世界最小・最軽量のおサイフケータイ対応スマートフォン「Rakuten Mini」のクリムゾンレッドをキャンペーン価格1円で入手しました。いったいどういうスマホなのか?
Rakuten Mini概要
Rakuten Miniは現時点で世界最小かつ最軽量のおサイフケータイ対応(Felicaチップ内蔵)のスマートフォンです。
仕様
製造メーカー | Tinno Mobile(中華人民共和国) |
型番 | C330 |
大きさ | 約106.2 x 約53.4 x 約8.6 (mm) |
重さ | 約79g |
ディスプレイ | 約3.6インチ / TFT / HD / 1,280 × 720 |
CPU | Snapdragon™ 439 オクタコア 2GHz + 1.45GHz |
内蔵メモリ | 3GB (RAM) / 32GB (ROM) |
カメラ | メインカメラ:約1,600万画素 フロントカメラ:約500万画素 |
防滴 / 防塵対応 | IPX2 / IP5X 防滴性能が非常に低いので注意 |
指紋認証 | 非対応 |
対応バンド | FDD:Band 3/4/5/18/19/26/28 TD:Band 38/41 WCDMA:Band IV/V/VI /XIX 上記は現行ロットのものです。 IMEI 351676110356708 以前の製品と、351676110356716〜351676110680487の製品は上記とは異なりFDDのBand1に対応しています。 現ロットではFDD Band 1非対応なので要注意。 |
1円キャンペーン
私が入手に利用したキャンペーンは以下のようなものです。
期間:2020年5月27日(水)9:00~2020年6月17日(水)8:59 <オンラインの場合、店舗は6月16日閉店まで>
条件:Rakuten UN-LIMITをセットで申し込み
内容:Rakuten Mini本体を1円で提供(通常17,000円を16,999円値引き)、Rakuten UN-LIMITを1年間無料で提供(通常月額2,980円)、契約事務手数料は税込み3,300円が必要。
対象:新規契約、MNP、楽天モバイル(ドコモ回線・au回線)の料金プランから移行。
筆者は6月1日にクリムゾンレッドを申し込んで、6月12日にクロネコヤマトで届きました。
届いた実機
開梱
本体右下隅には今どき珍しいストラップホールがあります。
なんせ小さいのでスルリと手から滑り落ちそうなので、小さいストラップをつけることを推奨。
大きさ比べ
左がRakuten Mini、右がiPhone SE(TPUケースに入っています)。
左がRakuten Mini、右が裸のAQUOS sense3 (SH-M12)。
ほぼクレジットカードサイズ大といってもいいでしょう。
ファーストインプレッション
確かにこの大きさ・重さでFelica対応Androidですから、電子マネー財布としての使い方は大いにありでしょう。
Google Pay経由でカードが対応していればiDやQUICPayが、Suicaは当然OK、楽天Edyは言うまでもなくOK。QRコード決済系は文句なくOK。電子財布としてはいい大きさです。
良いところ・悪いところ
クレジットカードサイズの世界最小・最軽量のおサイフケータイという以外にはいいところはまったくありません。普通のスマホとしてガンガンつかうには、パフォーマンス・画面サイズ/解像度・サービスエリア・バッテリー駆動時間など全てにおいて非実用的であり、キャリアもしくはMVNOの普通のスマホが必要です。そういう意味では月額2,980円はMVNOに比べるとバカ高いと言えます。
良いところ
世界最小・最軽量のFelica対応スマートフォンはそれだけで電子財布として電子決済やポイントを集中させて、じゃまにならずに持ち歩けるメリットがある。
1年間は通信費無料(ただし1年後からは2,980円、このエリアで….です)
悪いところ
1年をすぎると2,980円と今どきのMVNOでは高い。
エリアが狭い。Rakuten UN-LIMITが使える楽天のサービスエリアがゴマ粒ほどに小さくて、事実上は5GB/月のauのサービスエリアの一部(Band 18/26/28のみ)。
この大きさとバッテリー容量ではメインスマホにななりえないので、もう一台メインスマホがいる。
初期ロットではFDD-LTE Band 1対応だったのを、なんの前触れもなくモデル変更でもなくこっそりBand1非対応にするという、楽天らしい凶悪・無責任対応。
以下のスクリーンショットは筆者のRakuten MiniのBand Modeですが、見事にLTE-B1がありません。
これに対しては総務省が「Rakuten Mini」の周波数変更で報告を求めるている。報告期限は6月26日ということなので興味津々です。
[総務省] 楽天モバイル株式会社に対する報告徴収
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban16_02000236.html
報道によれば、変更はソフトウェアのみでハードウェアではないらしいのですが、、総務省側はソフトウェアも広い意味では工事設計に含まれると延べたそうであります。
成り行き次第ではアップデートでBand1復活、あるいは現行ロットにあわせて後付で技適取り直しということになるのかもしれません。
総務省やユーザーに黙ってこっそり対応バンドを変更するような、携帯電話としてあってはならないような悪辣な対応は現に戒められるべきです。
ここからは憶測ですが、1円キャンペーンで出してみるとヤフオク出品や即解約が爆発的にふえてしまい、焦った楽天モバイルがあわててiijmioなどMVNOのesimで使えないようにBand 1をカットしたとしか思えません。
楽天モバイル側は絶対認めないと思いますが、まあ、商売の理屈から言うとそんなところでしょう。
楽天モバイルはBand1を使わないし、パートナーのauエリアもプラチナバンド(18/26/28)に対応していればBand1非対応でも事実上害はないという判断だと想像します。
Band1が使えないということは、事実上eSIMでのiijmioなどへの流用を阻止したのと同じことになります。
特にdocomoネットワークではBand1はメインのBandなので、これが使えないと事実上docomoは使えないに等しいのです。
すなわち、現ロットのRakuten Miniは楽天以外ではつぶしが効きません。
安くで世界最小・最軽量のおサイフケータイを入手して、iijmioなどで使おうと企てている方はあきらめたほうがいいです。
あるいは、ヤフオク等でIMEIを確認しBand Modeの画面を出してもらってBand1対応ロットであるのを見てから入手するとか。
メディアのミスリードに注意
IT系ではない一般メディアには、とにかくバッテリーが持たない画面が小さいので使えないなどと評しているものがあるようです。
まあ、嘘じゃないです、そのとおりではあります。
しかし「メインスマートフォン」としてガンガン使うにはバッテリーとCPUはあまりに非力だし画面だって小さすぎますということであります。この『「メインスマートフォン」として』というのが重要です。
電子財布としての用途を集中し使うことで、私がかつて悩んだようにSIMフリーのハイエンドモデルではおサイフケータイ非対応で困るのだ!ということがなくなります。
問題はUN-LIMIT無料期間が過ぎた後の月額2,980円はUN-LIMITのゴマ粒エリアを考えると価値は低いといえます。
あくまでおサイフケータイと通話専用機としてならば、UN-LIMIT無料期間はいいんじゃない?ってことです。
はっきりいって2,980円/月はこの狭い楽天エリアを考えると高いです。
まとめ
世界最小・最軽量のFelica搭載おサイフケータイとしては、他のメインスマホがあるという前提において大いに有りだ。
現ロットはFDD-LTE Band1に非対応になっている(楽天がいつの間にか勝手にスペック変更した)ので、iijmioのeSIM利用でのdocomo MVNO利用は事実上不可能になった。