心地よく眠れる「抱き枕」の良し悪しと後悔しない選び方、ベストチョイスは？

ベッドに入ったけれど、なかなか寝付けない方は多いのではないでしょうか。抱き枕に憧れて買ったけど結局床の上に転がりっぱなしとか、押し入れの肥やしになっているとかありませんか？筆者もかつてかなりいろいろな抱き枕を試したことがあります。大きいのから小さいのまでどういうのがいいのか？選び方ヒント集です。

抱き枕があったほうが楽になる人は？

べっドに入った時に、どういう寝方をしている方が最初の判断ポイントです。

ベッドに入ってすぐは仰向けに寝る人（back sleeper）が多いように思いますが、海外の映画やドラマなどを見ているとうつ伏せ寝の人（stomach sleeper）とか横向き寝の人（side sleeper）も結構見ますよね。

筆者は逆流性食道炎があり（かかりつけ医に継続的に診てもらっていて薬を飲んでおり、年に一度胃カメラでも点検しています）ますので、ベッドに入ってからは左体側を下に眠ることが多いです。

いびきは寝てしまうと舌が落ち込んで落ち込む（舌根沈下といいます）ので気道が狭くなることで起こるのですが、横向きに寝るとそもそも舌根沈下が起きないので、いびきは横向きに寝ている間はおこりません。

しかし横向きに寝るってあまり快適じゃないですよね？

不快１：上になった足が下の足を圧迫する
不快２：上になった手の落ち着きどころがない

これ地味に困ります、というか落ち着かない。

試しに余っている枕があれば、足の間に挟む、抱きしめるなどしてみてください。足の間に挟むのは薄いクッションでもいいです。抱きしめるのは細長いぬいぐるみ（ダニに注意）でもいいです。

どうでしょう、ぐっと落ち着きますね、驚くほど変わります。

大きな抱き枕にメリットはない

抱き枕というくらいだから等身大くらいでかいほうがいいんじゃないか！と思いませんか？

筆者も最初はそう思って幅50cmで長さが150cmとか160cmくらいのほぼ等身大に近いものを買ったことがあります。

ベッドに入った時は快適です、その瞬間は快適です。

しかし使ってすぐに欠点に気づきました。

等身大に近く幅もある抱き枕は憧れますが、はっきり言って邪魔なだけです。

快眠目的ならばお金の無駄なので買うのは思いとどまりましょう。

手頃なサイズと形状

一見小さいと思うかもしれませんが、経験的には長さは90cmほどあれば十分です。

下は膝から股間に挟み込めれば十分で、上は首より下で腕に抱えられればOKです。

測ってみると大体90cm前後です。普通の枕2個分の120cmになるとでかい感じになります。

幅ですが、寝返りを打ってあまり邪魔にならないことと、そこそこ抱きしめる気持ちよさを考えるとちょうど良いのが直径20cm程度の円筒です。

43cm x 90cmというサイズの枕がいわゆるセミダブルとかセミロングとか言って売られています。

これでも良いのですが、幅が43cm（膨らむので実測は35cm程度）あると、やはりちょっと大きすぎて寝返りに邪魔です。

43cm x 90cmサイズも使った経験がありますが、50cm x 150cmほどではないですがやはり眠ってしまうと邪魔になります。

筆者が今使っているのはこれですが、なかなか調子が良いです。

直径20cmと細いので腕で抱き締める分にはボリューム不足ですが寝返りに支障がありません。43cm幅とか50cm幅とかだと抱き応えは間違いなくありますが、寝返りを打つときにめちゃ邪魔です。

普通の枕2個を使う

抱きついたときは長いほうが心地よいのは間違いないですが、寝返りを考えるとそうもいえないのは前述の通り。

上半身（腕で抱える）用の枕はどこのスーパーにでも売っている43cm x 63cmのポリエステル綿の枕。下半身用も同じやつでもよいですし、少し薄いものがあればそのほうが良いです。

人間、寝返りを打つ時は全身がせーので一気にひっくり返るわけではありません（笑）。

下半身が先に、あるいは上半身が先に寝返りを打ち、残りがあとからついてきます。

そのときに上下別になっていると、寝返りを阻害することが少なくなり意外に寝返りで枕が邪魔になって目が醒めるようなことは少ないように思います。

またサイズ的にも普通の枕なので普通に枕として使うこともできるメリットもあります。

まとめ

抱き枕はあるほうが眠りに入る前までは快適で寝つきが良くなる、特に横向き寝には必需品とも言える。

等身大に近い150cmとか160cmは邪魔になってむしろ安眠を阻害するので使ってはいけない。

おすすめは直径20cm、長さ90cmほどでやわらかく柔軟性にとんだポリエステル綿の円筒形のもの。

43cm x 63cm程度の安いポリエステル綿の枕を上半身用と下半身用で分けてしまうと、寝返りを邪魔する可能性が少なくなるし、普通の枕やクッションにも流用できる。

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