金沢の街の中心部はコンパクトです。そのコンパクトな街を観光するのに欠かせない情報をお届けします。これから金沢旅行を計画されている方必見です。
おすすめの季節
まず覚えておきたいのは、金沢の主要観光ポイントはすべて歩いて回れる範囲にあるということ。
春 | 新緑がとても美しい。 4月~5月がおすすめ。 |
夏 | KANAZAWA JAZZ STREET、金澤月見光路などのイベントがある。 蒸し暑い(気温は東京と大差ないが都会の熱気が少ないので体感は東京よりはまし)。 歩いて観光地を回るにはちときつい(体験)。 |
秋 | 一番オススメ。 市内の紅葉は例年は11月半ばから下旬がピーク。 金沢城公園・兼六園ライトアップの時期と重ねると最高。 |
冬 | 日本海側の常として冬は雲が低くどんよりとして晴れ間はなかなかでない。 道路に埋め込まれた融雪装置(水が出てきて雪を溶かす)のおかげで交差点の横断歩道付近は巨大な水たまりのことも。 長靴(もろに長靴)が必要。 寒さよりべちゃべちゃな道が街歩きを阻害するでしょう。 |
独断と偏見でのおすすめはやはり春秋。
春ならGWを避けて4月のGW前か5月のGW明けた翌週あたり。観光客もぐっと減ります。
金沢までの足
どこから来るかによりますが、大阪や京都からですと特急サンダーバード、東京・埼玉方面からなら北陸新幹線というのが基本。
筆者のような飛行機好きでしたら、JALかANAで小松空港まで飛びましょう。
羽田からだと飛行時間も短く実際に空を飛んでいるのは1時間もありませんので、クラスJやプレミアムクラスはもったいないので普通席で十分です。
飛行機の機材は737といったナローボディーの小型機が中心なので、オーバーヘッドコンパートメントも小さいため持ち込み手荷物の収納が限られますので、着替えなどが入ったキャリーケースは必ず預けるようにしてください。
市内交通
市内を見て回るのにレンタカーや自家用車はだめです。
なんせ駐車場が少ないです。
北鉄バスと自分の足で回りましょう。
金沢の主要観光ポイントは、武蔵ヶ辻交差点(近江町市場)、橋場町交差点(ひがし茶屋街・主計町茶屋街)、広坂交差点(金沢21世紀博物館・兼六園・金沢城公園・国立工芸館・石川県立歴史博物館・石川県立美術館・鈴木大拙館・本多の森公園・しいのき迎賓館)、香林坊交差点(長町武家屋敷跡・アメリカ楓通り)の四角形の中か周辺です。
この位置関係をよく覚えてくと良いです。
使うのは自分の足と北鉄バスです。
重要な注意:
北鉄バスは全国交通系ICカード(SuicaやPASMOなど)は使えません。
ICカードは北鉄独自のICカード「ICa(アイカ)」のみです。
絶対に使いたいツール:Google Maps
一も二もなくGoogle Maps(スマホ版)です。
非常に便利に使えるのはご承知のとおり。
Google Mapsのメリットは、自分が今いるその場所からの経路がわかること。
バスの状況などは後述する北鉄バスアプリのほうが詳しいこともあります。
絶対に使いたいツール:北鉄バスアプリ
Apple AppStoreかGoogle Playから「北鉄バス」で検索してダウンロードしておきましょう。
Google Mapsと近い条件で検索するとこうなります。
金沢市内だと北鉄バスアプリのほうが便利だと思います。
使いたい1日乗車券:金沢市内1日乗車券
北鉄バスが1日乗車券を出しています。
料金 | おとな(中学生以上)600円、こども(小学生)300円 フリー乗降範囲は1乗車200円(武蔵ヶ辻・近江町市場と香林坊の間のみ100円)ですので3回乗ればもとがとれます。 さらに施設利用割引を考えると2回位でも元が取れます。 |
購入できる場所 | 北鉄駅前センター(金沢駅東口バスターミナル1番のりば近く) 金沢駅西口バスターミナル北鉄グループ案内所(金沢駅西口バスターミナル4番のりば近く 北鉄バス待合室内) 金沢駅東口バスターミナル北鉄グループ案内所(金沢駅東口バスターミナル7番のりば近く 金沢駅東広場交通案内所内) 片町サービスセンター(金劇パシオンビル1階) 北鉄バスサービスセンター武蔵エムザ店(エムザ1階 黒門小路) |
注意点 | 乗車時に整理券を取るのを忘れないように。 |
フリー乗降範囲は、金沢駅から武蔵ヶ辻・近江町市場の間、武蔵ヶ辻・近江町市場/橋場町/広坂/香林坊の四角形の中とその周囲です。
この範囲であれば北鉄バスだけではなく西日本JRバスも利用できます。
石川県庁へ行く金沢駅より西方面はフリー区間外ですのでご注意ください。
便利ですが、購入できる箇所が極めて限られており、事実上金沢駅の三箇所を除けば金沢エムザ1階の北鉄バスサービスセンターのみです。
メリットとして各種施設の入場料が割引になります。(詳細は上記の北鉄バスのサイト参照)
使いたい1日乗車券:のりまっし金沢
利用条件やフリー乗降範囲は金沢市内1日乗車券と同じですが、iPhoneまたはAndroidのスマートフォン上で乗車券を表示できるシステムです。
料金 | おとな(中学生以上)600円、こども(小学生)300円 フリー乗降範囲は1乗車200円(武蔵ヶ辻・近江町市場と香林坊の間のみ100円)ですので3回乗ればもとがとれます。 さらに施設利用割引を考えると2回位でも元が取れます。 |
購入できる場所 | スマホが使えれば日本中いつでもどこでもOK |
注意点 | 乗車時に整理券を取るのを忘れないように。 降車時には整理券を料金箱に入れて、スマホの乗りまっし金沢で購入した画面を提示しますので、バッテリー残量に要注意です。 不幸にして画面提示ができない(スマホのバッテリー切れや故障)の場合は現金を払ってください(事前両替制でありお釣りはでませんので注意) |
くどくど説明を書くより、上記のオフィシャル動画を見るほうが早いです。
デジタル版の「のりまっし金沢」のメリットはいつでもどこでも購入できること。
紙版の「金沢市内1日乗車券」が金沢駅の3ヶ所と武蔵ヶ辻の金沢エムザ、片町の金劇パシオンビルでしか買えないのとは偉い違いです。
紙版は使うぞ!と決めて買わないといけませんが、デジタル版は必要になってから買えます。
メリットとして各種施設の入場料が割引になります。(詳細は上記の北鉄バスのサイト参照)
リピーターに便利なICa
筆者のようなリピーターはICカード乗車券のICa(アイカ)があります。
北鉄バスではSuicaなどは使えません。(西日本JRバスはSuicaやPASMOはOKです)
販売箇所は上記サイトにありますが金沢市内1日乗車券より買える場所は多いです。
デポジットとして500円が必要になり、初回は最低2000円の支払い(乗車用のチャージは1500円)となります。
チャージ(積み増しといいます)は販売場所のチャージ機かバス停などで停車中のバス車内で運転士に1000円札を渡してもチャージできます。
まとめ
今回は金沢旅行情報として、主に金沢までの足、市内交通について紹介しました。
少々日数をいただき、「旅行お役立ち情報満載」として掲載予定です。
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