筆者は京阪神圏の出身で現在は首都圏人(笑)です。その経験から関東では食べる人が多くないと思われるのがとろろ昆布です。
とろろ昆布とおぼろ昆布
「とろろ昆布」と「おぼろ昆布」、どちらも昆布を削ったものですが、削り方が異なります。
「とろろ昆布」は昆布を重ねて側面を削ったもの。
スーパーで比較的お安く売っているのがこれですね。
一方「おぼろ昆布」は材木をかんなで削るように昆布の平たい面を削ったものです。
見た目に「とろろ昆布」とは違います。
一般には「おぼろ昆布」のほうがお値段も高く高級品です。というのも、「とろろ昆布」は昆布を重ねて強い圧力でプレスしてくっつけて側面を機械削りしますが、「おぼろ昆布」は基本的に職人の手削りなのです。使う昆布の差もあるのでしょうが、それ以上に機械生産と職人芸の差でもります。
とろろ昆布とあたたかい白飯
筆者が好きなのはこれです。
実に簡単で、たきたてのアツアツご飯にとろろ昆布を乗せるだけです。
ロカボとは遠いですが、これが実に美味い!
大げさにいえばこれだけを何杯でも食べることができそうです。
子供の頃(京阪神圏在住の頃)は結構食べていた記憶があります。
とろろ昆布おにぎり
これはいまだかつて首都圏のスーパーやコンビニでは見たことが無いように思います。
しかし、とろろ昆布消費量日本一の富山県では当たり前の当たり前、お隣金沢でも普通にコンビニのおにぎりコーナーに並んでいます。
なんのことはない、塩むすびをとろろ昆布で巻いただけですが、素材の味がすごくよく分かるのでごまかしが効かない感じ。
京阪神で見たかどうか記憶がないですが、首都圏では筆者は見たことがありません。
とろろ昆布おすまし
妻に言わせると、とろろ昆布はそばやうどんに載せたり、簡単おすましとしてお椀に多めのとろろ昆布と鰹節を入れ適量の醤油をかけてお湯を注ぐというもの。
とろろ昆布をご飯にのせたりおむすびに巻いたりするのは関東ではレアでも、簡単お吸い物にしたりうどんやそばに乗せるのは比較的馴染みがあるようです。
感想:まとめ
炊きたてご飯にとろろ昆布を載せたり、塩むすびをとろろ昆布で巻いたりするのは首都圏では馴染みがないようだ。
とろろ昆布とおぼろ昆布は製法が違う。