モバイルSuica大規模メンテナンスにより、iPhoneからAndroidへのSuica機種変更が可能になったので早速Jelly 2にSuicaを載せ替えて使い始めました。これがおサイフケータイとしては抜群の使いやすさなのです。
Jelly 2とは?
クラウドファンディングのKickstarterで次々ユニークなスマートフォンを送り出しているUnihertzの最新作で、世界最小フットプリントのFelica搭載Androidスマートフォンです。
当ブログでも何度も取り上げていますが代表的な記事はこちら。
注目すべきはFelica搭載スマートフォンとしては世界最小のフットプリントでありながら、Helio P60というミドルレンジSoCを搭載しRAMは6GB、ROMは128GB、microSDスロットもあるので中身は普通にミドルレンジスマートフォンであるということ。
無料というだけで世の話題をさらったRakuten Miniとは性能と実用性において天地ほどの差があります。
先の当ブログ記事より:
・Antutuスコアは、Rakuten Miniは9万台、Jelly 2は13万台。
・バッテリー容量は、Rakuten Miniは1,250mAh、Jelly 2は2,000mAh。
・RAMは、Rakuten Miniは3GB、Jelly 2は6GB。
・ROMは、Rakuten Miniは32GB、Jelly 2は128GB。
・microSDは、Rakuten Miniは非対応、Jelly 2は対応。
・FMラジオは、Rakuten Miniは非搭載、Jelly 2はFMチューナー内蔵。
・イヤホンジャックは、Rakuten Miniは非搭載、Jelly 2は搭載。
ぶっちゃけ、画面が小さい以外は普通のミドルレンジスマホートフォンなのです。
さらに、最近は省略されつつあるイヤホンジャックもありますし、非常時には防災グッズとして重要なFMラジオも内蔵していますから、災害で通信ができなくなっても(基地局破損等)有線イヤホンさえあれば情報収集が可能です。
Jelly 2 本格稼働開始
筆者がJelly 2を本気で毎日持ち出し使い始めたのは、冒頭に書いたとおりSuicaをiPhone 8からJelly 2に機種変更してからです。
通勤時、メインのHUAWEI Mate 20 Proはスラックスのポケットかコートのポケットに入れています。
Jelly 2はシャツの胸ポケットです。
今までここはApple Pay Suicaを入れていたiPhone 8の予約席だったのですが、小型のiPhone 8とはいえシャツのポケットからは結構はみ出てしました。
その点Jelly 2はすっぽりと隠れてしまいます。
Jelly 2の使いやすさ
Felica端末としては最高
なんといっても手のひらにかくれる小ささが最大の特徴でありメリットです。
一見すると厚ぼったい感じが野暮ったいといえなくもない。
特に薄く作られているRakuten Miniと比べると分厚い。
この厚みの故に両サイドを親指と残りの指で挟んでも安定して保持できますので、自動改札にタッチするときに非常に安定してタッチ(あるいはかざす)ことができます。
本体に付属してくるTPUケースにはご丁寧にストラップホールがありますので小さなストラップをつけて、不注意による落下防止が可能です。
大きさと厚さから言えば、最近までSuicaを入れていたiPhone 8より扱いやすいです。
ただし、前の記事にも書いていますが、以下のような点は改良していただきたい。(Android版Suicaアプリ共通に言えること)
・iPhone 8のように自動改札での読み取り成功時には触覚フィードバック(バイブレーターのひと震え)がほしい。
・iPhone 8のように自動改札での読み取り成功時には短時間画面が自動的に点灯してSuica残高表示などしてほしい。
・iPhone 8のように通知欄でSuica移動中かどうか一発でわかるようにしてほしい。
SuicaだけではなくiDやQUICPayも入れていますし、PayPayアプリーやT-POINTアプリも入れていますので、本当におサイフ代わりなんです。
上の写真には出ていませんがQUICPayとヨドバシゴールドポイントカードも入っています。
昨今の大型スマホはおサイフには不向き
大型化して今や6インチ以上が普通になったスマートフォンですが、おサイフケータイとしては使いにくいのです。
自動改札は読み取り部周囲に障害物はありませんが、お店の場合だとただでさえ狭いレジ周りにICカード端末やらクレジットカード端末が並び、狭いところに押し込められています。
大型スマートフォンだとちょっと周囲のものを動かしてもらえないとうまくタッチできないことがあります。申し訳ないと思いつつも、ちょっとタッチできないので、これ(例えばクレジットカード端末)を動かしてもらえますか?とかいうわけすが、Jelly 2の大きさならそれがありません。
おサイフ以外のアプリも普通に使える
Rakuten Miniの場合はSoCのパワー、RAMやROM容量の点から実用になるのはかろうじて電子マネー機能だけでした。
ウォークマン代わりに使うなんてのは論外の使い方。
格好はいいんですけどね、見掛け倒し。
その点Jelly 2は普通にミドルレンジスマートフォンでイヤホンジャックやFMラジオも内蔵しているので、ウォークマン代わりとしても相当優秀です。
G Mailでのメールチェック、facebookやtwitter、ニュースアプリなどでのニュース閲覧などは画面が小さい他には普通に使えます。
当然SIMフリー
当然ですがSIMフリースマートフォンでして、ちゃんと技適も通っていますので無問題で国内で使用できます。
3キャリアは契約を持っていませんが、Y!モバイル、楽天モバイル(楽天回線)の2種類は無問題で使用きています。
プリセットがなくてもAPNを各MVNOに合わせてセットすればOKのはずです。
iPhone 8を含む古いiPhoneはnanoSIMに変更しても楽天回線は使えませんが、Jelly 2は問題ありませんでしたので、Rakuten MiniのeSIMを無料でnanoSIMに変更して、楽天が有料になる前までJelly 2で使うのも手です。
どうやったら買える?
現在、Jelly 2は製造元のUnihertzホームページから購入できるようです(日本語サイト)。
Amazonのような即日発送ではなく、予約販売であり発送は中国からなので時間がかかります。タイミングによっては予約の都合で買えないかもしれません。
筆者のようにメインスマートフォンがFelica非対応なので、サブスマホでおサイフ使いたいという方にはおすすめです。
まとめ
Felica搭載スマートフォンとしては世界最小(フットプリント)のUnihertz Jelly 2は、その手頃な厚みゆえに自動改札にタッチしやすく、その小さなフットプリント故にお店の狭いレジ付近のリーダーにもタッチしやすい。
性能的には普通にミドルレンジスマートフォンなので、画面が小さいほかは普通に使える。
イヤホンジャック、FMラジオ搭載でmicroSD対応もしているので、ウォークマン的な使い方もノープロブレム。
現在、Unihertzの日本語サイトで予約購入可能。