この記事では、JGC回数修行コースを作るとき乗り継ぎ時間を決めるのに一番大きな要素である、保安検査を通らずに乗り継ぎできるか否か、空港でのショップなどの情報についての解説記事です。
第5回目は福岡空港について解説します。
なお、記載情報は2019年3〜7月の実体験情報であります。
制限エリア内で乗り継ぎたい場合は、所要時間短縮のためとJALに対して明確に乗り継ぎ搭乗の意思を示すために事前にチェックインして搭乗券を発行しておくことを強く推奨します。チェックインもしていないと乗り継ぎとして認識されず搭乗放棄とみなされるかもしれません。
制限エリア内で乗り継げるか?
到着客の動線と出発客の動線は一応分離されていますので、そのまま普通に行ってしまうと一般エリアを経由しないと乗り継げません。
ただしボーディングブリッジ内に待機している地上係員に乗り継ぎを申し出ると出発ゲートへ続く通路(搭乗に使う通路)へ続くテープパーティションを開けてくれて通してくれます。
沖留めでバス到着の場合は、バゲッジクレーム付近の非常ドアみたいなところからバゲッジクレーム内に強制誘導されるので、原則として一般エリアにでることになります。
ただし、途中の係員に次の便の搭乗券を見せて乗り継ぎですが…というと、乗り継ぎ余裕時間が普通にたっぷりあれば一般エリアに誘導されます。しかし短い・ぎりぎりだとどうなるのかはわかりません。最悪を考えるなら沖留めだと一般エリア経由と思っておけば間違いありません。
福岡空港は巨大空港ではありませんが、小さくもないので沖留めで一般エリアに到着した場合は急いで2Fに上がって保安検査を受けないといけません。
宮崎からのJAL便であっても、私は一度沖留め・バス利用・一般エリア強制送り出しだった経験があります。私はそのあと羽田に戻るだけで時間余裕をたっぷり作ってあったので問題ありませんが、折り返しだと結構厳しいかもしれません。
宮崎への折り返しで沖留めだった場合は、地上係員にすぐに申し出るようにしたほうが無難です。どこからかのルートで一般エリアをパスできる「かも」しれません。他空港と違い、宮崎ピストン修行僧の扱いに慣れているので、多分なんらかの配慮があると推測します。
上の写真が搭乗ゲート(改札)につながる通路です。搭乗時は写真の向こう側から手前に降りてきます(6番ゲートの例)。
そこで係員に乗り継ぎ便の搭乗券を見せると確認後に、搭乗改札逆流で出発ゲートに入れます。(上の写真は6番ゲート)。
ちなみに、宮崎からの便で福岡で乗り継ぐ客の多くは宮崎⇔福岡ピストン往復の修行僧です。前方席の方に乗ってカジュアルな服装で荷物がほとんどないか、リュックだけというのは、老若男女を問わず修行僧の可能性が高いようです。ピストン往復する修行僧は、この地上係員のところで待機するためあぶり出されます。
同じ機材で折り返す時は、出発ゲートから出してくれたそのゲート付近で搭乗開始を待てば十分とか十数分で搭乗開始となるのが普通です。
他の便に乗る場合はそのまま次の便の搭乗ゲートへ行けば良いです。
私の場合は、1度目の福岡乗り継ぎは、宮崎への折り返しでなく宮崎から福岡経由の那覇行きだったので乗り継ぎ先搭乗券を出すと端末で何やら確認したりして、出発ゲート逆走で出してくれました。
あとは指示にしたがって目的のゲートに行けば良いだけです。
宮崎⇔福岡の乗り継ぎ(折り返し)の修行僧が多いので、折り返し客の扱いにはとても慣れています。むしろ宮崎への折り返し客でない方が圧倒的に少ない様子で「あ、折り返しじゃなくて那覇行きですね」と言われました(笑)。
空港での過ごし方
ANA側との行き来
JAL側の北ウィングとANA側の南ウィングとは同じ建屋内なので特に問題なく行き来できます。
制限エリア内のお店など
ANA側のウィングには、DIP.DINERという軽食・カフェのお店があり、豚骨ラーメン、辛子明太子うどん・そば、カレー、ナポリタン、コーヒーなどをいただけます。
ANA側とJAL側の中間くらいにANA FESTA カフェ&バル糸島があり、ここではコーヒー、ビール、おつまみ、カレーなどの食事ができます。
JAL側のウィングには、「九州産直角打ち しらすくじら」という店があり、九州産直の魚をアテに出発までいっぱいやったり、名物のごまさば定食をいただくこともできます。
上の写真は私がいただいたごまさば定食です。
ちなみに店名にある「角打ち」とは立ち飲みのことではありません。酒屋で買った酒をその場で飲むのを角打ちというそうで、酒屋の店頭で飲むことをいうそうであります。
そういう意味ではこのお店の「角打ち」の使い方はちょっと間違っている。
JAL側には他に、ドトールコーヒー、とんこつラーメンの一蘭があります。一蘭があるのは嬉しいですね。修行の合間にどうぞ。
制限エリア内の充電設備
制限エリア内には充電設備は多くありません。ANA側はちょっとわかりませんが、JAL側だとドトールコーヒーの窓際カウンター席にはコンセントがあります。
一部待合席の向かい合わせのカウンターテーブルみたいなところにもコンセントがついています。出発ゲートだと、ANA側は11番付近に二箇所、8番付近、JAL側だと5番、2番付近にあるようです。以下のmapを参照してください。
現在はさらに増えている可能性もあります。
一般エリアのお店など
飲食店は充実していますが、福岡らしいのは3Fの「ラーメン滑走路」。
通路が滑走路のようなペイントになっていて、両側にお店があります。
北海道・新千歳空港にもラーメン道場というラーメン店の集まりがありますが、あそこはオープンなフードコート風スタイル(店ごとにエリアはわかれています)で、換気が悪く蒸し暑いのが非常に不快です。
その点ラーメン滑走路のほうがずっといいかもしれません。
まとめ
グルメ都市・福岡の空港だけあって、制限エリア内に九州産直の魚をつまみに一杯飲める店があるのは嬉しいです。
JALのダイヤモンド・プレミアラウンジに入る資格があったとしても(ファーストクラス利用とか)、無料お酒におにぎりを食べているよりは、お金をだして「しらすくじら」で九州産直の魚で一杯やったほうが満足度は高いと思います。ただし、飲み過ぎないように….。