCore Fusion III 5K4850mAh18WType-C x 1
Type-A x 1
Anker PowerCore Magnetic 5K 5000mAh10W、PD非対応Type-C x 1
Wireless x 1
Anker PowerCore Slim 10000 PD10000mAh18WType-C x 1
Type-A x 1
ADATA P20000QCD20000mAh18WmicroUSB x 1
Type-C x 1
Type-A x 2
EZO Brick Terminus10000mAh18W, MagSafeで15W充電可能(正規のMagSafe充電と同じ)Type-C x 1
Type-A x 1
Wireless x 1
Anker PowerCore III 10K Wireless10000mAh18W、Wireless出力10WType-C x 1
Type-A x 1
Wireless x 1
Anker PowerCore 10000 Redux10000mAh25WPPS対応Type-C x 1
Type-A x 1
CIO SMARTCOBY Pro 30W10000mAh30WPPS対応Type-C x 1
Type-A x 1

これでもmicroUSB充電でPD非対応のものは全て処分(家電量販店店頭で引き取り)をしてもらいました。今さらmicroUSBでモバイルバッテリーを充電はないでしょう!

下の写真はAnker PowerCore 10000 Reduxの本体拡大。

こちらはCIO SMARTCOBY Pro 30Wです。

不要バッテリー回収対応メーカーを選ぶ

モバイルバッテリーの性能が落ちるとか故障するなどで使用を中止して廃棄することもあるでしょう。

リチウムイオン電池は普通ゴミにだしてはいけません。希少金属を含むというリサイクル支店もさることながら発火・破裂などの危険度が高いからです。

モバイルバッテリーを選ぶ際には必ず回収してもらえるものを選びましょう。

上記の記事で書いていますが、JBRC会員企業でなくても、BLUEDOT・ADATA・RAVPowerは問い合わせると無償回収してくれます。

AUKEY:絶対買ってはいけない会社
バッテリー回収について同社サポートに直接質問したら、AUKEYはJBRC非加盟なのでJBRCによる回収対象外であり、どこか回収しているところを自分で探してくれと言われました。AUKEYは独自回収情報なしで売りっぱなしであとはシーッラナイっと!という会社であることがはっきりしました。CSRなんか関係ねぇみたいな無責任な会社のようです。万一バッテリー発火事故とかあってもユーザーの使い方が悪いとバックられる可能性が高いので、絶対買ってはいけません。

まして無名の中華バッテリーとか回収以前に安全性から考えて絶対手を出すべきではありません。ちょっと安いバッテリーを買ったために自宅や近隣家屋全焼とかになったらもうそこで暮らせませんし、人生真っ暗です。ちょっとのお金をケチって一生台無しにする危険を犯すべきではありません。

 

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