プラチナ達成
1月から始めた所謂「SFC修行」ですが、4月のGWに突入前に完結し、無事プラチナ会員(事前)資格を得ました。
世間一般には「修行」というようで、わかりやすいので私もそのように表現しています。もともと「修行」と言われたのは、ひたすら1日何回も飛行機にのる辛さからそのように言われるようです。
ですが、これには個人的に反対意見を持っています。もともと旅行が好きですから、どうせ乗るなら楽しく乗る、どうせどこかに行くなら少しでも楽しむことを基本にしました。
世にはSINタッチといって、最短はシンガポールチャンギ空港に着いたら入国せずにそのまま帰国便にのって帰ってくるというものがあるそうです。これ、何がたのしいのですか?全く理解できません。
せっかく行ったシンガポール、街を楽しまないでなんの意味があるのですか?
これ、係員に不審に思われて別室お取調べになっても全く文句は言えません。常識的にそんなことするのは何かの運び屋とかしかいないじゃないですか。別室お取調べは当然で無事帰れればラッキーです。
このあたりはシンガポール政府はもっと厳しく当たってもよいと思いますがね。シンガポールでは入国時にパスポートスタンプがあります(出国スタンプは押されないこともある)から、帰国時にVISA不要の直近2週間以内の入国スタンプがなければ、エアラインチェックインでは出国便に搭乗拒否して空港警察に連絡し警察(あるいは官憲)が拘留し取調べくらいはしてもよいと思いますね。そのほうが犯罪防止にもつながるでしょうし。修行者イジメかもしれませんが、普通のビジネス客や観光客では常識的にはありえない行為なのですから、やめた方が良いです、というのが私の意見。別室経験してみたいのであれば、何度かやるとよろしい….帰国できなくなっても責任はもちませんが….。
まずは修行のゴールに達したので、行程などをお知らせしたいと思います。
方針
SFC修行を行うにあたり私が決めた方針は以下の通りです。
- かける時間とかける費用であれば、コストには目をつぶり1回のPPを増やし回数を減らす。時間もコストである。
- 1回のPPを増やすため、できるだけ上級シートを使う。国内線ならプレミアムクラス、国際線ならプレミアムエコノミーかビジネスクラス。
- 国内線は効率がいい那覇線一択。
- ANAの場合、成田からも那覇へ飛んでいるので、成田-那覇も有効に使う(そのほうが格段に安いので)
- 高評価のシンガポール航空を一度は利用する
行程
まずは行程一覧を。
1回目
初回ということで、妻と2泊3日の沖縄旅行でした。使ったのはもちろん往復ともにプレミアムクラスです。私も妻も初めてのプレミアムクラス搭乗ということでドキドキ。初めての優先搭乗で、CAさんと近ーい!CAさん濃度が濃い!ちゃんとご挨拶に来てくれるのでさらにドキドキ。
2回目
これは単体那覇(OKA-SINを除く)では唯一です。現地で多少時間がありましたので、おもろまちまで足を伸ばして、おきみゅー(沖縄県立博物館・美術館)で新海誠展をみてきました。新海誠氏の作品って「君の名は。」より前に数作品あったのですね。それも時間を超えたストーリーが多いのは驚きました。ぜひみたい!
3回目・4回目
過去の記事でも書きましたが、ANAのプレミアムクラスに関しては圧倒的に成田発が安いです。
- ホテル代を引いても羽田に比べるとお釣りがくる
- 混雑した山手線夕方に乗らなくて良い
- 夕方成田発・昼前に那覇発しかなく一泊必須で、一泊するわりに那覇での自由時間がない
ホテルにつくと、県庁前あたりで22時半ごろになります。それからシャワーを浴びて翌日起きて朝食を食べ片付けて出発すると空港に着くのは10時〜10時半ごろになります。プレミアムクラス利用なら混雑していますがANAラウンジで時間つぶしもありです。実際、2回ともそうなりました。どこかに足を延ばす余裕はないです。成田→那覇がせめて18時那覇着くらいだといいのですがねぇ。
5回目
憧れのシンガポール航空ビジネスクラスです。
シンガポール航空が福岡に787-10を就航させたを記念に3月末までの期間限定で8万円代でビジネスクラス(ANAのPP積算レート125%)のセールがあったのをすかさずポチり。
福岡発なので当然そこまで行かねばならず、福岡は朝出発なので結果的に福岡前泊です。こちらもプレミアムクラスでお得な成田発着便利用です。
そしてシンガポール市内に入れたのは夕方。そこで一泊し昼間は初めてのシンガポール観光。そのあと夜空港へ向かい、ビジネスクラスでラウンジは使えるとはいえ、エアラインラウンジの夜のシャワールームなんて待ちが相当長いに決まっているので、一般エリア(ランドサイドといいます)にあるThe Heavenという有料ラウンジでシャワーだけ利用しました。
シャワールームの様子は上の動画をごらんください。30分と時間は短め(この感じ方は個人差大ですが、シャワールームに入ってから出てくるまでなので、中での着替えや頭を乾かすなども全てふくみますから意外と短い)ですが、エアラインラウンジと違って空いているので確実に浴びられます。
6回目(解脱の回)
OKA-SINフライトです。
上記日程を見ていただくとわかりますが、初日の那覇日帰りの後自宅に戻って自分のベッドでぐっすり寝て、翌午前中にシンガポールにたち、3泊のあと夕方羽田に戻り自宅のベッドでぐっすり。エネルギーをチャージしたあと、余日羽田日帰りです。
これも動画で説明していますのでご覧ください。
実際、5回目の帰りは夜便で福岡に戻ったのですが、シンガポールってなまじ近いですし、ビジネスクラスだとシンガポール航空の美味しい食事をいただけるので、その分の時間を差し引くと、実質睡眠は3時間半くらいにしかなりません。いくらフルフラットになってもやはりベッドではないので、ぐっすりというわけにはいきません。
その疲れた体で、そのまま那覇往復というのはかなり辛いのではないかと思いました。
私の場合、自宅に戻り家族と話をしたり風呂に入ってリフレッシュし、自分の寝慣れたベッドでぐっすり休みましたのでエネルギー充填120%で翌日の那覇日帰りに臨めました。
まあ、その分1日余計に必要になるので、時間がキツキツの人は仕方ないですが、余裕があればこの方法もオススメします。それでも冒頭に書いた入国せず即帰国というのはやめたほうがよいです。疲労はかなりのものになると推測します。
若い人は体力がカバーしますが、私のようないい年をしたおっさんは無理しないほうがいいです。修行して寝込んだのでは本末転倒です。
ただ、この問題は、往路のフライトは午前出発、復路は夕方到着なのでどうしても昼間フライトになりもったいないといえばもったいない。シンガポール3泊していますが、観光できたのは中2日間だけで、両端の2日は移動日でしたからね。そのかわり楽でしたよ。体力があり日程が短ければ、普通のOKA-SINでも良いかと思います。
決算
2回目のシンガポールから帰国した時点でPPは50,000を突破していますので、その翌日の那覇日帰りはプロ野球でいう消化試合でした。消化試合の往路は国際線の国内区間でプレミアムクラスが満席のためアップグレードができませんでしたが、50,000PP到達までのフライトでは一切普通席をつかいませんでした、というちょっと贅沢修行なのでした。
得られたマイル:37,824マイル(手持ちのマイルから往復で36,000マイルをビジネスクラスへのアップグレードに使っています)
得られたPP:消化試合分を含めて55,712PP
PP単価:10.47円/PP
本当は全てで普通席を使いたくなかったのですが、消化試合の1区間はやむをませんでした。
実はこの区間ですが、当日オーバーブッキングのボランティが募集があったので、7,500マイル狙いで手を挙げた(なんせ一人・手ぶらなので楽チン)のですが、ANAさん調整してしまいました。どうせなら無理せず私を7,500マイルでピンっと弾き出して欲しかったなぁ。
そんなわけで1区間だけ普通席を使いませんでしたが、50,000ポイント達成までは普通席なしでの達成です。それで10.47円/PPはまあまあだと思います。海外へビジネス使ってこれですからね。
感想
一言で言うと全く辛くなく楽しかったです。旅行が好き・飛行機が好き・海外旅行が好き・ちょっといいシートで乗るのが好きなので、まさにこの修行は修行ではなく楽しい旅の連続でした。
ただ、那覇単純往復が続くと、那覇へ超長距離通勤のような感じになってしまいだんだん楽しさが減ってきます。仕方ないですね。
同僚でシンガポール在住3年半の経験がある人は、シンガポールなんか三日もいりゃ飽きるよ!といっていましたが、全然そんなことはない。
むしろシンガポールが楽しくなり、今度はJAL修行(JGC修行)で行ってみようかとすら思っています。
どういうプランを練るにせよ、旅が楽しくなるように練りましょうね。そうでないとステイタス取ったのに飛行機はもうみたくない、げっぷが出る、なんてことになったら本末転倒ですから。