Amazon Prime Videoでロシア映画「サリュート7」を見ました。ロシア映画なので期待していなかったのですが、いい意味で期待を裏切られました。ロシアの宇宙計画ってアメリカと違って謎につつまれている感じなのですが、その一端を覗き見ることができた気がします。内容的にも映画「アポロ13」のロシア版みたいでなかなか良かったです。
映画「アポロ13」
アポロ13号は月着陸を目指したものですが途中の事故により月着陸を断念しなんとか無事に帰還できたという有名なものです。
アポロ13号は、1970年4月に行われた、アメリカ合衆国のアポロ計画の3度目の有人月飛行である。途中での事故によりミッション中止を余儀なくされながらも、その後に見舞われた数多くの深刻な危機的状況を脱し、乗組員全員が無事に地球へ帰還した。
出典:アポロ13号 – Wikipedia
この話を映画にしたのが「アポロ13」。
1995年の作品で主演はトム・ハンクスですが、筆者的にNASAの主任管制官を演じるエド・ハリスが印象に残っています。
この人です。
映画「アポロ13」は第68回アカデミー賞において編集賞、録音賞の2部門で受賞しています。
現在はAmazon Prime Videoで有料レンタル配信されています。
映画「サリュート7」
こちらは比較的新しく2016年の作品です。
サリュート7号(ロシア語: Салют-7、英語: Salyut 7 )は1982年4月19日にバイコヌール宇宙基地からプロトンロケットで打ち上げられた宇宙ステーションである。1982年から1986年まで有人ミッションに使用された後、1991年に大気圏に突入し消滅した。
出典:サリュート7号 – Wikipedia
この映画を見るまでは当時のソ連の宇宙ステーション「サリュート」については全く知りませんでした。
映画「サリュート7」は作り話ではなく、「アポロ13」同様に宇宙で実際に起こった事故をもとにしているということで非常に似た存在だと思います。
「アポロ13」から20年たっているのでSFXの技術も格段に進歩していて、映像的にもなかなか見応えがあります。
執筆時点ではAmazon Prime Videoで見放題で視聴可能です。
実話をもとにした宇宙映画
「アポロ13」や「サリュート7」は宇宙での実際の事故をもとにしたものであり、他に作り話ではないものがあるかと探したのですが、それらしいものは見つかりませんでした。
直近の宇宙事故はISSで起こっています。
2021年7月30日にISSにドッキングしたロシアの宇宙船「ナウーシカ」のスタスターが突然噴射を始めてしまい、ISSが予期せぬ回転を始めたというものです。ISSが予期せず回転してまうと太陽電池が太陽をとられえられなくなりISS内の電源断につながり、それが生命維持装置の機能停止にもつながるということで、一時はISS内で緊急脱出の準備が行われました。
この事故も何年か後には実写映画化されるかもしれません。
まとめ
映画「アポロ13」が気に入っている方であれば、映画「サリュート7」も見る価値がある。
ロシア映画なんて….というステレオタイプを脇へどけでぜひご覧いただきたい。