Lenovo IdeaPad Duet Chromebookを触り始めて強く感じたのは、これってiPadとすっげぇ似ているじゃん!ってことです。ChromebookとiPadってぜんぜん違うじゃん!でも似ているのですよ、これが。
大きさと重さ
まずは大きさなどのスペックベースで比較します。
今回は手持ちのiPad Pro (2018) と比べます。
IdeaPad Duet | iPad Pro (2018) | |
サイズ(本体) | 239.8 x 159.8 x 7.35mm | 247,6 x 178.5 x 5.9mm |
重さ(本体) | 451g(実測) | 468g |
重さ(キーボード+カバー込) | 951g(実測) | 1136g (実測) Logicool Folio Touch for iPad Pro 11-inchを装着。 |
高さ・幅ともにiPad Pro 11インチ (2018) が1cm〜2cmほど大きく、本体重量はほぼ同じだがiPad ProにLogicool Folio Touch for iPad Pro 11-inchを装着するとiPad Proのほうが200gほど重くなります。
写真で比べる
大きさこそ違いますが、「Logicool Folio Touch for iPad Pro 11-inch」を装着しているiPad Proとは兄弟のようです。
開いているところ。
たまたまなのですがカバーの色や風合いが似ているので、余計に兄弟に見えます。
Logicool Folio Touch for iPad Pro 11-inchは外側全面がファブリックですが、IdeaPad Duet Chromebookのほうはファブリックなのはカバーだけ。
キックスタンドを開いて側面から見てみますと、違うのは大きさだけ。
構造が似ているから外観が似るのは当然ですが、画面の作りも似ています。
iPadOSでは画面下部にMacOS同様にドックがあります。
Chromebookにも同様にドックのようなものがありますが「シェルフ」と呼びます。「シェルフ」の位置は下側だけではなく左右にも移動できます。
Chromebookはマルチウィンドウ対応
一番大きく違うと思ったのがウィンドウの対応。
iPadOSは完全なマルチウィンドウではありません。アプリが対応している場合限定ですがスプリットビューといって左右に分割して2つのアプリ画面を同時表出来ますが、PCやMacのようなマルチウィンドウはだめです。
一方、ChromebookはほぼWindowsと同じ操作感覚でマルチウィンドウになります。
ChromebookをPC的使い方で売ろうと思ったらやはりマルチウィンドウ対応は不可欠でしょう。
アプリの扱いも似ている
iPadのアプリはAppleのAppStoreからダウンロードします。
ChromebookはAndroidアプリのかなりが使えるので、Google Playからダウンロードします。
上のシェルフに表示されているのはプレインストールのChrome&GMailと設定を除けば全部AndroidアプリでGoogle Playからダウンロードしたものです。
左からタイトルだけ紹介します。
・Chrome(プレインストール)
・Microsoft Edge
・GMail(プレインストール)
・BlueMail <メールアプリ>
・Enpass <パスワード管理アプリ>
・設定(プレインストール)
・aCalendar <スケジュールアプリ>
・Evernote
・Excel for Android
・Microsoft OneDrive
こんなふうにAndroidアプリがほぼそのままChromebookでも使えるのですから、こいつはPCじゃなくてAndroidタブレットであります。
立ち位置的には…
iPhone <—> iPad / iPad Pro
Android <—> Chromebook
….となり、Googleの戦略が見え隠れします。
まとめ:Androidタブレット=デタッチャブルChromebook
Androidのタブレットは種類も少ないが、ChromebookでLenovo IdeaPad Duet Chromebookのようにデタッチャブルのものを選べば、普通にAndroidタブレットして使える。
標準でキーボードがついているのでPCのようにタイピングもできるので文書やプレゼン作成もOK。
画面は13インチクラス以上は少ないしCPUパワーも小さいので、画像編集や動画編集などはスマホで出来るレベルのものが限度と考えるべし。
できることは、Androidスマホの画面を大きくしてタッチパッドとキーボードを付けてモバイル通信機能を取ったものと思えばほぼ外さない。