2022年4月 最新情報:金沢・近江町の朝食スポット

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ホテルに泊まると朝食付きで予約することが多いと思います。確かに便利で簡単ですがどこのホテルに泊まっても似たようなものです。それよりは朝食無しにして地元のお店で朝食を食べてみませんか?今回の記事では近江町市場エリアで朝8時ころから、カフェ以外でちゃんとした食事をいただけるお店を紹介します。

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近江町市場で寿司狙いなら朝一択

ガイドブックや金沢情報サイトを見ると、「近江町市場エリアの朝飯」=「寿司」みたいなイメージになると思います。

そのイメージはあながち外れではなく、近江町市場では確かに朝早くから営業している寿司屋さんがあり、昼間ならかなり待たないと入れない人気店でも朝なら同じメニューで並ぶことなく同じ価格でいただけますので、近江町市場で寿司狙いであるなら間違いなく朝が良いです。

観光客の出足は遅いので、どうしても昼時が混み合います。また新幹線で午前中に金沢駅について、なんやかんやでまもなくお昼。向かう先は押しも押されもせぬ金沢の台所である近江町市場というわけです。ランチが混まないわけががありません。

近江町市場で並ぶことなく寿司を食べたいなら8時ごろに近江町市場に行くべし。

近江町市場で朝8時もしくはそれより早い時刻から営業している寿司店:

もりもり寿司 近江町店(7時開店、無休)
いきいき亭 近江町店(7時開店、火曜日休み

この2店を外しているガイドブックはおそらくないと思います。

ここのもりもり寿司は経験ないですが、金沢へ行き始めた最初の頃にガイドブック頼りでいきいき亭でお昼に海鮮丼をいただきました。東京の高くてまあまあの海鮮丼とは比べ物になりませんでした。店主氏のフレンドリーなお客様対応もなかなかのもので観光客としてとても楽しいお昼ご飯でありました。

この時は新幹線開通前でコロナ前の2019年ほど観光客は多くなかったのですが、それでも結構待った気がします。

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近江町市場エリアで寿司以外の朝食

昨日寿司食ったから今日は別のものが良い、昨日は美味しい石川県の酒を飲みすぎたらさっぱりといきたい、そんな要望に筆者がお答えします。

お勧め:竹乃家 <昭和のおばあちゃんちの朝ご飯>

近江町市場で働く方々の胃袋を支えているお店の一つがこの竹乃家。お店が開くのはなんと朝6時です。朝ホテルで目が覚めてそのまますっとんで行ってもお店は開いています。

朝7時半頃に行くと朝のブレークの市場のお兄さんたちの朝食タイムです。皆さんが何を注文するのか耳を澄ませるのもいいです(笑)。

▲お店の外観

▲店頭メニュー写真は2022年4月のもの

<営業時間等>
月曜〜木曜:朝6時から9時、10時30分から14時30分
土曜:朝6時から13時30分
休業日:金曜と日曜
食べログ:3.25

特徴はメニューの多さ。市場が近いだけに旬の魚の料理は安くて美味しいです。

何でしたら朝6時からガッツリしょうが焼き、ハンバーグ、とんかつ、かつ丼なども頂くことも可能です。

以前、秋に訪れたとき朝からアジフライをいただきましたが、ちょうどアジが旬で一番美味しい季節なのもあってアジフライが超絶美味でした。アジフライというとどうしても身がパサつきがちなのですが、この時のアジフライは身がとてもジューシーでふわふわでした。何十年と人間稼業をやってきましたが、こんな美味しいアジフライは初めてでした。

アジの旬の季節に訪れたときは是非ご賞味ください。といっても天然物ですから時期や年により当たり外れはありますので、もし外れたらご容赦を。

▲アジフライ定食

肉うどんは肉がたっぷり入ってて、定番の赤巻きが乗っていて美味しいです!お勧めメニュー。

市場のおじさんたちもよく頼んでおられます。

▲肉うどん

筆者は流石に朝からとんかつを頂くほど健啖家ではないので、普段は朝定食(通称「あさてい」)670円をいただくことが多いです。特別なものではなく、おばあちゃんちに行った時におばあちゃんが出してくれた朝ご飯、そんな感じの定食です。

▲朝定食

特に変わったものではなく実家に帰省したら出てくるような懐かしい雰囲気たっぷりの昭和な雰囲気の朝ご飯、旅先でそんな当たり前の朝ご飯にありくつのはむしろなかなか難しいと言えます。

特に目玉焼きとハムとちょっと荒めの千切りキャベツとポテサラなどはもう涙ちょちょぎれます(笑)。

当たり前でシンプルなご飯ですが、これを旅先で食べるのは意外と難しいと思います。

お勧め:百万石うどん 近江町店 <うどん・そば・ラーメン・丼物>

近江町市場の中にあるうどん屋さん。

近江町ダンジョンの中で筆者がいつも探してしまう不思議な店。

いやそんなことはないです、毎回場所がかわるわけないし。
でも、毎回探してしまいます、何故だろう。

Google mapsだけだと分かりにくいので近江町市場商店街のMapへのリンクをつけておきます。

バス停のあるエムザ口から入って鮮魚通りを左側三つ目の通りを曲がります。近江町市場で大手鮮魚店の大口水産2軒に挟まれた上通りを入ると右側にあります。

▲営業中の店頭にはピンク色ののぼりがあります。

<営業時間等>
月曜〜土曜:朝8時から16時30分
休業日:日曜
食べログ:3.42
URL:https://hyakumangokuudon.gorp.jp

券売機方式で入口右側の券売機で食券を購入します。支払いは現金のみでQRコード決済や交通系ICカード、クレジットカードなどは使えません。

うどん、そば、ラーメン、丼がありますが、やはり鉄板は店名にもあるうどんです。

うどんは柔らかめですが博多うどんほど柔らかくはありません。外側はふわふわですが芯はある程度しっかりとしていてアルデンテ風うどんといえなくもないいい感じのいい茹で加減。

つゆは関西風でもなく関東風でもない金沢風。関西(大阪)ほどカツオ+昆布でダシ勝負でもなく、東京ほど醤油で勝負でもない、やや甘めで色は関東風と関西風の間で少し関西寄り。味も少し関西より。関西でも東京でもありそうでないうどんつゆ。これがしっかりした鰹節のだしでうまい!

一度は食べた方が良いのが百万石うどん。海老天、茄子天、季節の野菜天が入って780円。

▲百万石うどん

もうひとつはテレビでも放送されたらしいいなりうどん。

関東の人には馴染みが薄いけれど京都の人にはなじみのある感じのいなりうどん。

一般に言うところのきつねうどんですが、石川県ではなぜかいなりうどんという言い方も結構メジャーだそうであります。

調べてみると、かなざわのうどん文化はかなり京都のそれに近いようです。
京都の人は、京都で言うきつねうどん(短冊の揚げ)をいなりうどんと読み替えればあとは同じです。

おもしろそうなのできつねうどんの比較表を作ってみました。

トッピングと名称きつねいなりたぬき
金沢店によるが、関東のきつねと同じ。短冊状の揚げをうどんつゆで軽く煮たもの。短冊状の揚げをうどんつゆで軽く煮たもののあんかけ。
京都短冊状の揚げをうどんつゆで軽く煮たもの。四角や三角の揚げを甘く煮たものは甘ぎつねという。短冊状の揚げをうどんつゆで軽く煮たもののあんかけ。
大阪四角や三角の揚げを甘く煮たもの。四角や三角の揚げを甘く煮たもの。ただし麺はそばなので、たぬきうどんは存在しない。
関東四角や三角の揚げを甘く煮たもの。天かすをのせたもの。

▲いなりうどん(京都のきつねうどんと酷似)

京都の人でも名前に馴染みはないでしょうが、京都風サイズの大きな揚げを短冊に切ってうどんつゆをしっかりしみこませた京都のきつねうどんとほぼ同じ。京都人的に全く不思議はないですが、他の地域の人には珍しいかも。こちらは500円。

もう一つ玉子うどん。卵とじうどんです。ちゃんと金沢名物の赤巻き(赤白で「の」の字の渦巻きのかまぼこ)が入っています。こちらも500円。

▲たまごうどん

コーヒーとサンドイッチで1000円近くいってしまうカフェよりずっとお安くお腹に優しいですのでお勧めします。

お勧め:四知堂(スーチータン)<本場台湾から出店した台湾粥>

前夜食べ過ぎた・飲み過ぎたなどでさっぱりと行きたい。寿司は胃にも財布にも重すぎる。

そんなときには台湾粥でしょう。

え?金沢の近江町市場エリアに台湾粥?

あるのです、2020年8月にオープンしたお店「四知堂(スーチータン)」。

なんでも台北市内での台湾客家料理のお店がここ金沢に出店してきたそうです。

近江町市場から百万石通りを橋場町(ひがし茶屋街のある方)へしばらく歩きます。

ガイドブックに必ず乗っているであろう「金沢蓄音機館」の手前の歴史を感じる民家です。気づかないで通り過ぎる可能性がありますので注意してください。

近江町から歩いて行くと左手にこういう古い商家風の建物が見えてきます。

店頭にメニュー札が出ているのですが、それがないと台湾粥の店とは思いません。
筆者も長年のお付き合いのあるホテルのスタッフから教えてもらって初めて知りました。
それまでこのお店の前を数限りなく歩いていたのにねぇ

▲お店正面の全景

▲昔の看板のまま

この建物はもともとは老舗塗料店「森忠商店」でした。建てられたのは大正12年。できるだけ建物内外を保ったまま台湾家庭料理の店としてリノベートして2020年8月に開業したそうです。

<営業時間等>
台湾屋台:水曜日以外毎日:8時から16時(台湾粥単品でいただけます)
喫茶:水曜日以外毎日:10時から16時
昼食:水曜日以外毎日:11時から14時
夕食:木曜〜日曜:18時から22時(要予約)
休業日:水曜
食べログ:3.17
URL:https://www.tua-kanazawa.jp
facebook:https://www.facebook.com/TUA.kanazawa/

店内は入ると屋台コーナーで、喫茶で茶と菓子をいただくエリアと、レジ付近の立食用テーブルがあります。

右側奥がテーブルエリアですがこちらは昼食メニュー・予約した夕食メニューをいただくときのみ利用可能です。

朝食に台湾粥をいただくときは立食コーナーのみ利用可(喫茶コーナーも使えますがテーブルがないので食べるのが困難)です。

▲立食テーブルに提供された台湾粥。

▲台湾粥(650円)

筆者は先日台湾粥をいただきましたが、しっかりと鶏肉、アサリや干し海老などの旨み効いた熱々の出汁の粥は絶品です。

ほんの少しですがパクチー(コリアンダー)が入っているので、苦手な方は注文する時にできればパクチーを抜いてくださいとお願いしてみましょう。

本当に美味しかったです。

ホテルスタッフに聞いたところ、台湾から来た旅行者がこの店で台湾粥を食べて台湾のものと変わらない美味しさといったとか。

とにかく美味しい。
これは前夜の食べ過ぎ・飲み過ぎにもぴったりではないでしょうか。

近江町市場のある武蔵ヶ辻の交差点までGoogle mapsによれば約600m、8分程度です。

雨の朝は辛いでしょうけど、夏以外であれば朝方の金沢の雨がしとしと雨が多いので、傘をさして朝粥を食べに行くのもいいと思います。

次回訪問したい:カプリ島 <昭和レトロな食堂>

ANAホリデイ・イン金沢スカイが入っているビルの地下1階にある食堂です。

こちらもまだ未経験ですので情報のみ。

場所は少々分かりにくいのですが、ANAホリデイ・イン金沢スカイがある金沢スカイビル地下1階にあります。

朝食時間帯以外の金沢エムザが営業している時間帯であれば、金沢エムザの地下食品売り場からもここの食堂街に入れます。

<営業時間>
8時から18時
休業日: 火曜日
食べログ:3.41

こちらも竹乃家に負けず劣らず昭和のレトロな雰囲気です。

ビルの地下がいついっても寂れている気がするので気が引けますが、結構地元では人気のお店らしいです。

この地下の食堂街に入るといきなりタイムスリップしたような錯覚に襲われます。

▲お店の外観

▲朝食はモーニングセットもあります。

情報のみ:イルキャンティ金沢 <イタリアン>

馴染みのホテルスタッフから教えてもらったお店で、あいにくまだ筆者は未体験ですので情報だけ紹介します。

<営業時間>
朝食:7時から10時
昼食:11時30分から14時30分(L.O.14時)<日祝は休み>
夕食:17時30分から23時(L.O.22時)<日祝は休み>
休業日:無休(日祝は朝食のみ)
食べログ:3.06
URL:https://www.chianti.co.jp/ishikawa/

ホテル1階にあるお店(出入り口は外側にあります)。

▲ホテルリソルトリニティの香林坊側の角に入り口があります。

▲お店のロゴ

通常はビュッフェスタイルの朝食で1,400円ですが現在はコロナ感染症拡大予防のためにプレート形式になっているそうです。

イタリアンとはいえホテルの朝食利用がメインとなるのでそういう意味では普通である可能性濃厚。

筆者が利用経験がないのでここは情報のみの紹介にとどめます。
ホテル朝食であれば、別にここでなくても….とも思います。

朝食よりはランチかディナーが良さそうなお店です。

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まとめ

今回は近江町市場エリアで寿司以外で朝8時あるいはそれ以前から食べられるお店を紹介しました。

竹乃家、百万石うどん、四知堂は実際に筆者も利用しておりお勧めです。

8時より前であれば寿司か竹乃家、8時以降でよければ百万石うどん、四知堂、カプリ島あたりでしょう。

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